Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

KATOフォーリッジ自作樹木の植樹①

人気のないレイアウト製作記ですが、本来『北基台北西ユニットの製作 その4』とすべきタイトルを変えて実験です(笑) ムラゴンにもタイトリングのアクセス数影響は大きいと書いてありましたから。 さて、川床を製作して川面と川底をどう表現するか具体案はなかったのですが、身近な処に答えがありました。

散歩道で見慣れた用水路です。 水は無色透明、用水路はコンクリートU字溝で、水に濡れた部分だけ色が変わってます。 従来線で試行錯誤し実現できなかった用水路の水流が比較的簡単に実現できそうです。

キーパーツは側溝に使ったチャンネル材、側溝は同色1mmx2mm材側壁ですが、ライトグレー塗装した0.5mmx2mm材側壁にすれば色の違いが表現できます。 チャンネル材内側に水表現素材を先に充填または塗る方法工夫すれば何とかなります。

この考え方を小さな沢へ適用すると、流れの水中に没する部分だけ色を変え濡れた暗い色にすれば良い事になります。 ウェザリング用ダークグリーン薄め液を滲み込ませると、それらしい感じになりました。


川面素材はまだ未検討なので後回しにし、このユニットの80%以上を占める針葉樹人工林、樹木製作と植林作業を優先します。

爪楊枝を幹にした自作樹木は従来線に約100本植樹してあります。 樹高約40mmとチョットしたスペースに置くのに手頃なサイズで、北町踏切脇の広葉独立樹です。

中山平駅裏農道に針葉樹タイプ10本ほどまとめ植えし、並木/防風林的にしました。 しかし、今回製作する下枝を打った針葉樹人工林にこの爪楊枝は都合が悪いのです、上部1/3ほど枝葉が付いたスラッとした姿には太さと高さバランスが悪いのです。

針葉樹人工林製作用に調達した百均の200本入り2パック爪楊枝です。
上が今回調達品、下がこれまで使用してた標準サイズ爪楊枝です、並べると若干細いのが解ると思います。
標準仕様爪楊枝は直径2.4mmでした。
今回調達品は直径2.0mm、長さ同じで太さ20%差は幹露出部が多い人工林では大きな仕上がり形状差になります。

幹の色はマホガニーとRLMグレー1:1に混ぜた暗茶色、元色が純色でないので何とも表現できない木の幹色です。 伸びを良くする為に溶剤を少し加え、塗料がなくなるまで塗ると約90本の幹ができました。

樹木製作専用パレットに1x4材余材に2mm穴6ヶ所空けて幹を立て2枚セット。
枝葉はKATOフォーリッジ緑色です。
畳んであるフォーリッジを伸ばし約12mm角「座布団」を大量に切り出します、滓がポロポロ出ますが大切な植物素材なので後で回収、キムチ容器保存です。
上から1/4~1/5位置に座布団を一つ差し、瞬着一滴垂らして幹と固定します。

固定された座布団の上に角度を変えて座布団を4-5枚重ねます、幹の先が1-2mm見えるのが目安です。
座布団切り出しの端数(サイズ的に約半分)が樹冠になります、重ねた座布団の上に瞬着1-2滴垂らして樹冠を載せて外形完成です。
半分濃度に薄めたボンド水に浸し、絞りながら樹形を整えます。 この工程を抜かすと後でフォーリッジ滓がポロポロ落ち、ボンド水が濃いまたは残ると白化します。
風通しの良い環境なら3時間ほどで乾燥し完成です。

もう1サイクル、1stロットとして24本製作しました、間伐しててもスカスカではありませんし多分100本では不足と予想、枝葉が少なくても容易ではありません。

完全乾燥したたら出来具合により前列に使えるAランク、チョイ落ちるBランク、目立たない場所用Cランクに分別保存、右からABCです。

【植樹カウンター:6】
まずユニット左端の一番狭い場所に6本植樹しました。 ユニット固定、線路敷設、バラスト撒布後にトンネルポータル設置してから手前地面製作し植え足します。

【植樹カウンター:15】
雪崩の通り道になる低い部分は雪崩覆いと直角でなく斜めになってます。 その反対側に奥から4/3/2本と9本植樹し計15本になりました。 右手9本エリアが密生して見えますが、斜面なのでこう見えてしまいます。

斜面に沿った視点から眺めるとこの通り、下枝を打ち下草を刈った風通しの良い人工林になってます。

植樹作業は周囲と干渉しない位置に2mm穴を垂直に空け、幹の先をヤスリで鋭角に落としボンドを塗って差し込みます。 地面幅が広くなるので2列各4本の植樹中です。

【植樹カウンター:23】
雪崩覆いから出た地点、コンクリート擁壁がまだ続いてるのに1stロット23/24を遣い切りました、この時点で総数は100本を超えると確信しました。 樹木大増産が必要ですが、その前に息抜き替わりの小物製作です。

GM着色済み古枕木鉄路柵で雪止め柵を作ります、1本を長短2本に切り分け、切断部横桟を取り除きヤスリで仕上げます。
長い方の両端各2本足を斜めにヤスリ落とします。
鉄路柵底に0.9mm穴を空け0.8mm真鍮線埋め込み予定でしたが、現在の視力でその加工は無理、次善の策として裏側に瞬着接着しました。
コンクリート製の想定なのでオーシャングレーを吹きました、埋め込めなかった真鍮線ほとんど目立ちません。

風雨に晒されたヘビーウェザリングして雪崩覆い出口、下にドライブインが位置する斜面に2段に、1mm穴を空け真鍮線差し込んで瞬着でガッチリ固定しました。 長い方両端ヤスリ落としは地表面に合わせる為です。

【植樹カウンター:39】
増産した樹木を16本植樹し、ようやくコンクリート擁壁・雪止め柵まで達しました。 整然とした人工林は見た目も綺麗です、しかし手抜きができて楽なんて目算は大きく外れました、後何本作る事になるのやら(泣)


ではまた。

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