Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ブログ記事タイトリングに想う

★ブログは読まれてナンボ、どうアクセス増やす?
ブログは読者が多ければ多いほど張り合いが出る物です。 筆者もそうでしたが皆さんも開設当初は、期待に反しアクセスが伸びず苦しい思いをされたのではないでしょうか?

【ムラゴンinfo.より】
拙ブログが所属するムラゴンではアクセス数増加の為の記事タイトリングについて、アドバイスをブロガーに行ってます。

【ムラゴンinfo.より】
記事タイトルが重要なのは言うまでもありません、『読む』か『スルー』するかに大きな影響を与えるからです。 この後に『キーワード3-5を含める』とかアレコレテクニック事例紹介がありますが、最後は『記事内容のクオリティが何より重要』と締め括られてます。

【中山平の夜】・・・2番線貨物列車通過中
レイアウト製作や鉄道模型サブカテ見ても、『レイアウト製作その3X』の様に素っ気ない方から、読者誘引工夫してるなと感じる方、そして『やり過ぎでしょ』の方まで様々です。 筆者は『過剰にならない範囲で記事内容と整合させ適度に』のスタンスでやってきました。


ムラゴンアドバイスの『記事内容のクオリティが何より重要』は真実で、アイキャッチに走った誇大広告、過剰包装は逆効果なのです。 筆者も経験しましたがタイトリングに釣られて読んだら中身がスカ、『騙された、もう絶対にこのブログ読まない』となるからです。


★マーケティングセミナーの事例
筆者が設計技術者から商品企画/マーケティングに軸足を移す際に受講したセミナーの事例紹介で、30年も昔の話です。 ある化粧品メーカーが肌保湿成分の優れた化粧水を開発し、普及させようと求め易い価格の無印良品として発売しましたがサッパリ売れません。

【ppt.クリップアートより】
そこで戦略変更、凝ったデザイン容器(高コスト)に変更し価格は3倍、人気女優起用のTV CMをバンバン打ったら飛ぶ様に売れ大ヒット商品になったのです。 製品訴求法事例でタイトリングにも通じます、勿論大ヒットしたのは中身の品質が良かったからこそです。 


★この1週間で起きた事と感じた事
拙ブログでこの1週間OUTポイントが異常に多い現象が起きてます。

【3月29日ランキングポイント】
中2日更新移行後、週間平均2,200、ヒット記事で3,000に届く事もあれば2,000下回る事もあったOUTが4,000を超え5,000に届く勢いで倍増以上になってます。 平時10位前後の鉄道カテゴリOUTランキングはBEST5入り最高2位です。 IN/PVの大きな変化はありません。

【3月29日 拙ブログ週間アクセスランキング】
その原因はコレ、通常最新記事週間アクセスは200-300ですが最新3更新はその倍、普段は拙ブログ読者でない方がタイトリングに興味を持ちブログ村から訪問してくれたからです。

【TMS1968年12月号】
5年中抜けのこのTMSを眺めた時感じたのは鉄道模型界の変遷でした。
1963年Nゲージ黎明期:市場は離陸前の滑走路疾走状態
1968年Nゲージ成長初期:市場は離陸し巡航高度へ急上昇中
この感慨を掲載広告から読み取る形で記事にしましたが、仮に記事タイトリングを、
『鉄道模型メーカーの栄枯盛衰に想う』⇒『半世紀前のTMS1968年12月号①』
『鉄道模型販売店の栄枯盛衰に想う』⇒『半世紀前のTMS1968年12月号②』

としてたら、これだけのアクセスをいただけたのか?、多分無理だったと思います。

【KATOプランツシート】
同様に前回記事も、
『KATOさんそりゃーないでしょ!』⇒『KATO新製品プランツシート』
としてたら、アクセスがこれだけ伸びる事はなく、同時にこの記事書いてる3月30日16時に始めて経験した事も起こらなかったでしょう。

【3月30日16時鉄道ブログ注目記事ランキング】
更新から2日半、58時間後の注目記事ランキングで翌日更新された注目度高い常連メンバーさんの記事を抑え1位にランクされてます。 こんな事は多分始めて、タイトリングの重要性を改めて認識しました。

【3月28日/29日アクセス数】
前記事公開の3月28日(日)アクセスは通常の2.5倍に達しました。

【3月30日16時】
また昨年8月から継続してた月間3万アクセス、今月は難しそうな雲行きでしたが継続達成、これもタイトリングが成功したからだと考えてます。 良い記事書きながら、もっと多くの人に読んでもらいたいとお考えの貴方、記事タイトリングを工夫したら如何でしょうか。

【参考情報】・・・ご興味あればどうぞ。


ではまた。

KATOさんそりゃーないでしょ!

3月16日更新でKATOフォーリッジが入手難でプレミア価格になってる、フォーリッジクラスターも市場から姿を消してるとお伝えしました。

【拙ブログ3月16日更新】
これに対し『524spider』さんと『がおう☆』さんからコメントがあり、
★KATOフォーリッジ⇒KATOプランツシート
★KATOフォーリッジクラスター⇒KATOテラプランツ

と製品名変更になってると教えていただき、ありがとうございました。

フォーリッジの在庫がある模型店から9袋調達しましたがまだまだ不足します、プランツシートがどんな製品か確認して置かないと先々困ります。

【筆者常用通販店製品ページより】
欠品中表示で入荷したらメール通知設定しましたが、製品置換ならメール来る事はないでしょう。 レイアウト製作着手した8年前は¥500、これまでに30%価格上昇してました。

【筆者常用通販店製品ページより】
これがフォーリッジの製品説明、『細かいネットに細かいスポンジ粒をからませた素材』と説明してます、380mリットルの容積表示です。

【筆者常用通販店製品ページより】
その置換製品プランツシートは価格が¥100近くアップ、写真なしです。

【筆者常用通販店製品ページより】
その製品説明は『塊になっている葉の素材』で、これだけ読むとフォーリッジクラスターの様で、とてもフォーリッジ同等製品と思えません。 表示も容積から464平方センチと面積に変わってます、塊素材なら面積表示は変です。 通販店はKATO提供製品説明転載してるだけで、KATO HPに説明あったとしてもユーザーにそれを読む義務はなく不親切です。

現物を見なければ何とも言えないと発注し到着しました。 パッケージが変更されてますが、見た目も袋の上から触った感触もフォーリッジです。

開封して広げてみました、スポンジ粒がパラパラ落ち、フォーリッジと色も全く同じです、でも何だか少し小さくなった様な、380リットルと464平方センチでは比較できません。

先日調達のフォーリッジ1袋で針葉樹人工林樹木が31本できました。 延伸線北基台西端に60-70本必要なので、同じ樹木が何本できるかで比較する事にしました。 ハサミで切る感触も素材を幹に差す抵抗感も全く変わりがなく、フォーリッジと完全に同一素材です。

結果には驚かされました、たった20本でした、内容量は約2/3です。

ストックが51本になりましたがまだ不足しそうです。

値上げ率計算すると何と77%、コロナ巣籠り需要で伸びてると思ったら、逆に収入減で趣味費用削減され、経営が苦しいのでしょうか?

だったらこんないんちき臭い手品でユーザー惑わす事せず、苦しいから値上げさせてくださいの方が余程潔くスッキリします。 その方がKATOらしいと思いますがね。

相方フォーリッジクラスターは使い掛けと未開封5袋もあり調達不要ですが調べました。

【筆者常用通販店製品ページより】
欠品中表示でこれも今後の入荷はないでしょう、8年前の¥1,000からやはり30%の価格上昇です。 製品の販売単位が大きく小型レイアウトでは無駄が出るのではないでしょうか?

【筆者常用通販店製品ページより】
製品説明は『スポンジ粒をつながったかたまりとした物』で、容積750mリットルです。

【筆者常用通販店製品ページより】
こちらがその置換製品テラプランツ、写真はありませんが価格は変更なしで同じです。

【筆者常用通販店製品ページより】
製品説明はやはり変更、素材組成説明がなく用途だけです。 そして750mリットルから832mリットルに増量???、実質的な値下げはまずなく値上げだと思います。 フォーリッジクラスターでKATOはどんな手品使ったのでしょうか?
KATOさん、このやり方、らしくないですよ!


ではまた。

鉄道模型販売店の栄枯盛衰に想う

前回TMS1968年12月号掲載広告から鉄道模型製造メーカーの栄枯盛衰を見てきました。 今回は鉄道模型販売店の栄枯盛衰を見ていきます。

【擁壁下築堤を往く】
製造メーカーの多くは販売も行ってました、ただし自社製品と一部取引関係があるメーカー製品だけです、例えばカツミでは天賞堂/カワイ/鉄道模型社製品を扱ってませんでした。


4.鉄道模型販売店
鉄道模型販売店とは各社製品を幅広く販売してる店舗です。

【TMS1968年12月号より】
その代表は各デパートの模型売り場です。 街の模型屋さんも数多く存在し、各社製品販売に加え、模型店独自開発のキットやパーツ販売で特色を出してました。 つまり独自開発品に関してはメーカーでもありました。

【TMS1968年12月号より】
みどりやの広告がそれを一番良く表してます。 カワイを除く大手3社にトビー/つぼみ堂/宮沢模型製品を販売し、独自製品京急1000型ペーパー車体キットの販売もしてます。 みどりやは1993年廃業してます。 

【TMS1968年12月号より】
カツミEF66とピノチオ模型製車体キット写真広告のニットー教材も模型販売店でした。 東京近郊では国鉄駅数駅に一つはこの様な「模型屋さん」があった様に記憶してます。

【TMS1968年12月号より】
右下を拡大すると大手中小全社に加え専業メーカー製品も多く扱っており、『何でも揃う』の看板に偽りなしです。 ニットー教材も時期不明ですが廃業してます、鉄道模型が模型店で見て確認して買う製品でなくなったからです、デパートからも姿消したのでしょうね。

【TMS1968年12月号より】
ピノチオ模型も各社製品を扱う販売店でした、独自製品も多く前出ニットー教材にも供給してました。 リーマンショックを乗り越え生き永らえましたが2013年廃業してます。

【TMS1968年12月号より】
さんご模型も各社製品を扱う販売店でした。 鉄道模型社下請けからのスタートで、プレスやエッチングパーツ品揃えが豊富なのが特徴です。 ここは16番、HO(1/87、12mm及びナロー9mm)部品供給メーカーとして事業継続してます、コア技術の強味だと思います。

【TMS1968年12月号より】
関根模型も各社製品を扱う販売店で、蒸機の特注加工なども手掛けてましたが廃業しました。 当時として珍しく16番とHOを混同しており、マニアから??だったと思います。

【TMS1968年12月号より】
取扱い製品明記してませんが大阪の模型販売店です、オリジナル16番車両携帯ケースが載ってますが、20両入りで電機が買えた高価格です。

【TMS1968年12月号より】
他にも年数回広告掲載する様な小さな模型店が数多く存在しました。 左の北沢理科教材社の地図は、246号線を玉電が走り、首都高3号線がなかった頃の三軒茶屋です。

【TMS1968年12月号より】
そんな中で忘れられないのが二子玉川のいさみやさんです。 高校時代の学校帰りに度々寄り、ご健在なら90代のご主人と模型談義したり、部品/製品情報教えて貰ったりしました。 TMSバックナンバーを高価で引き取ってくれたのもいさみやのご主人です。

【いさみやロコ・ワークスHPより】
それ以来50年以上足を運んでませんが現在も営業してます。 当時からペーパーキットなどオリジナル製品販売に力を入れており、鉄道模型再開時に16番通票閉塞機出してるのを知りました。 オリジナル製品が生き残りの鍵だったのかもしれません。

【TMS1968年12月号より】
珍しい東海地区模型販売店の集合広告が掲載されてました。 小規模店で調査しようもありませんが、その大部分は廃業したと思われます。


通販がなかったから鉄道模型販売店が多く存在した側面はありますが、それだけではありません。 当時の鉄道模型は取扱いが難しくて壊れ易く、修理や調整が必要な製品でした。 信頼できる店員さんやご主人の居るお店から対面販売で買う製品だったのです。

現在私たちが『コンビニ』『通販』『宅配』『ユニクロやワークマン』で購入してる物品を当時は違う場所で手に入れてました。 鉄道模型もそれと同じ事なのだと思います。


ではまた。