Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

N車両消費電流を計る その2

左目手術が無事終了しました、昨日眼帯を外し術後検査で裸眼0.7まで回復しました。 前回の続編、KATO車両の消費電流を計測します。

【里は雨でも】・・・3/8撮影


2-4.HL/TL消費電流 KATO
TOMIXキハユニ26と編成を組むKATOキハ52を使います。

最初に前後HL/TLスイッチOFFし室内灯のみ点灯します。  これもキハユニ26同様1灯増設してるので純正と異なりますが、並列接続分流方式なので消費電流は同じです。

計測結果13.9mAは室内灯クリア単体14mAと同じでした。

写真全面側HL/TLスイッチをONするとHLが明るく点灯します。 白熱灯の様な色味ですが、常点灯が利くのでLEDです、色差し不要のらしさ演出は嬉しいです。

12V夜景では煌々と前方を照らし、正しく前照灯です。

計測結果29.5mAから室内灯分を引くと15.6mA、TOMIX LED HL約10mAより消費電流が多くなってます。

ディレクションスイッチ逆転でTLが点灯します、昼景でも点灯が解ります。

夜間はこの程度光ってくれた方が良いですね。

計測結果28.7mAから室内灯分を引くと14.8mA、HLとほぼ同等です。 ところでキハ20系単灯式HLは旧型車用で、現在は2灯式が主流です。 消費電流が異なる可能性があるので新型キハ58を計測しました。 未入線整備室内灯なしなので計測は簡単です。

HL点灯させると列車種別表示窓も照明されます、色味はキハ52より白っぽいです。

12V夜景はこの状態、輝度はキハ52とキハユニ26の中間、とりあえずOKレベルです。

計測結果は14.3mA、キハ52と同等で1灯式と2灯式の差がありません。

ディレクションスイッチ逆転し昼景は割愛、TL輝度はキハ52と同等です。

計測結果15mA、キハ52と同等です。

キハ52/キハ58とオハフ33ではTL部構造が異なります、別方式で消費電流が違う可能性があるので確認します。

露太本線式テープLED室内灯を搭載してます、12Vでの確認は始めてです。

常点灯~実用域6Vでキハ52同等の明るさでしたが、12Vではキハ52より明るいです。 実用域外なので関係ありませんが、露太本線式テープLED室内灯PRになりました。

室内灯のみ点灯計測結果は6.9mA、キハ52の半分です。 1灯増設し7mAx2灯のキハ52に対し、3.5mAx6灯のオハフ33、発光効率が同じなら計算上1.5倍の明るさです。

TL点灯計測結果は22.1mAから室内灯分を引くと15.2mA、キハ52/キハ58同等です。


以上結果からN車両HL/TLの消費電流は10-15mA/12V、ただし旧型車白熱灯HL/TLは多分60mA/12Vらしい(所有せず確認できません)と解りました。


2-5.機関車HL消費電流
12V走行時のHL ON/OFF消費電流差を計測すればHL消費電流が解りますが、言うは易く行うは難し全線レール磨きが必要なので理論検証に留めます。 EL/DLはDCと同等で15mA/12V以下と考えて良いと思います、問題はSL(ただしKATOのみ)です。

【『西方より荷物届く』より転載】・・・標準型D51
旧型D51は走行開始直前0.7Vでやっと点灯確認できる程度です、常点灯可能なので当然LED、10-15mA/12V点灯で導光ロスによりこの輝度になってると推定できます。

【『西方より荷物届く』より転載】・・・長野式集煙装置付D51
一方新型D51は極小チップLED直射型に変更されてます。 パッケージ許容損失は5mA 上限、導光方式との効率差が数十倍あるので点灯条件は2-3mA/12Vと推定できます。


いずれにしてもSLの白熱球HLは考えにくく、旧型でもLEDなら最大15mA程度と考えて良いと思います。 今回はここまでにします。


ではまた。

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