Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ドライブインの製作⑨食堂付属品

今回は全体が形になったドライブイン食堂に付属品を製作し設置します。

【県境トンネルへ】


4-6.食堂付属品

食堂出入口の左側窓の奥はトイレです、昭和40年代の地方なので当然汲み取り式で臭突があります。 細かな工作は避けたいところですが、建物前面の目立つ場所なので省略する訳にもゆかず作るしかありません、ヤレヤレです。

同じ部落KATO民家ストラクチャも汲み取り式、臭突付きです。 拙宅が水洗なったのは平成一桁、それまでは臭突がありました。
別のKATO民家は変わった形の臭突です、ここはシンプルイズベストです。
スケール的には1㎜プラ丸棒が一般的選択ですが、強度不足で粗忽者筆者が折る事請け合い、0.8㎜真鍮線では細いので、0.9㎜真鍮パイプを奢る事にしました。
ネット画像検索すると白が圧倒的に多かったので、白サフを吹きました。

臭突先端にはファンがあり一段太くなってます、材料は2㎜プラ丸棒です。
小型電動ドリルを持ってないので、延伸線床張り用に入手したインパクトドライバーを使います、2㎜ドリル対応で偏心せず速度可変なので作業性良好でした。
平ヤスリで先端を山型に削り、その2㎜下に三角ヤスリで浅い溝を入れました。
溝でカットした2㎜径2㎜長臭突先端をどう加工するか?、ユニバーサル基板片に2㎜穴を空けて嵌め込む方法を考えました。

切断面を平坦にして穴空けしたいのですが山型先端の影響で加工不能でした。
そこで2㎜非貫通穴を空け落とし込むとビンゴ、切断面をヤスリで平坦にし、中心に0.6㎜下穴を空けました、貫通したら元も子もないので浅くです。
下穴を1㎜に広げます。
臭突パイプ先端に瞬着を極微量付けてドッキング、何とか形になりました。

マスキングして先端にグレーサフを吹きました。
さて困ったのが臭突ステー、0.3㎜真鍮線を考えましたが、更に柔らかく加工性の良い素材はないかと目を付けたのが樹木製作に使う0.35㎜アレンジワイヤーです。
0.9㎜ドリルを軸にラジペンでカシメると使えそうな物ができました。
残ってた被覆を剥いてグレーサフを吹いたつもりなのですが、拡大写真で見ると被覆残りがバレバレです(汗)

ステーを臭突パイプに通す際、白色塗装が一部剥がれました。 白は目立ち過ぎると考え直し、全体にグレーサフを吹きました。
汲取口は1.2tプラ板4x6㎜と0.3tプラ板を3㎜穴開けポンチで抜いた2部品です。
3㎜径フタを接着します。
汲取口と臭突先端にオーシャングレーを吹きました、臭突は全体トーンを落とす作戦です。 タミヤスプレー缶にはニュートラルグレーがなくこの色を選択しました。

汲取口をトイレ裏に接着し、屋根を外して臭突パイプ1㎜穴を土台まで貫通させました、組立にも接着固定にも都合が良いからです。 それにしても拡大して見ると食堂壁反りの矯正、もう少し何とかならなかったかなと思います。

四苦八苦して臭突取付完了、再度色が剥げた臭突パイプはタッチアップしてます、散乱してるステー穴削りカスは見なかった事にしてください。

全体像です、あるべき処にあり目立ち過ぎない、まあ筆者としては上出来です。 臭突と共にどうしてもなくてはならないのが営業中の看板です。 今回は集合写真満載、下手でも作れる工作記としてご覧ください、写真撮影と画像加工が工作時間の数倍です。

0.3t  プラ板から9X9mm、9X5mmを各2枚切り出し、カッティングマットに左の様に間隔3㎜で両面テープを貼ります。
台紙を剥がしプラ板を両面っテープに仮止めします。
その両側に高さ合わせの両面テープを2枚貼り重ねます、台紙がツルツルでテープ粘着力が利かないので上を大きく写真の様にずらして作業性確保しました。
看板足にする0.5㎜真鍮線を高さ合わせした外側両面テープに仮止めします。

後工程で分解しては困るので、ゼリー状瞬着をたっぷり盛り瞬着で真鍮線をコーティングし、固着するまで放置します。
両面テープ粘着力が意外に強いので、カッター刃で切り離します。
接着面に粘着剤がこびり付いてます、サンドペーパーで綺麗に落とします。
裏返し三角ヤスリで真鍮線折り曲げ位置をわずかに削ります。

カッター刃の背を支点にしてグイっと一気に120度近く曲げます。
厚手両面テープを貼ったキューブ材に仮止めしマホガニーを看板内側に吹きます。 接着剤部分は綺麗に塗れませんが、見えないので強度重視で割り切りました。
完成形に曲げを深くし外側にマホガニーを吹きます。
シールを貼り付けて看板の完成です。 本来営業中裏側に準備中シール貼るべきですが、朝の風景撮影計画がないので手抜きしました。

営業中看板を入口脇土台奥に0.6㎜穴を空け接着固定しました、手前は駐車場砂利に埋まります。 県道から奥まった位置なので視認性を考えこのサイズにしました。 同時製作したお品書き看板は県道沿い広告塔の足元に設置予定です。


ではまた。

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