Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

令和の田舎の沿線を訪ねて その8

足摺岬海上観光キャンセルされたので、竜串のグラスボート遊覧船で海中散歩でもするかと電話すると、9:10発は団体貸切で乗船できず9:50発ならの返事、9:50では遅くなるのでパスして行動計画変更です。


◆10月13日(金)
毎日7時台出発だったので、朝食遅くして朝風呂を楽しみ、ホテルを8:10出発しました。

この日は今回の旅で一番多くのお遍路さんに出逢った一日でした。 ホテル出て1分、足摺岬から西海岸へ向かう最初の1人です。 この日の午後は土讃線沿線を歩き、昨年利用した伊野のホテルを予約してます。 定宿にしてる東横インは何故か高知県が空白地帯です。

【若井沈下橋】
土佐くろしお鉄道と予土線分岐駅若井へ向かいました。 四万十川は約150kmの大河ですが、源流から河口直線距離50kmの大きく蛇行した川です。 山の中の江川崎より上流だとは感覚に合いませんがその通りで、沈下橋を入れた最後の1枚が欲しかったからです。


到着して10分後若井発のくろしお鉄道下り普通列車が窪川方から見え若井駅停車、発車した列車の沈下橋左上ハウス前通過を入れて撮影予定でしたが、いつまでも現れません。

『変だな~』と若井駅へ行って見ると、緩くカーブした線路はハウス左側を通ってます。 地形図から見えると思ってた列車はハウスに隠れてました、解らないものね。

30分後に予土線下りが来ます、若井駅付近の民家を物色し、ちょうど家から出て来た民家の方に断って、そのお宅の敷地内から撮影しました。 ンッこの色は0系新幹線顔のジョイフルトレイン車両、前日半家橋で撮影したダイヤです、毎日同ダイヤ1往復の様です。

【窪川駅舎】
昭和風民家撮影後、隣の窪川に向かいました。 長期間地の果ての駅だった窪川駅舎は?(昨年特急で通ってます)の興味でしたが、何の変哲もない駅舎の有人駅でした。 

駅前に駐車し、高知方の車1台やっと通れる陸橋まで歩き、上から構内を見渡すと、島式ホーム2本の4線駅で、更に左奥に1線伸びてます、貨物線あるいは機廻し線だったかもしれません。 Y字ポイントが一つも見えないのが、いかにも終着駅らしいと感じました。

【エネオス東窪川給油所跡】
長野在住で意識してませんでしたが、今回の旅で良く目にしたのが潰れGSです。 全国的に多いのが時代の流れで、以下要因が考えられます。


➊高燃費車、ハイブリッド車、電気自動車が増加しガソリン消費量が(多分)減ってる。
➋価格競争に勝つにはセルフ化・人件費削減が必要だが、セルフ化初期投資ができない。
➌先細りが見えてるので、経営者が高齢化すると後継者が居ない。


そしてこのケースでは窪川方2-3kmに高知道無料区間入口ができ、長距離走行車が筆者の様な物好きを除きそちらへ流れ、想定顧客が通らなくなったのが決定的だった様です。 山陰道/高知道など高速道は次々延伸して同じ事が各地で起きてるに違いありません。

次の撮影予定地は潰れGS少し先の国道沿いですが、大型トラックや他県ナンバーは通りません、山の中腹を直進する高知道無料区間が見えます。

ここで列車を待った30分にお遍路さんが3人通り挨拶を交しました。 中高年男性が多いですが、体育会系若者も居れば若い女性も居ました。

【土讃線 仁井田-六反地間】
中村発高知行特急『あしずり』です、高知で岡山行『南風』に接続です。 予讃線松山接続は電車特急⇒DC特急で理解できますが、土讃線は2/3両の1両違いと12席のグリーン車があるかないかの違いだけ、乗客利便性考えたら直通運転の方が良い様に思うのですが・・・。


昨年乗車した『あしずり』より新型の『南風』使用車両が使われてました。 筆者には新型も旧型もJRなら一緒、頭の中には『あしずり』ヘッドマーク付けたキハ58系2連準急を思い浮かべてます。 車体くらい洗えよと言いたいほど汚れてました、今の車両は綺麗です。

次の撮影地は車で4-5分先の古風なガーダー橋と、その先に見える民家でした。 路側帯に駐車し撮影ポイントまで徒歩3分。 通過予定2分前にカメラ電源を入れセッティング確認、この時バッテリー消耗サインが点滅し、列車通過時にシャッターが切れない大失策です。


この場所諦める選択もありましたが、更に40分待って普通列車を撮影しました。 昨年坪尻/新改訪問時乗車した単行運転DCです。

この列車は次のポイントで撮影予定でしたが、高知道で先回りできるかもと、次の入口から中土佐ICまで利用しギリギリ間に合いミス帳消しにできました。 ここの集落も落ち着いた建物と刈田が拡がる風景でした。 

次に須崎市を通り越し吾桑(あそう)駅へ向かいました。 ここも典型的なローカル線の小型駅舎でした。 自転車は須崎の高校生だと思います。

対向ホーム列車交換施設のある駅で、駅端踏切と警報機の無人駅です。

本線ポイントは両側Y字ポイントで、反対側には貨物側線がポイント含めそのまま残ってました。 撤去されてる駅が多く珍しい事例です。

駅舎ホーム先端に移動し貨物側線を撮影しました。 貨物線も貨物ホームも残ってます。 当然上屋は撤去したのか朽ち果てたのかありません。

すると踏切警報機が鳴り出し、出発信号機見ると高知方からの下りです。 駅舎前まで引き返して撮影、通過駅なのに40km/h程度の低速でした。

駅舎から出て貨物側線終端部から1枚、上屋のない貨物ホームには腐食防止処置をした枕木が積んであり、保線車両が出入りしてる様です。

下り特急が須崎で交換した上り特急がやって来ました。 警報機があると鳴り出してから準備すれば良いので助かります。 これも低速、駅端ポイント通過制限速度が低い様です。

ホテルまで車で10分の日下駅付近の高台に移動しました、丘の上の工場取り付け道路のヘアピンカーブです。 残念だったのは眺望方向が北西で、逆光になってしまった事です。

逆光で線路の位置が良く見通せず、多分あそこと見当を付け、14:47通過普通列車を望遠レンズワイド端で撮影しました。 出来は別にして、コンデジではできなかった芸当です。 失敗したら30分後の列車で再トライでしたが、15時過ぎホテルに到着しました。

昨年は鉄橋側高層階指定で8階の和室でしたが、ホテルお任せ洋室シングルは最上階9階でした。 まずは標準レンズズームで撮影してみました。

望遠レンズも試しました、試行錯誤練習撮影に格好の場所です。

陽が沈み鉄橋はホテルが建つ丘の陰に入りました。 かなり暗くなっても綺麗に写るのは新カメラのお陰です。 後は夜間撮影がどうなるかです。

前日の足摺岬より宿泊費が安い分は食事の差、この他にひじき御飯とお吸物とお新香です。 食事後シャッター速度優先Sモードで撮影試みるも1/50秒で露出不足、次の列車で1/20秒にしてもまだ不足、次は1/10秒ですが、列車間隔はどんどん長くなってきます。

昨年もこのホテルでは夜食サービスやってました、21:00-22:30です。

麺類好物ですし只の物を見逃す手はないといただきました。

夜更かしすると翌日に響くので、カメラお任せPモード、全画面測光/フォーカスで最終撮影しました。 昨年のシャッター速度1秒で画にならなかったコンデジに比較し十分見られます、高価なだけあると納得です。


ではまた。

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