Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

令和の田舎の沿線を訪ねて その10

いよいよ旅は四国最終日になりました。


10月15日(日)
県庁所在地の大きな町には、観光客がほぼ必ず訪れる場所があります。 四国では松山の道後温泉、高知の桂浜、高松の栗林公園で、徳島でそれに相当するのが眉山です。 前日は雨で中止しましたが、眉山だけ訪問経験がなく朝一番で行ってみることにしました。

眉山は麓からロープウェイがありますが営業時間外なので、7:00にホテルを出発し展望台まで車で上りました。 駐車場から百数十段の階段を上って展望台に着きます。 眺望方向が北東から南東で、朝は逆光です。

市街地の向こうに紀州水道が見えるハズの方向もこの通り、陽光で眺望が利きません、南国低山なのに紅葉が始ってました。

東から北寄りは少し見えます、四国一の大河吉野川が徳島市街地の向こうに見えてます。 写真撮影には生憎ですが、旅の好天は助かります。

【麻積塚駅】・・・前日撮影
前日ポツポツ雨が降り始めた中を下見した麻積塚駅へ向かいました。 最初から無人駅として開業したので駅舎はありません。

【同上】
その折に雨による計画変更情報として時刻表を撮影しました。 徳島近郊なので運転本数が多くなってます、8:47発徳島行が狙いです。

前日ナビに右だ左だと引き回され厚い雲で方向解りませんでしたが、ここも完全な逆光で、5分前に到着すると、日曜でしたが会社員風の人がホームへ上る処でした。 更に踏切警報機が鳴り出す直前母親が運転の軽自動車から若い女性が降り、ホームに上りました。

この日最初の徳島線普通列車も新型2両編成でした。 駅周辺は畑の中に家が建て込み始めた様な地区で、2人乗車、1人降車でした。 貞光駅に目的地設定して先へ進みました。

阿波池田へ向かう国道に戻った少し先で、前日見て『凄いな』と思った和風建築の家を撮影しました。 敷地300坪ほど、豪壮な母屋の奥にこれで1軒と言える規模の別棟が建ち、屋根の造りだけでもも見応えがあります。 広い前庭の植栽の手入れも行き届いてます。

徳島線沿線の中心地穴吹駅へ寄りました、勿論特急停車駅で徳島-穴吹間区間列車も多く、姫新線佐用の様な位置付けです。 平成時代に大改修を受けたと思われる飾り屋根の付いた凝った造りの駅舎です。

アララ、ここにも丸形ポストが生き残ってました。 標準的ではないけれど、珍しい存在ではないのかもしれません。

地上レベル駅舎からホーム端踏切の島式ホーム2面、それぞれに側線がある4線駅です。

穴吹駅前すぐに国道と吉野川が並行に走り、吉野川に架かる自動車用橋に並行して歩行者用橋があります、時間余裕があるので歩いてみました。

目測で長さ300-350m、川の中央部から上流側を眺めました。

その場所から望遠で穴吹駅を見るとこんな感じです。 次は貞光駅手前の歩行者用跨線橋から撮影予定で、余裕をみて移動しました。

場所選定理由は前日期待外れだった吉野川主役アングルでしたが、反対側もS字カーブで中々の風景、新し過ぎる物が写り込まないのもGOODです。 9:49通過の阿波池田行普通列車を撮影しました。

直ぐに向きを変え吉野川主役の最初の狙いで1枚、この列車は次の貞光駅で徳島行普通列車と交換します。 跨線橋下の駐車スペースから500m先に逆トの字路分岐先に踏切があり、路側帯に駐車可能でした。

列車が国道と走行車両、駐車した筆者愛車を隠す位置にポイントを定めて撮影しました。 やって来たのは土讃線でお馴染みのJR四国旧型DC2連、徳島線で初めて逢いました。 2日間で見た徳島線普通列車は全て2両編成、吉野川下流域は乗客が多いからでしょう。

徳島線沿線旅は終了、山越えして琴電沿線を東に進み高松へ向かいます。 最初の目的地は琴平線羽間駅溜池反対側の狭い道です。 貞光で吉野川を渡り、峠へ上る道の途中から吉野川流域を振り返りました。

山越えして香川県に入り、目的地近くのバイパスができて交通量が減った旧国道で出車を曳行してました、日曜日で秋祭りに遭遇した様です。

讃岐平野の特徴的な風景は溜池と、讃岐富士を始めとする平野の中にポコンと飛び出した均整の取れた小山です。 その双方を入れた1枚です。

Uターン面倒で前進し左折で旧国道へ戻ろうと進むと思わぬ物に出くわしました。 『こんぴら道』の標識で、この狭い道が参拝道だったのです。 石灯篭に燈明が灯され、夜間通行者の足元を照らしたのでしょうか。

残り撮影予定箇所は1ヶ所、時間は正午前で早過ぎます。 国道沿いで場所を探し、脇道の広い生活道路に駐車し踏切脇で列車を待ちました。 稲刈りした後の株から出る新芽はひこばえと呼ばれます。 長野では5-10cmですがここは30cm、穂を付けそうに育ってます。

30分毎運転で警報機が近くにあり時間余裕もある、のんびり20分少々待ちました。 琴平行は昨年乗車した京王譲渡車両でした。 讃岐平野の小山とひこばえの旧型電車です。

20分強待って琴平行が来たならすぐに高松築港行が来るハズと踏切を渡り、植えたばかりの白菜畑の前から撮影しました。 次は最後の撮影予定地、細い道から更に未舗装農道に入った場所でナビ指示が混乱し、同じ処を何度も行ったり来たり、入口が解りません。

そんなドタバタの最中に見かけた民家です。 中央の民家も一段高い処に建つ民家も屋根の形がわらぶき屋根出身に思えるのですが確証はありません、双方共居住中に見えました。

やっと辿り着いた予定地から築堤上を進む列車を撮影しました。 琴電は琴平行をこの車両に統一してる様です。 昨年高松築港駅では京急譲渡車両も見ました。 築堤下は耕作放棄水田で、数年耕作してない様子、他用途転用下準備なのか測量ポールが並んでました。


撮影行は終了、ゆっくり昼食摂って高松へ行っても余裕です。 以前連れてってもらった『うどんツアー』で覚えた名前をナビ入力するとヒットし、長田うどんへ向かいました。

その途中で朝撮影した和風建築豪邸の上をゆく民家がありました。 一つの壁で囲まれてるのでこれで1軒です。 1棟で十分立派な建物が3棟あり、左端に倉や納屋など付属建物一部が見えてます。 これは裏手、表に回れば広く手入れされた庭があると思われます。

混雑覚悟の上でしたが第二駐車場から出る車があり、そこに駐車しました。 幸い10人ほどの行列で、先に注文とトッピング・副菜注文し、会計済ませて番号札を貰って待つシステムです。 人気店毎に看板メニューがあり、ここはと思い出し釜揚げ大を注文しました。

つけ汁は左の徳利に入っており、これを飲んで待つお客も居ます。 刻み葱薬味と生姜を利かせて美味しくいただきました。


高松東横イン14:05着、松山でしたアーリーチェックインができず、ロビーで写真整理してました。 15-17時、Wさん、Sさんと会談、夜の部はHさんを加え平均年齢70歳弱の懇親会で最後の夜を楽しく過ごしました。


ではまた。

×

非ログインユーザーとして返信する