Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

KATOさんこんなポイント作りませんか?

筆者がレイアウト建設着手時にユニトラックを採用したのは、お座敷運転使用レール転用が理由で、ローカル線の『ゆとり線路配置』に支障がなかったからです。 KATOをメーカーとして信頼してましたが、KATOファンだった訳ではなく、変な処は指摘してます。
◆KATOさんそりゃーないでしょ!
◆KATOさんチョッと変ですよ!
◆Wさんレイアウト⑦KATO転車台は顧客視点欠如
さて今回の話は拙ブログロングセラー記事から始まります。

2018年5月1日更新ですから5年以上経過ですが、週間アクセス数ランキングに留まり続け、毎週50-80アクセスを維持してます。 レール選択の参考資料として読まれてる様です。

【上記記事より】
この中でTOMIXを以上の様に評してます。 レイアウト建設は普通、
➊サイズ・スペースが決まる。
➋やりたい事の優先順位を決める。
➌レールシステムを選択し線路配置設計する。
の順番で進みます。 拙レイアウトの様に十分広いローカル亜幹線は恵まれた特殊な例で、定尺(1,810mmx905mm)前後のスペースに長編成列車を走らせたいのが人情、するとほぼ自動的にTOMIXを選択する結果になります。 何故ならKATO選択だと最大4両編成なのにTOMIX選択すると最大7両編成走行可能だからです、しかし良い事だけではありません。

TOMIXはPecoポイントを模倣し、より省スペース、電気知識なしでで使える様にしたコンセプトは良くても、設計品質と信頼性が親会社譲りのオコチャレベルです。 お座敷運転に使えてもレール塗装やバラスト撒布するレイアウトに使うとトラブル確実な代物です。


しかも自社製品の低品質で困ってるユーザーサポートは最低レベル、筆者はTOMIXレールはファインどころかフォールティ(Faulty Track)だと考えてます。 意味は欠陥製品・出来損ないと言う処です。

【上記記事より】
同じくKATOを以上の様に評してます。 歯に衣を着せたソフトな表現で、ストレートに書けば、『KATOさん、ユニトラックのポイントラインナップではレイアウト製作を志すファンの多くをTOMIXに取られて当然だよ、工夫が足りないんじゃないの?』となります。


何故そう考えるのか?、高信頼性かつ線路配置自由度の高いユニトラックでTOMIX地獄からユーザーを救うにはどうしたら良いのかの改善提案が線形マニア筆者の今回のお題です。

【KATO HPより】
KATO基本レールセットの一つ待避線付きエンドレスです。 30年前はパワーパック別売、踏切レールがS62の違いでお座敷運転コアに使ってました、R315エンドレスに6番ポイント2個の待避線が付いてます。 長手方向2m強なので6畳間でも4.5畳間でも敷設可能です。

【通販会社製品ページより】
上記レールセットにピタリ収まる近郊型ホーム2個とホームエンドに橋上駅舎を組み合わせて使ってました。 6両編成で長手方向2019mm、定尺に収めるにはS248と近郊型ホーム1個なくして1771mmでギリギリです。 しかしホーム長は620mmになり4両分少々です。

【TOMIX製品紹介ページより】
一方TOMIXは欲張りなファンの為に、実感は別にして、こんな解決策を用意してます。 S280・S140・S70を直線部分に足して長手方向は1750mmでKATOと同等なのに、ホーム長は最大1050mm、7両分が可能です。 これでは勝負になりません、そこで提案です。


(1)ユニトラック魅力倍増のカーブポイント
TOMIXの駅構内線に対し90度から分岐し、定位反位共に45度カーブのゲテモノは論外として、筆者が延伸線採用を決めたPecoコード55カーブポイントのお手本があります。 良い物は真似たらどうですか?

提案その1はR315/30度とR660/15度カーブポイントです。 6番ポイントと同等サイズで設計製造が困難ではないはずです。 選択・非選択、スプリングポイント使用可能、非選択内側レール非給電のユニトラックの優れた点を全て継承した新ポイントで、4本組販売のR315/15度1本付属です。

劇的な省スペース効果があります。 前記レールセット6番ポイント定位直線側をR315/30度に置き換え、カーブ外側分岐が6番ポイント反位側位置になるポイントです。 作図結果R660で表記してますが、6番ポイント置換可能が要求仕様で、R660でなくても曲線の一部でなくてもOKです。


このカーブポイントがユニトラックに加われば、片側186mmのスペース節減効果があり、長手方向2019mm⇒1647mmとなり定尺サイズで6両編成走行が余裕で可能です。 これからレール選択する人、TOMIXに嫌気がさして乗換えを考えてる人の背中を強く押すポイントになるでしょう。

お座敷運転では前図の使い方ですが、レイアウトに敷設するなら左右各2個と端数レールS33使ってこんな事だってできます。 線形より長編成列車運転優先ならアリです。 TOMIXほど不細工じゃないし、何たってポイント信頼性が月とスッポンですからね。


(2)駅構内線省スペース化の三枝ポイント
提案その2は、Peco/とTOMIXにあってKATOにない三枝ポイントです。 省スペース効果でユニトラックの魅力が向上します。

4番ポイントは実感に近い複線間隔33mm実現の為に、基準62mm倍の124mmでなく126mmになってます。 提案三枝ポイントは4番ポイント左右2個直列252mm一方を64mm平行移動した188mmです。 マシン2個内蔵でスペースは苦しくなりますが、工夫してください。

三枝ポイントにはユニトラックシステム整合の為に専用付属レールが2本必要です。 1本は上図R470*で示した122mm長で15度33mm間隔になり、かつS60の様に干渉する道床部を切り欠いたレール、もう1本はS64*でS60同様に干渉道床部切欠きの直線レールです。

三枝ポイントを駅両端に使用した3線駅線路配置です。 1/2/3番線ホーム有効長は5両編成分で同じになります。 長手方向1178mmなのでR315では定尺に収めるのは苦しいですが、R282なら収まります。


KATOさん!、品質で負けるはずがないユニトラックがシェアを伸ばせないのは、長編成列車を走らせたいユーザー願望充足度でTOMIXに負けてるからです。 今回提案したポイント2種はユニトラックシステムの基本コンセプトを崩さず弱点解消になると考えますがどうでしょうか。 なお企画や設計費用は請求しませんのでご安心を。(笑)


ではまた。

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