Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

続・傾斜地畑周辺の風景製作

寒は開けましたがまだ寒い日が続いてます。 今回は傾斜地畑周辺の風景製作を進め、民家Aの設置準備を整えます。

轍に撒いた砂はボンド原液だったので2日で固着しました。 完全固着してない砂を掃除機で吸い取りました。

境界がクッキリしてて違和感のあった築堤にグラデーション撒きした緑が濃い混合ターフは乾燥したらこんな具合になりOKになりました。

農道轍を含めてフラットアース塗装した紙粘土地表面と、畑手前の民家A境界通路に3種混合砂を撒く為、ボンド水に原液を加えた濃厚ボンド水をタップリと筆塗りしました。

エリア全体に3種混合砂を多目に振り掛けました。 本来なら様子見しながらパラパラ撒く処ですが、目が悪くてもできる簡易工法です。

ボンド水には中性洗剤を混ぜてあり浸透性が良いので、完全乾燥させるとほぼ全量の混合砂が固着してしまいます。 撒布1時間後に掃除機で余分な砂を吸い取りました。 特に農道轍の濃い色の砂が薄っすらと透けて見える程度に吸い取り量を調整しました。

紙粘土地表ベースのフラットアース塗装前に削り込んで作った平坦な場所に小物製作した堆肥置場を接着固定しました。

傾斜地畑と築堤の全景を斜めから確認しました。 削り込んで傾斜を急にした築堤も実感的範囲に収まってますし、6.7%では急過ぎるかと心配した畑の傾斜もOKで、仮に畑が水平だったら違和感が出てしまいます。


ただし築堤斜面が牧草地の様にツルッとしてる事は実際にはなく、飛んできた植物の種が繁殖し、モジャモジャ茂みになってるのが普通です。

と言う事で、緑色と明緑色フォーリッジクラスター片を築堤に植栽しました。 乾燥待ち時間が勿体ないので、畑製作に使用したゼリータイプ瞬着残りを試用すると垂れずに簡単至極で具合が良く、今後も使います。


晩秋の季節設定からすると、本線上擁壁上や看板のある防火帯の様に枯れた植物が混じってないと季節感が出ません。 これはゼリータイプ瞬着でチョイチョイとはできません。

➊枯草色ターフを適量取り出します。
➋ボンド水を加えてよく混ぜます。
➌色が明る過ぎるので、フラットアースを少量加えて色味調整します。
➍ピンセットで植栽し、またまた乾燥待ちです。

着色ボンド水が残ったのでターフを追加して植栽しました。 乾燥後ピンセットで固着してない部分を摘まみ取ります、また色が少し変わるので、必要に応じ補正です。

築堤は乾燥待ちですが、神社境界側は下草だけで神社樹木の幹が丸見えなのは実感的ではありません、こんな場所は誰も草刈りしないからです。

ゼリータイプ瞬着で緑色と明緑色フォーリッジクラスターを接着して背丈の低い灌木や茂みを植栽しました。 今度は県道から農道に入る場所の三角地帯が殺風景です。

神社用樹木製作時に余った紅葉広葉樹をここに植えました。 敷地境界の役割をしてる樹木の列が前に張出し、より明確になりました。 これで民家A奥の風景製作完了ですが、もう一つ絶対必要な小物があります。

【従来線の仕舞畑】
畑の脇には野小屋や物置があるのが普通です。 農機具・支柱・肥料・種子等を保管する為の物で、畑仕事の度に家から運ぶのは面倒だからです。

【摂津鉄道 農業倉庫より】
あるべき物があるべき場所にあるのも摂津鉄道の魅力であり、実在感の源です。 でもこれ以上粗末な物置はないほどの茅屋です。

畑脇物置は6畳前後サイズの掘立小屋が多いのですが、廃車も良く利用されてます。 写真は自宅近くの例で、20年以上前からこの場所に鎮座してます。 建設費不要で鍵を掛ける事ができ、寒さや風を避けて昼食休みや休憩するシートもあるので便利なのです。

従来線南基台のオープンタイプ野小屋の脇に設置してます。 事故廃車流用想定で,思い切り汚してボロボロにしました、遊び過ぎかもです。

セダンタイプ使用例もありますが、一般的なのはワンボックスタイプです。 手持ち候補の一方を畑物置に使いますが、田舎にワーゲンバンは似合わないので、軽バンを選びました。 明るい青色が緑の中にポツンとあるのも悪くない物、さてどう料理するかです。


ではまた。

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