Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

湖南電源 安全性保証回路仕上げ

前回更新に『やらなくちゃと思いながら未解決問題があると億劫でつい先延ばしになり、一旦着手すると止まらなくなる』と書きましたが、先延ばしにしてた重要案件があります。

【小川を渡る急行】
湖南電源安全性保証回路再製作を決めて、ほぼ完成してから5ヶ月放置してます。 納入先『gaou』さんには急がないと言われてますが、いつまで待たす訳にもいきません。

設計修正した回路で後付けトリガーコンデンサを除き部品実装まで完了してました。 ここで止まったのは、パターン面半田付けが視力低下で自信を持てず、発注ミスでLED照明付き拡大鏡作業台入手が3ヶ月遅れた間に、気持が一旦切れてしまったのが一つの原因です。

【肉眼では半分も見えません】
老眼鏡とハズキルーペで途中放棄したパターン面の酷い現状です。  もう一つの放置原因は安易な2CH化でドツボに嵌った判断甘さへの腹立たしさと、これで動作不安定問題解決しなかったら手詰まりで回路解析も無理、結果を見る恐怖感が入り混じった気持でした。 

【拡大鏡で見たパターン面】
拡大鏡使うと基板がほぼ写真通りに肉眼(+老眼鏡)で見えます、これなら半田付け作業できそうです。 願わくば最初に書いた一旦着手すると止まらなくなるのを祈る気持です。

作業開始前の心の準備、確か在庫もう1個あったハズと部品箱をガサゴソ、ありましたコレです、コテ先清掃スポンジです。

従来線フィーダー改修の際に交換しなくちゃと思いながらパス、今回は気合入れる為にもまずは形からです。 水を加えるとン十倍に膨らみます。

左端から着手、ライン19/17部品足位置確認して再半田、ライン18/16と17の未使用ライン/ランドは彫刻刀で銅箔を除去しました、コテ先が触れて半田が乗ると紛らわしいからです。 また電流容量強化が必要な電源/GNDラインも部品足位置確認して再半田盛りしました。

次にライン15/14/13/12の半田をソルダーウィックで吸い取り、未使用ライン11パターン/ランドを除去しました。 パターン電流容量が少なく足曲げ半田してた部品足を伸ばしてあります。 前写真含め基板半田付けは全てLED照明付き拡大鏡通した画像でボケ気味です。

同じ様にライン15/14/13/12部品足位置確認して再半田、未使用ライン/ランドを除去しました。 拡大鏡とLED照明で作業箇所がハッキリ見えるので自信を持って進められます。

作業順調の筆者は良くても、読者は詰まらないので経過省略、新安全性保証回路基板の半田付けを終了しました。 中央上とその右側に出てるトランジスタ足間にトリガーコンデンサを裏付けすれば動作するハズです。

5ヶ月振りに湖南電源引っ張り出しました、配線繋がってるのが様々な検証作業で疲れ果てた旧基板、左が製作した新安全性保証回路基板です。

配線を1本づつ確認して繋ぎ替えました、この作業も拡大鏡作業台を使って行いました。 正常動作してくれよと祈る様な気持ちです。

旧基板から取り外したトリガーコンデンサ1μFを裏付けしました。 この部品を裏付けにした理由は、ラッチ回路起動には10μFでも100μFでも良く、一方で安全性保証回路動作感度等に影響する可能性があるので、実験確認してから最終値を決める為です。 基板をナット固定したのは、配線保護目的もありますが、もう外さない意思のおまじないです。

で、火を吹く事はないと解かってはいても、おっかなびっくりACアダプタ挿して電源スイッチオン、無事立ち上がりました。

ダミー負荷繋いでオシロスコープで常点灯機能してる確認してからブレーキオフ、ノッチ3オン、LOCOモード20秒ほどで約4.5V,速度計上昇も出力波形もOKで異常ありません。

ここでダミー負荷抵抗ショート、安全性保証回路動作して速度計表示が消え、パイロットランプ赤表示に変りました。 正常に動作しており安全性保証回路基板に半田付けミスはないと確認できました。 ようやく性能確認のスタートラインに立てました。


ではまた。

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