撮影ポイントと風景製作②
前回の続編です。
2.平らで広い場所 その2
線路と道路の他にも平らで広い場所があります、水田や畑そして学校の校庭などです。 製作物にダメージを与えない配慮をすれば撮影ポイントに使えます。
【水田撮影ポイント例】
当初水田ワラボッチ数を倍程度計画しましたが、撮影ポイントに使えなくなるので減らしました、膨大な手間が掛かるワラボッチ製作の手抜きもあります(笑) ここは水田畔間カメラ台を置いて撮影ポイントに使ってます。
【お寺へ続く道-1】
真っ直ぐに見えて真っ直ぐでなく傾斜も微妙に変化、水平なのは水田面と農家敷地だけ、農家塀まで傾いてます。 製作風景で一番のお気に入りです。
【お寺へ続く道-2】
更に陽が傾くと陰影で軽斜変化や路面凹凸が浮き彫りになり、1人ウットリです。
【野菜畑撮影ポイント】
小さな流れ両側の野菜畑に床マット端材を敷くと撮影ポイントになります。 双方それぞれ角度が取れ重宝してます。 スペーサーを入れて視点を高くする事も可能です。
【重連貨物が往く-1】
撮影ポイントから奥の背景まで約2m実寸換算300mです。 当初予想よりかなり遠近感が出ました、低線路密度・単純線形の効果だと思います。 設計時は昼景/夜景でしたが、途中から夕景にハマって紹介写真も夕景中心になってます。
【重連貨物が往くー2】
角度を20-30度振るだけでも雰囲気が異なる風景になります。
【中山平下り方】
この撮影ポイントの視野角は約150度あります。 安全側線・階段踏切・短いオフセットホーム、全てこの風景見たかったから(筆者個人的価値観です)だと思います。
【校庭撮影ポイント】
7mm厚床マット端材を2枚重ねるとサッカーゴールよりわずかに高くなり、丁度良い高さの撮影ポイントになります。
【夕焼け列車】
小川の向こうは急傾斜、こちらは緩傾斜、そこに鉄道敷設する為に堤を築き山を削り鉄橋を架けたと解る地形です。
【築堤の蒸機】
カメラを振ると築堤カーブを目前に迫る列車を撮影できます。
【野小屋】
校庭から線路を渡り3枚目のワラボッチがない水田から青い背景板を立て撮影した野小屋です。 レイアウトの縁に位置し普段背中ばかり見てるので新鮮な感覚です。
3.平らで広い場所を作る
水田や校庭ほど広さがなくカメラが安定しない場所はスペーサーで平らで広い場所にすれば撮影ポイントになります。
【複線区間撮影ポイント】
7mm厚床マット端材と合板で高さ調整し厚紙を敷いた撮影ポイントです。 手前に平行移動できますが、反対向きはカメラボディが水田堤に当り使えません。
【レールの影】
左上にお寺の山門が見えます、奥ほど傾斜が強く、手前にかけ緩やかになる地形です。 背景まで1.3mですが十分な遠近感を感じます、俯瞰画像では出せない味があります。
【モロコシ畑撮影ポイント】
広いモロコシ畑もスペーサーで高さ調整すれば撮影ポイントになります。 ただしカメラ本体が33‰勾配線路上に乗りますので傾斜補正が必要です。
【軽やかに峠を下る】
笠松信号所両渡り線通過列車を狙えます、トリミングで迫力画像になります。
【スイッチバックで特急待避】
反対向きはレンズオフセットが逆になるので正面アングルも可能です。 この画像は車両とカメラが干渉しない限界位置からですので通過列車動画撮影にも使えます。
【米作り農家横顔】
モロコシ畑と鎮守様を挟んだ反対側野菜畑に同様な台を置いて撮影した風景です。 山懐に抱かれた高さが異なるお寺建物群が立体的かつ奥行感をもって眺められます。 農家は側面壁が淋し過ぎたので資材置き場を追加し、柿の木下が軽トラ駐車場になってます。
過去撮影写真を使えるこのシリーズは暑くて工作も考え事にも向かないこの時期に楽できます(笑) 更に続きます。
ではまた。