Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ドライブインの製作⑤住居組立

ドライブインの製作5回目は住居を先行して組み立てます。

【農道は小径となりて山の中に消える】


3-2.住居の組立
GM住宅キットは土台3方向リブで位置決めし、壁と床、壁同士を接着し全体強度を確保する設計です。 食堂と住居土台を一体化したので別の方法を考えます。

正面を除く3面壁を接着し、強度を持たせる為に3mmL材で補強しました。

ほとんど目視不能な0.16mmポリウレタン線を早く安定状態にしないと、いつ断線させるか解りません。 ユニバーサル基板片に明るさ確認して33kΩに決め、正面壁部品の夜間非点灯部屋に自己完結型で配線含め接着固定しました、これで一安心です。

玄関脇の室内製作する部屋ユニットを板紙で作ります、狭小住宅で室内サイズは13x18mm、3畳強ですが全体バランスからこれ以上広くできません。 床だけ2枚重ね、取付時に下駄をはかせて高さ調整します。

室内風景は他の民家用に製作した画像を流用します、3畳部屋にタンスやテレビ置いたら人が居るスペースごくわずかですがね。

こんな具合に貼って、床には明緑色のカーペットを敷きました。 さて、ここで住居位置決めと、壁と床隙間の漏光防止をどうするか悩みました。

結局キット土台のリブ外側を切り落として使う事にしました。 リブに土台厚みが加わり、工程検討せずに部品加工したので補強L材や窓ガラスに干渉する場所があります。

現物合わせで干渉部分をヤスリ落とし、土台に接着しました、泥縄工作です(汗)

照明配線引き出しに都合が良い1階夜間非点灯部屋に3mm穴を2個空け、3面壁を接着固定しました。

手前穴に門灯配線を通し前面壁を接着し、室内ユニットを取り付けます、キット床高さがあるので嵩上げ不要です。 これで残るは屋根と室内照明です。

屋根裏を見ると4ヶ所にダボが出ており、26x26mmでした。
室内照明用ユニバーサル基板を26㎜角に切り出しました。
汚れ仕事役のカッティングマットに両面テープを貼り、LED電極向きを揃え、電極面上(発光面下)に接着します、両面テープが見える様に反射位置撮影しました。
LED間にリング状リード線、両端にリード線と10kΩ抵抗を半田付けしました。 基板に半田付けしないのは信頼性向上が目的です、良く見えないからね(笑)


狭小住宅なのに何故LED2個?、1個で明るさ十分ですが、室内を見せる部屋の配光特性を考慮し2個にしました、他にもメリットがあります、以下ミニ照明電気講座です。


◆直列2灯式は1灯式と同輝度で消費電力半分!
解り易く解説する為、2mA1灯式と1mA2灯式の比較を例示に使います。

LEDの損失(順電圧降下)は3V一定なので上図の様になり、直列2灯式は3mWx2、1灯式は6mWx1で明るさは同じ、光源が分散するので輝度均一性が向上します。 消費電力が倍違うのは抵抗熱損失の差です。 今回は輝度均一性重視で2灯式にしました。


話を元に戻します、住居は2灯式10kΩで0.6mAx2です。

スケルトン照明回路の要所をユニバーサル基板に半田付けしました。
早速点灯試験、OKです。
給電用リード線を半田付けし、ゼリー状瞬着で屋根ダボに基盤を固定します。
屋根・壁隙間漏光防止用スカートを板紙で作り接着しました、外側は黒色マーカーで黒く塗ってあります。

屋根を被せて確認した処、リブのある前面・背面は問題ありませんが側面一部から漏光がありました。 接着すればOKになりそうですが補修性を考え乗せるだけにしたいので、側面壁に遮光材を貼りました。 全く照明技術は遮光技術です。

ようやく住居組立完了、照明点灯状態の昼景です。 この色味でもう少し明るい色が狙いだったのですが、スプレー缶からの選択では仕方ありません。

同アングルの夜景、門灯室内照明共に色差しせず使う事にしました。

グッと目線を低くすると門灯光が直視できます、庇に設置したので表札と屋号看板を照らし読む事ができます。 この壁の質感、モルタルらしくて良いです。

裏側コーナー夜景です、1灯だけ色差しの手もありますが、厨房・風呂場蛍光灯と考えれば白っぽ過ぎません、色差しなしの判断根拠です。


◆今年は半月早く稲刈り始まる
早稲の稲刈りから半月遅れ、10月初旬が例年稲刈りピークです。 雨続きだった一昨年は半数の水田が10月下旬でした、今年はすでに始まりました。

【9月19日撮影】
翌日20日もあちこちで稼働中コンバインの姿を見ました。 適度に雨が降って適度に暑い、今年の様な気候が稲の生育には適してるのかもしれません。


ではまた。

×

非ログインユーザーとして返信する