Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

生野駅ヤード塔改修思案中

ドライブインは仮完成、フィギュア設置目途も立ったので次の工作テーマ物色中です。 その有力候補が生野駅ヤード塔改修、現行品を撤去廃棄し作り直す大規模改修です。

生野駅機廻し線と留置線間にヤード塔が3基並んでます。 55年前友人から譲渡されたHOスケールで、白熱球をLEDに換装し高さを2/3に改造して設置しました。 レイアウト製作夢の象徴だったので採用しましたが、不満を抱えながら使い続けてきました。


★不満点その1:生野には背が高過ぎる
最初の不満点はサイズ、高さです。

地上高136mm、スケール換算20mはヤード塔としてオーバーサイズではなく中型です、ただし生野規模の駅にはオーバースペックだったと設置後気付きました。

【TOMIX製品紹介ページより】
Nスケールヤード塔としてポピュラーなのはTOMIX製、仕様表記ありませんが高さ200㎜前後です。 4灯装備で80mA、大型ヤードに似合う現代風ストラクチャですが、¥500の12Vアダプタで十分なのに推奨電源はN-1001-CL、輝度調整できるだけでPWMは何の役にも立ちません。 余計な出費を強いるTOMIX商法です。 閑話休題。

136mmは給水塔よりかなり高く、風景バランスが良いとは言えません。

そして大誤算がこの風景、役場前交差点から給水塔が駅舎屋根からわずかに見えますが、ヤード塔は高過ぎる位置です。 生野規模の駅ならヤード塔より大型構内灯、高さは給水塔と同程度でこの位置から光源が見えないのが適切です。


★不満点その2:配光特性が悪い
ヤード塔は構内照明が目的ですがスポットライド状部分照明になってます。 つまり設置目的を果たしてないのが2番目の不満点です。

白熱球から換装したのは3㎜砲弾型LED、明るさ半分の半値角±20度のビーム光線で燃料庫屋根付近しか照明してません。 奥に見える機関庫物置前電柱に設置した部分照明は、電流わずか0.5mAですが半値角±60度で周辺をホンノリ照らしてます。

残り2灯は対向配置なので下り方よりまともで、給炭台・給水塔付近を照明してますが、ディレーティングした11mA2灯では輝度不足になってます。


★不満点その3:撮影の邪魔になる
レイアウト手前に背が高く傘の大きなヤード塔が3基あり撮影アングルを制約します。

これまでブログ掲載画像はヤード灯が邪魔にならないアングル撮影に制約を受けました、背が高いだけでなく、先端の曲がりも傘も国鉄設備らしくないと感じてます。

お気に入りの跨線橋もこのアングル付近はヤード塔が邪魔で使えません。


★不満点その4:部分破損の補修困難
前掲写真の上り方ヤード塔は先端が2段に曲がってますが本当は1段でした。

『スマホでレイアウト散歩』シリーズで、身を乗り出して駅前大通り撮影時にベッキンと折り、破損部を接着補修しましたが真っ直ぐになりませんでした。

中央ヤード塔もかなり以前に折り、鉄骨一部が欠損してます。 補修もできず不満点も多い、いつかレイアウト製作と半世紀保管した思い入れのあるストラクチャですが、似合わない物は作り直した方が良いと考え始めています。

【『ドライブインの製作』より転載】
ドライブイン駐車場入口照明の製作法を応用すれば、柱1本に2灯式の大型構内灯製作の目途が立ったので、気持ちが傾いてます。


ではまた。

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