Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

四国探訪記➎予土線撮り鉄

10日行程の6日目、旅は後半に入ります。 レンタカーで予土線沿線に戻り、撮り鉄がこの日の計画です。 未熟なウデでどうなる事やらです。


★6日目:11月27日(日)晴れ
前夜は10時間睡眠、前日は乗り鉄とレンタカー1時間ドライブだけだったので疲労は軽く、外がまだ暗い早朝に目覚めてしまいました。

【足摺岬の朝焼け】
目覚まし6:15セットで目覚めたのは6時少し前、すぐに東南東の空が白み始め朝焼けになりました。 普段こんな時間に起きません、太平洋から昇る朝日を眺めに行きました。

【太平洋から昇る朝日の一片】
車で2分徒歩3分の展望台には10人近い観光客が日の出を待ってました。 海のない県在住ですからやはりコレは逃せないと撮影しました。

朝食は一番早い7時予約、ナビ検索で2時間弱の土佐大正に10時半までに到着したいので灯台が朝日に染まるのを待てません。 朝食後荷造りしてチェックアウト、足摺岬の宿を8:10に出発しました。 車載ナビ到着予想時刻が10:40でしたがあまり気にしませんでした。


ナビシステムには例えば高速道80km/h、一般道40-45km/h、信号が多い市街地や道幅の狭い悪路は25-30km/hの様な速度設定機能があり、車載ナビの低目の設定で2時間が2時間半になったと思われるからです。 現に行程半分の中村で到着予想は10:25になってました。 

筆者には安心材料がありました、足摺岬-土佐大正87km/1時間54分、足摺岬-江川崎109km/2時間16分の検索結果です。 中村(四万十市)-江川崎間を十数年前沈下橋巡りした経験があります。 川沿い山の中腹をウネウネ走る1.5車線道路で30-35km/hの悪路でした。


ナビが四万十川沿い直行でなく土佐大正経由大回りルートを指示するのは、悪路/良路データ識別で所要時間が少ないから、つまり中村-土佐大正間は良路と考えたのです。 土佐大正25kmの標識が出た時点の到着予想は10:17、『楽勝、ヤッタネ!』と思いました。


★ハプニング その3
土佐大正25kmの標識見てすぐに突然道幅1/3の山道になりました。

【突然豹変した県道-1】
片側山の崖、反対側ガードレールのない谷、しかも曲がりくねってます。 見通し悪いコーナーにカーブミラーありますが目が良くても頼るのは危険、ましてや視力低下した筆者は慎重に進むしかありません、待避スペースも限られ50km/hが半分以下に急低下しました。

道は間違えてません、広域モードでこの程度、詳細モードは画面一杯にウネウネが広がり、ヘッドアップ機能で画面が目まぐるしく回転します。 この時点で最初の茅吹出沈下橋撮影に黄信号点滅しました。 でも焦りは絶対禁物、命懸ける意味ありませんからね。

【突然豹変した県道-2】
どう見ても中村-江川崎より悪路なのに何故このルート指示?、ナビシステム道路属性設定ミスしか考えられません。 この道45km/hで走れるのは夜間ラリードライバーだけです。 約20kmのこの区間で7台とすれ違い、3回は待避場所まで筆者がバックしました。


結局20km区間に1時間を費やし381号線道の駅到着が11:20になりました。 車載ナビタッチパネルは文字が小さく入力ミスは最初からやり直しの使い難い代物でした。 足摺岬出発時も何度かミスって業を煮やし、とりあえず施設・駅・土佐大正でここまで来たのです。

茅吹出沈下橋を上り通過11:22、下り通過11:37、ここから車と徒歩で20分、この時点で諦めました。 トイレへ行ってナビを江川崎駅に再設定して出発したのは11:30でした。 381号線茅吹出沈下橋入口着11:38、沈下橋への400mは道幅狭く駐車スペースなし、対岸に渡るしかありません。 車停めて上下撮影ポイント着は下り通過12分後の11:49でした。

【茅吹出沈下橋】・・・撮影ポイント下河原より
上下撮影ポイントは沈下橋少し手前の道路上、前日トロッコ列車内から下見してました。 その時は小雨で良い撮影ポイントに見えましたが、結果的に快晴逆光でまともな写真撮れなかったと諦め付きました。 休日で対岸に車4-5台車停めて10人程が川遊びしてました。

【茅吹出沈下橋付近下り撮影ポイント】
後15分早ければ下り列車撮影できたポイントです、逆光気味だけど河原から一段高い場所を向かってくる列車を撮れたのですが、風景写真になってしまいました。 ナビ設定に手間取り、難路ルート指示に騙され15分遅れ、悪い事は重なるので事故に注意で進みます。

重い足を引き摺って駐車場所まで引き返し次の撮影場所へ、十川-半家間四万十トンネルを出た381号線です。 撮影場所付近に駐車スペースがなく、橋を渡り終えた右分岐付近に駐車して引き返しました。

真下中央に四万十川本流、遠景に沈下橋、左手山の下段に予土線が通る場所です。 ストリートビューでは絶好と思ったけれど、光線の加減は解りません、ここも逆光、曇りだったら良かったのにと快晴が恨めしくなりました。 1時間強ここで待つ訳には行きません。

その次の下り撮影ポイントを先行確認します。 十川-半家間、半家駅に近い鉄橋です、381号線鉄橋脇と半家大橋上どちらも使えます。 381号線の広い路側帯に駐車可能です。

鉄橋脇撮影ポイントからの眺めです。 前々日江川崎でタクシー使えて県境橋の上から撮影できればここで撮影でしたが逃したので、そちらも先行確認しどちらか選択します。

381号線のこの区間は走り易い道で、車の機動性痛感と共に予土線利用者減に納得させられます。 半家鉄橋から江川崎を通過し2駅半の県境橋まで10分です。 やはりこちらが良いと判断、そろそろ時間余裕が少なくなったので上り撮影ポイントへ引き返しました。

上り13:33通過の写真です。 下見から1時間強経過し太陽真正面、いくら風景主役、鉄道車両脇役でも暗い場所にチラッと見えるだけではね。

部分拡大でようやく解ります。 撮り鉄専門家はウデもカメラも良いのでしょうが、失敗から学んだ様々なノウハウお持ちなのでしょうね。

撮影後江川崎道の駅で遅目の昼食とタバコ休憩、前夜ヘビーな海の幸だったのでメロンパンと缶コーヒーだけです。 ついでに最初の撮り鉄で大失敗したカーブ鉄橋内側から、こう撮れなくちゃダメだったんですね。

【県境橋上流の沈下橋】
下り撮影ポイントの県境の橋へ移動しました、通過予定時間は14:53です。 381号線橋の袂にトイレと駐車スペースがあります。 半家大橋もそうですが四万十川、支流広見川に架かる橋付近には沈下橋があります、橋ができる前は車もここを通行してたのでしょう。

やっとイメージに合う写真が撮れました。 通過時間15分前に駐車スペースに車が停まり、カメラ片手の人が降りてきました、今回の旅で出会った唯一の撮り鉄さんです。 予土線全線の線路上に架かる橋には幅約15m、高さ3mの落下物防止金網が張ってあります、列車を橋上正面から狙う事ができません。 金網奥山側から撮影されてました。


この日の行程を1回で紹介するのは到底無理なのでここで切ります。


ではまた。

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