Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

コンデンサポイント切替電気講座 総集編②

最初は前回の補足です。


2-4. 切替不良時の対処法
当記事推奨コンデンサポイント切替回路で切替不良発生時の対処法は以下の通りです。


①切替不良発生ポイントコンデンサをテスターで導通試験して下さい。 導通(0Ω)の場合はコンデンサショートモード故障です。⇒コンデンサ交換。


②導通試験結果オープン(数MΩ)の場合は、ポイント切替スイッチ充電側でコンデンサ両極間電圧を計測して下さい、電源電圧なら正常です。 オープンの場合はポイント切替配線の接続不良又は断線の可能性があります、確認して下さい。⇒不良箇所補修。


③接続不良又は断線がない場合は、ポイント配線間導通試験をして下さい、約5-20Ωなら正常です。 オープンの場合はソレノイドが断線しています。⇒TOMIX:コイル交換、KATO:ポイント交換、Peco:ポイントマシン交換。


④コンデンサ両極間電圧が電源電圧の場合はドライバー又はピンセット先端でコンデンサをショートして下さい、パチンと火花が飛べば正常です。 火花が飛ばなければコンデンサオープンモード故障です。⇒コンデンサ交換。


⑤上記全試験をクリアした場合は、機械的要因による切替不良です、手動切替で操作力が重くないか、異物が嵌合してないか確認して下さい。⇒TOMIX:コイルを外して掃除し、直らなければポイント交換、KATO:ポイント交換、Peco:ポイントマシン交換。


4.KATO
4-1. KATOポイントの評価
KATOはTOMIX、Pecoに比べバリエーションが少なく、レイアウトプラン自由度は制約があります。 またギャップ設置など使いこなすにはある程度の電気知識が必要です。 内部構造評価は親爺ぃさんの記事を参考にさせていただきました。

 内蔵4接点通電切替スイッチは電流容量に配慮した堅実な設計で通電不良リスクが低く、選択式/非選択式、フログ通電/非通電がネジ締め位置で簡単に切替可能です。 70℃で作動するサーモスタットでソレノイド焼損保護する安全性が高い設計です。


露太本線通電不良はゼロですが、耐水性は低く、筆者の技術力ではバラスト撒布不可能、レール・道床塗装で切替不良が数ヶ所発生し、ポイント交換しています。


4-2. 推奨回路

KATOはポイント配線が1組でも片渡り線は2個、両渡り線は4個のソレノイドが内蔵されています、それぞれソレノイド数の2200μFコンデンサを並列接続してご使用下さい。 両渡り線及び片渡り線2個連動などソレノイド4個まで同時切替可能です。

推奨回路電源アダプターと保護素子(ABCいずれか)です。 ポリスイッチの作動は、両渡り線4個並列コンデンサショートモード故障時だけで、他の場合はポイント内蔵サーモスタットが先に作動します。 従って、電流供給能力が高い電源から2.7A以上を供給し続けない保険目的設置で、サーモスタットで十分とお考えの方は省略可能です。


KATO推奨回路は1種でも良いのですが、ユーザー全員が両渡り線を使用する訳ではありません。 不必要な大容量電源は安全性上好ましくなく、コストも無駄です。

両渡り線を使用しない場合は上記電源と保護素子をお薦めします、片渡り線及びポイント2個連動可能です。 秋月電子に16V仕様がないので15V/1.6Aアダプターを使います。

16Vに比較し切替パワーは落ちますが、筆者従来線使用実績より十分高く実用上の問題は
ないと考えます。 冒頭リンクを貼った親爺ぃさん記事では、12V/1000μF、推奨回路1/8-1/6の実効電力量(おそらく作動限界)で切替成功しています。


5.Peco
5-1. Pecoポイントの評価
Pecoはバリエーションが多いコード55、基本ポイントだけのコード80の2シリーズ構成で、KATOがネジ締め切替しているフログ通電/非通電を、エレクトロフログ/インサルフログの別製品にしています。 組合せ使用容易な道床付レールはなく、使いこなすにはKATO+αの電気知識が必要です。 スケールに近い複線間隔27mmは魅力ですが、分岐角度がTOMIX/KATOの15度より狭く、スペース効率を高める設計が難しいレールです。


通電切替スイッチなしでトングレール線バネで通電しており、通電信頼性はKATO同等か若干低いと筆者は考えています、完璧な通電には補助給電が必要です。 輸入品で高価な事もデメリットですが、筆者技術力でポイント内バラスト撒布可能なのはPecoだけなので、実感重視で建設中の延伸線にコード80を選択しました。


5-2. 推奨回路

Pecoは3線式を2線化して使用するので配線が異なります。 ソレノイド抵抗値が4.8Ωと低いので、推奨回路で作動可能なポイントは1個のみ、連動はできません。

推奨回路電源アダプターとポリスイッチ(ABいずれか)です。 Pecoは保護回路がなく最も大電力なので保護素子の設置を強くお薦めします。


ポイント2個連動する場合は、18V(整流ダイオードなし)又は19V/7A以上の電源が必要です、秋月電子対応品がありませんので個別に調達をお願いします。 保護素子は全てのポイントから電源間に1個入る様に設置して下さい、連動ポイントがないモジュール入口に1個の様な設置法も可能です。(作動時の不良箇所特定の手間は掛かります)


また、ケースバイケースですが配線が長い(3-5m)場合は、Pecoに消費電流が近いKATO両渡り線の筆者実績で約2V電圧降下していましたので、頑健設計のPecoは19V整流ダイオードなしも可能と判断し、個別相談を受けたがおう☆さんへお薦めしました。


以上でコンデンサポイント切替電気講座のまとめとします。


ではまた。

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