湖南中央駅制御④構内線制御　その2

2020/03/14 06:00

前回の続編、内回り本線から外回り本線へ4/5/6番線の折返し運転のArduino制御です。

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２－５．折返し運転の進路選択
第1本線中間駅2番線折返し運転制御も苦労しましたが、中央駅は折返し可能線が3本もあります、せめてもの救いは中間駅両方向に対し片方向だけの点です。

折り返し運転は補助ボタン1個の方式もありますが、解り易さ優先で各番線に専用ボタンB143/B153/B163を設置する方法が良いと考えました。

内回り副本線5/6番線にB151/B161で到着（留置含む）した列車が、右行せず折返し左行用にB153/B163を設置し上記制御をします。

4番線は5/6番線と異なり、折返し左行しか次の進路がない外回り副本線へ内回り本線から右行進入する運転モードで、B143を設置し上記制御をします。　こんな方法でどうですか？と『がおう☆』さんに提案しました、すると。

折返し運転機能ボタンを並べた筆者提案に対し『がおう☆』さんは到着/出発機能と方向で並べる方法を逆提案されました。

【『がおう☆』さん決定の最終ボタン配列】
図面化して眺めるとな～るほど、確かにこの方が左方到着/出発が縦一列に並び三択になるのでで使い易そうです。　ボタンの数は多くなりましたが、方式は決定です。

◆場内信号機JX停止表示ロック解除問題
内回り本線列車がB143/B151/B161選択時に場内信号機JXが進行表示します。　センサーD通過検出で停止表示ロックされますがセンサーB通過検出までロック解除しません。　例えば4/6番線連続到着時は後続列車に進行表示しない問題が発生します。

【がおう☆さん提供PR画像】･･･転車台
そこでJX停止表示ロック解除条件にB143/B151/B161選択を加える制御にしました、すると留置中の番線選択でも進行表示し、防止には光デバイスによる在線検出機能追加が必要です、そこまでは必要ないと思い問い合わせました。

【『がおう☆』さん回答】
目視確認でOKが出ました、これで折返し運転制御の難題決着です。

◆中間駅に中央駅制御方式適用したら？
第1本線中間駅は4線全て左方/右方一括進路選択をトグルスイッチで行い、待避列車出発信号機停止表示させる停車ボタンを追加設置したスイッチ4個仕様です。　同じ複線本線通過駅なので、中央駅制御方式を中間駅に適用したらどうなるか検証しました。

同じ操作法が解り易いのは確かですが、プッシュボタン8個必要です。　選択表示LEDを含めると制御線数は大幅に増え、現方式で良かったと考えてます。　『がおう☆』さんも納得されてますし、最後は馴れの問題だと思います。

２－６．2番線の進路選択
さて残った一番難しい2番線進路選択制御の知恵の輪を解かなくてはなりません。

2番線は外回り副本線なので、他の番線に準じ到着/出発進路選択B121/B122を図の位置に設置します。　制御法の前に2番線の機能から考えます。

2番線には上記三つの機能があります、従って進路選択B121/B122と従属接続フィーダーFJXの制御は他番線と異なります。　どんな制御が必要かはとりあえず後回しにし、最初に第2機関区入出庫線操作系仕様を決定しました。

協議の結果、第2機関区入出庫線進路選択B129にプッシュロック式ボタンを採用する方法に決定しました。

2番線を第2機関区入出庫線として使うには、左方ポイントを第2機関区へ開通させFJXを2機Fに従属させれば2番線右端まで第2機関区から走行可能になります。

回路構成は上図の通りで、リレーでFJXをデフォルトFJX-bから2機Fに切り替えます。　B129オフ時はFJX＝FJX-b、区別の為に-bを付けてます。　B129オン時Arduinoへ供給される制御信号S129がプッシュロックで常時Hの特性を活かし複雑な制御を行います。　ではこの方法を2番線反対側、支線相互乗入れ機能にも使えるでしょうか？。