Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ユニジョイナー経年劣化問題その後⓫

従来線速度段差発生に始まった本シリーズは、特定箇所ジョイナー接触不良発見と半田付け補修で目に見える問題は解決しました。 しかし様々な計測して見ると知らなかった事ばかり、乗り掛かった舟で解り易い『こうすれば良いよ』にまとめたいと考えてます。

【本シリーズ表紙画像】


◆御礼:150万アクセス到達
お陰様で10月31日に開設以来150万アクセスに到達しました。

【拙ブログ11月1日早朝アクセスカウンター】
丁度原則中2日更新移行満2年の日に当たります。 読者の皆様に感謝ですが、当事者としては100万アクセス到達時の様な感慨はなく『良くここまで来た』、『疲れたな~』です。

90万から130万まで高値安定アクセスが、少し減速傾向で150万到達です。 筆者モチベーション低下が反映されたのか、あるいはコロナ禍の巣籠り需要だったのか解りません。


◆余談:直線レール長KATO/TOMIXの違い
TOMIX直線レールはS280、KATOはS248、何故このサイズなのか疑問感じませんか?。 TOMIXの280mmは20m級N車両2両分でホームもそれに合わせて作られており、解り易く使い易いコンセプトです。 KATOは何故?が長年の疑問でしたが少し見えてきました。

KATOは16番中心の鉄道模型界に、小型化メリットでレイアウト製作を容易にする新提案をしたパイオニアです。 どうしたら乗り換えて貰えるか、16番基準で発想したハズです。 ユニトラックレールシステム仕様を決める際に上記思考をしたのではないかと思います。

そして上記思考プロセスを辿りR315が最初に発売された曲線レールになりました。 直線/曲線レール長を同じにするのは設計思想として解りますが、どちらがユーザーフレンドリーかと言えばTOMIXです。 一連の計測で線路長計算しR315が約248mmと解った時、車両1.8両分弱の中途半端なS248の背景が見えました。 見てきた様な嘘の筆者夢物語です。

【本シリーズより転載】
当社生野駅ホームは近郊型248mmx2とホームエンド186mmx2の868mm/6.2両分を加工して製作しました。 国鉄ローカル線なのでOKですがJR近郊路線や私鉄には使い難い寸法で、こんな処にもメーカー設計思想の違いが現れると、企画経験者として面白く感じました。


6.フィーダー配線抵抗
当社問題発生区間のフィーダーから電気区間端間の給電抵抗は、接触不良ジョイナー半田付けで2.7Ωに改善しても上限値2.4Ωを越えてましたが、フィーダー配線抵抗0.3Ω/3m差により電気区間境界の給電抵抗差が上限値に収まり、追加フィーダー設置しなくて済みました。 この例の様にフィーダー配線抵抗もフィーダー設置を考える際に重要な要素になります。


6-1.KATOフィーダー配線抵抗
延伸線も含めS62Fは全て設置済み、どうしようかと思ってたら助け舟が現れました。

本シリーズに度々コメントを頂戴してる『PINさん』が調査し結果を教えてくれたのです。 電線専業メーカー情報なので、筆者アバウトな計測結果とは質が違います。 0.1Ω弱/mの数値にも納得、1.5m延長コード使っても影響許容限内です、大変ありがとうございました。

拙ブログ長寿記事の一つ上記でポイント配線とフィーダー配線について解説してます。

【同上記事より】
通常方式とコンデンサ切替の方式差があるとは言え、ソレノイド抵抗が低く電流2.2倍のTOMIXポイント配線が細いのは何故?の指摘です。 この中でフィーダー配線は問題ないと解説しましたが疑問が出てきました。

両社のフィーダー配線はKATOが太くTOMIXは細い、KATOは2A仕様電源がありTOMIXは全て1.2A仕様だから差は当然と考えた訳です。 1.2A仕様TOMIXフィーダー配線電流容量が余裕持ってるのは当然ですが、KATO 0.1Ω弱に対してTOMIXは?の疑問です。


6-2.TOMIXフィーダー配線抵抗
本シリーズはユニトラックフィーダー設置基準がテーマで本題から外れますが、疑問があれば確かめたくなるのが筆者の性格、脱線してTOMIXフィーダー配線抵抗を計測しました。

当社メイン電源は自作非PWM、建設着手時にKATO Hyper-Dを多目的電源として、開業後にTOMIX N-1001-CLを常点灯撮影用に購入しました。


◆計測-10

【手持ちTOMIXフィーダー配線】
計測に使えるのはN-1001-CLフィーダー配線だけです。 片側を供給電源変更用にステレオジャック(3A容量)に変更してあり680mm、元の長さが1mか0.75mかは解りません。

問題はオリジナルコネクター側の接続、1/4W抵抗リード線が丁度収まったので、先端をキンクさせて接触圧確保し(したつもり)計測試みましたが、計測値が安定せずダメでした、試験電流1Aは半端ではありません。

そこで0.8mm真鍮線先をヤスって挿し込むとグッと手応えがありました、やり過ぎるとバカになるのでそこで止め曲げカットしました。

電源側はプラグを外し、ショートしない様に給電します。

ダイアル回し10.90V、電流1Aに合わせ込みました。 KATOより細いから配線抵抗高いのは確実、680mmなので11.00V(KATOの1.5倍)から11.04V(KATOの倍)を予測しました。

ところが何とテスター電源側に繋ぎ替えた計測値は11.23Vでした。 何かミスではと再計測しましたが10.91Vと11.24Vで同じでした。 配線抵抗計算すると信じられない結果が。
[11.23-10.90]÷0.68=0.485Ω/m
KATOフィーダー配線の5倍近い値です、もしこの計測が正しければ、レール抵抗0.345Ω/mより抵抗値が高い補助フィーダー用延長コードは全く役に立ちません。 電気に弱いTOMIXでもそれはないだろうと思います、疑わしいのは真鍮線を挿したコネクター接触です。

【通販サイト製品画像より】
となればまた確かめるしかありません。 計測後はストラクチャ照明配線にしか利用価値のない高い買い物ですが、コレポチッしました、届くまでお待ちください。


ではまた。

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