Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

謹賀新年

明けましておめでとうございます、本年もよろしくお願い致します。

今年も可能な範囲で延伸線建設を着工部分から時計回りに進めます。 カーブ鉄橋まで到達すれば良いのですが、解決すべき課題が残っており、やってみなければ解りません。


先日K氏の駅の植物学を掲載しました。 氏が『レイアウト樹木を大きく』と主張されてた事は建設着手時から頭にあり、正月の軽い話題として当社の実態調査結果を紹介します。


★市販品の大木
当社の樹木は市販品と自作品が混在しており、市販品は約100本で全体の1割前後です。

お寺のシンボルツリーにTOMYTECHの杉の大木を使ってます。 樹高を計測すると150mmあり、実寸22.5mは大木と言える高さで、同じ敷地の本堂の3倍近くあります。 この製品は下から幹を積み重ねる構造で、製作が容易で適度に茂った松の実感が良く出せます。

KATO樹木セット針葉樹を使いました、L/M/S3サイズのLです。 この場所に2本植えてあり樹高120mm、実寸18mは大木と言えるでしょう。 このキットには欠点が二つあり1セットで使用中止しました。 枝が短く縦長樹形になる事と、枝が各2本しかなく『ねじりん棒樹形』になる事です。 ねじれは葉と葉の間にフォーリッジ塊の瞬着接着で修正してます。

KATO樹木セット広葉樹Lサイズを生野駅前建物群のすき間に植えてあります。 樹高113mm、実寸17mは数値的に大きいと感じませんが、駅前3階建てビルの後方から存在感を示してます。 枝を拡げた広葉樹なので占有スペースが広く、ほぼ家1軒分あります。


この広葉樹Lサイズは植樹場所が限定されるので、最初の枝分かれ部分で切断し、Mサイズ2本にして使いました。


★自作品の大木
市販品樹木だけではお財布が持たないので、爪楊枝・焼鳥串・フラワーアレンジメントワイヤー・針金などを材料に、嫌になるほど自作し植樹してあります。 樹木に関しては植えても植えても多過ぎる事はありません。

生野町張出し屈曲部の違和感軽減策として針葉樹4-5本まとめ植えしtあり、内3本が自作の大木です。 樹高120-125mmでKATO製針葉樹Lサイズと同じです。 量産したので全線に20本前後あると思います。

最近製作した葉が茂った針葉樹、神社用にまとめて製作し余った3本中2本が大型でした。 植樹すると樹高110mmと115mmm、実寸17mでかろうじて大木と言えるサイズです。

信号所裏の背景板前近景を充実させ、背景は山脈だけにしようと、自作の大型広葉樹2本を追加植樹してあります。 樹高140mm、実寸22mの紅葉した訳アリの大木です。 写真は奥の樹木の樹高計測、手前の1本は線路に近い低い場所に植わっており同サイズです。

訳アリとは前面と側面だけで背面のない樹木なのです、背景板近くに植樹できる様に後方の枝と葉を省略した訳て、見栄えは問題ありません。

裏に回って上から見るとこの通り、レイアウト端面ではこんなのもアリです。 生野町張出しスペースにも1本使ってます。

延伸線植樹済み神社を計測しました。 御神木の大イチョウは大きく作ったつもりでしたが樹高100mm、実寸15mでした、隣の針葉樹は御神木より背が高くては具合が悪いので幹を埋め同じ樹高にしてあります。

大木ではありませんが延伸線国有林の杉として樹高60mmのタイプを植えました。 遠景なので遠近感強調し、気持ちは樹高80mm実寸12mの植樹15年目の若木です。 伐採し製材して出荷されるのは30年後の想定です、兎に角ビッシリ山を埋め尽くしたかったのです。


とまあ現状を紹介しましたが、延伸線の大木は樹高120mm程度になりそうです。 倉元駅前にシンボルツリーを植えてバス転回所にするつもりですが、樹高150mmでは大き過ぎて浮いてしまいます。 従来線の経験から大木はレイアウト端近くが良い様です。

で思い付いたのが延伸線南東コーナー、45度背景板取り外し可能な場所です。 線路を潜った小径がスイッチバック裏の棚田脇急坂を登り、コーナーは伐採樹木搬出の現場作業所にするのが現在の設計です。

このエリアの設計を見直し、基台端に樹高180mm前後の伐採を待つ針葉樹を並べるアイディアです。 線路より30-40mm低い位置に立つので威圧感はなく、この場所の風景端末処理にもなります。 とは言えここまで建設工事が進むのはいつになる事やら、初夢ですな。


ではまた。

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