Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

スマホでレイアウト散歩③最終回

シリーズ最終回はタイトルに反し乗り鉄編になります。 スマホはレンズ位置が低いのが魅力ですが、それを活かすには幅が広く置き場所は限定されます。 設定も限られ接写も得意じゃない、補助照明を使い何十枚撮影してやっと1枚も多くありました。


◆中山平から生野へ乗り鉄

中山平次発列車まで小1時間あります、喉も乾いたので駅前食堂で遅目の昼食を摂る事にしました。 他に食い物屋も自販機もなし、よろず屋へ行って飲み物とパン仕入れるのも面倒です。 ラーメン60円、サイダー25円、貧乏旅行には贅沢な昼食でした。

蒸機列車の旅は風情があって良いですが、乗り鉄するならDC列車、先頭車運転席後ろのかぶりつき特等席から前面展望を楽しめるからです。 という訳でホーム前方で待ってるとキハ20系混成列車がやってきました、先頭キハユニでなくて良かった~。

発車合図でエンジン音が急激に高まるのに速度は一向に上がらないミスマッチ感がDCの特徴です。 それもまた「遠くへ来たな」と感じさせてくれる要素です。 安全側線ポイント通過時に先刻前を通り過ぎた藁葺き農家が見えました。

駅出口踏切手前横に農業倉庫が見え、警報機音が途切れる前にトンネルに入りました。

トンネルを抜けるとカーブ手前に汽笛吹鳴標識が立ってます。 カーブ先は散歩した警報機のない踏切です、見通しが悪いこの方向は汽笛で列車接近を知らせる仕組みです。

その踏切を過ぎると前方に落石止めとそれに続くトンネル入口が見えてきました。 左から水田・本線・水田と雛壇状に並んだ地形です。

トンネルを抜けるとスイッチバックの信号所、下り貨物列車が待避してました。 高さの違いから本線勾配を実感できます。
[註]本来場内信号機2基ですがスペースがなく通過信号機代用です、両渡線本線直進でない事を含め、残念さが延伸線もう一つのスイッチバック建設の動機になりました。

スイッチバック両渡線は極少数派の本線非直線タイプです。 その先信号所建屋前の短いホームには通過列車を見届け、タブレット回収する信号掛が立ってるハズです(滝汗)

信号所ホーム先から中山平駅舎を見下ろせます、信号所前からS字状に中山平へ下る農道が見えてます。

その少し先では中山平貨物ホームが見えました、ビニールハウスへ続く狭い農道の急傾斜が解ります。

次第に離れながら標高差を増す引上げ線終点が見え、前方に雪崩覆い(延伸線用仮置き)の先に峠越えトンネル入口が見えてきました。

トンネルを出るとすぐに鉄橋でした、両側デッキガーダーとトラスの長い鉄橋です。

側面窓から下を覗いたら目が眩む様な高さ、40-50mはあるでしょうか、深い谷底に逆巻いて流れる川が見えました。

鉄橋先、左手の車窓から生野駅と街並みを見下ろせました。

ここは路線随一の急峻な山岳区間、切り立った崖に落石防止柵や雪崩止め、コンクリート擁壁に沿って進みます。 前方に雪崩覆いとループトンネル入口が見えました。

ループトンネル出口は北町通りの外れです、この目線だと通りの傾斜が解ります。 なお本線左側は従来線唯一の未建設地、当初案は水田でしたが芸がない様で固まらず放置状態です。 2mmコルクマット2枚重ねの路盤が見えてます。

北町踏切を通過し機関庫脇通過中の前面展望です。 列車は40km/h程度まで速度を落としてます。

生野駅3番線進入、乗り鉄もここで終わりです。


◆スマホ撮影後記
スマホ画像試験使用はあっても、低視点特性を活かした用法は今回が始めてでした、筆者自身が「へーっ」と思う新鮮なアングルも発見でき、楽しめました。 最大難産は今回のスイッチバック貨物列車待避画像、数十回レイアウトルーム階段を昇降しました。

【名誉の負傷?】・・・最後の1枚撮影時に破損
しかし狭い場所でカメラアングル探しながらの撮影、生来の粗忽者が視力低下すれば鬼に金棒(獏)、樹木の枝先を折るのはまだ良い方、駅前周辺撮影ではバス停標識を根元からポッキリ折ってしまいました。 そして仕上げがコレ、でも楽しかったです。


ではまた。

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