Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

撮影ポイントと風景製作③

◆御礼
IN/OUT並びに注目記事ランキングに復帰したところ、皆様からの温かいご支援を賜り感謝に堪えません。 やはりランキング露出効果は抜群です、調子に乗り易い筆者はやる気満々です(笑)


シリーズ3回目です、撮影ポインンと確保の為に風景製作に仕込んだ工夫の数々です。


4.一見何でもない風景が実は撮影ポイント
ここから風景利用の撮影ポイントでなく意図的に設計した風景製作の工夫です。

【北町踏切】
生野駅端機関庫裏通りに北町踏切があり、北町通りと三叉路になってます。 高台に建つGS奥で行き止まりの十字路状未舗装路が伸びてます。 GS敷地の一部で駐車スペースに使われている想定で、風景として違和感がないと思います。

【北町踏切撮影ポイント】
ここはGS脇に有って不思議でないスペースとして設計した撮影ポイントです。 レンズオフセットがあるので、逆方向撮影ポイントには使えません。

【北町通りから生野駅 昼】
駅前広場に続く道と駅構内風景のコラボ、外側から駅構内を眺める視点に立つと雰囲気が大きく変わります。

【北町通りから生野駅 夕】
鉄道施設以外が画枠に入る事で、駅の規模が引き立ち、町並みとの一体感が生まれる様に感じてますが如何でしょうか?

【通学路横断歩道】
駅前交番脇から生野南中学へ道路左側通学路が、造り酒屋の先で道幅が狭くなる場所に右へ渡る横断歩道があります。 丁度跨線橋奥、生野町張り出しスペース境界ボトルネック部に位置します。 境界部を広葉樹もどきの林で隠し、小さな社を作りました。

【通学路横断歩道撮影ポイント】
縦置きでもガードレールがあると2車線道路では無理です。 この横断歩道は生野駅進入列車撮影ポイントして設計しました。 ピンポイントの位置なのです。

【上り方より急行接近】
機関庫のある下り方より地味ですが、この撮影ポイントがなければ進入列車も、南中学に続く狭い通学路の様子も見る事ができません。 普段は駅裏産業道路側からしか見えない工場群の後ろ姿が陽の当らない場所を象徴する風景です。

【鉄道官舎と遠景】
目一杯と言ってもわずかですがカメラを振ると、2棟並んだ鉄道官舎と、はるか遠く小川鉄橋と落石止めを遠望できます。 ちなみにこの区間線路はフラットです。

【笠松信号所入口
ダラダラ登って来た農道がトンネル入口上でピークになる場所が笠松信号所入口、車2台駐車スペースがあり、職員用踏切を渡ると短いホームと信号所建屋があります。 踏切幅に対して鉄路柵開口部が広目にできてます、こうする理由があるからです。

【笠松信号所入口撮影ポイント】
本線は33.3‰、引上げ線は16.7‰緩和勾配、カメラが傾かない治具台にカメラセットすると撮影ポイントになります、鉄路柵開口部はカメラボディ逃げで決まってます。 ここもレンズオフセットで逆方向は信号機腕木が邪魔になり使えません。

【発着線DC待避中】
ホームのない信号所にも駅間路線扱いの引上げ線(信号機2基)と駅に準じる扱いの発着線(出発信号機1基)の区別があり、待避は発着線で行われます。 発着線で各駅停車DC列車待避中の図です、勾配差がハッキリ解ります。

【特急待避】
本線両渡り線は33.3‰、発着線出発信号機まで緩和勾配16.7‰、その先水平です。 かつて中央本線に数多く存在した通過型スイッチバックはレイアウト製作必須条件でした。

【生野南中校門前】
南中学に続く狭い道路は校門前で90度以上向きを変え更に道幅が狭くなります、以前は未舗装農道だったのが、駅裏工業団地建設、産業道路開通で連絡路として舗装された想定です。 撮影ポイントは?、異形畑や県営住宅間駐車場が怪しそうです。

【生野南中校門前撮影ポイント】
道路面と畑面は高さが異なるので、厚紙専用台を置いて撮影ポイントにする設計です。 邪魔になる校門側警報機は固定せず取り外し式にしてあります。

【急行ろふと】
校庭撮影ポイントとわずか15cmの距離ですが、小川に向かい下る農道や段々水田の表情など違った雰囲気の風景になります。

【築堤の貨物列車】
カメラを振れば校庭を視野に入れて築堤を走る列車を狙う事ができますし、キロポストに焦点を合わせた撮影も可能です。

【生野駅下り方ホーム】
生野駅下り方、嵩上げしてない段付きの低いホーム部分です、2-3番線間が広く融雪溝を設置してますがホーム間にカメラを置けません。

【生野駅下り方ホーム撮影ポイント】
そこで低いホームに給水スポートや通信電柱を逃げる台を渡し撮影ポイントにしてます、なおこの撮影台は水田畔間用と共用です。

【特急待避貨物列車 昼】
カメラを目一杯下げ、2番線D51駐機で撮影した上り特急待避下り貨物列車の図です。 ホーム上の台で視点が少し高くなりますが、逆に機関庫やループトンネル出口まで視界に入るので機関士視点より画像としての魅力はアップすると考えてます。

【特急待避貨物列車 昼】
夜景にするとフラットな線路と、微妙にカーブし手前から緩く下って少しフラット、そして上り勾配を強めて生野トンネルに至る北町通りのアンジュレーションが際立ちます。


ではまた。

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