Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

四国探訪記➍乗り鉄と足摺岬

旅は5日目に入ります。 ブログネタ探しの旅でなく、ブログに穴を空けても行きたい旅でした。 でも行った以上はネタにしたいのが本音、鮮度が落ちない内に連投します。


★5日目:11月26日(土)小雨のち曇り
この日は松丸から若井まで予土線を通しで乗り鉄し、土佐くろしお鉄道で中村へ行きレンタカーを丸3日借りて旅を続けます。 早起きして6時台始発列車撮影のオプションもありましたが、ゆっくり寝て疲労回復優先、8時半起床、10時間睡眠でリフレッシュできました。

遅い朝食後10:19発に合わせ9時半過ぎに松丸駅へ向かいました。 これが昨夜旅館支給の入浴券で行った駅2階温泉で、足湯もあり4-5人の高齢者が10時の開場待ってました。(10時過ぎの撮影で入場されてます)

今回の旅のお供TUMIバッグです、小型キャリーバック使う予定でしたが三脚が斜めにしか入らず、頑丈で機能性に優れるン十回の海外出張の相棒にお付き合い願った訳です。

この日は11月末までの土日に運転されてる『しまんトロッコ号』に乗ります。 釧路湿原『ノロッコ号』は乗りたくて乗りましたが、今回は狙った訳でなく全くの偶然、出くわしたなら乗ってみるかという処です。

定刻に前日宇和島-江川崎間乗車した列車到着、今日は後方に四万トロッコ号併結です。 週末観光列車なので20人近い乗客でした、江川崎までは3回目の乗車になります。 トロッコは四万十川絶景核心部の江川崎-土佐大正間で指定席運用、他区間は締切です。

江川崎停車中にトロッコが開放されました、乗客1人を除きトロッコ利用客です。 土佐大正まで50分、通常より速度を落として運転し土日はダイヤが若干変更になります。 生憎の小雨でビニールカバー掛けてるのが、眺めにも写真撮影にも邪魔で残念でした。

【土佐昭和鉄橋下沈下橋】
前に座ったお若い方とカバーのジッパーを少し開けて互いに支えて写真撮影、これは予土線観光写真に良く使われる土佐昭和鉄橋下の沈下橋で、車中からしか見えない風景です。

【茅吹出沈下橋】
風景楽しみながら撮影ポイントを下見しました。 茅吹出沈下橋は土佐昭和-土佐大正間にある撮影予定地です、翌日撮り鉄で戻って来る計画をしてるのです。 土佐大正で乗客の大半が下車しました、そのほとんどが2時間後の下りトロッコ列車に乗ったと思います。

土佐大正から先も四万十川に付かず離れず進みます、トロッコ運用区間を何故若井までにしなかったかと思える絶景です。

この区間はトンネルが多くトロッコ列車に向かないと判断したのかも知れませんが、直線的に進むので鉄橋も多く、観光価値は高いと思いました。

【草木のトンネル】
草を掻き分けて進む予土線と前回書きましたが、軽便鉄道改軌で路盤が弱く急カーブが多い宇和島周辺だけでなく、高規格で建設された江川崎-若井間も同じで全線に当て嵌まります。 この写真撮影後も草木のトンネルで『サワサワサワ』『カシカシカシ』でした。

【川奥信号所】
若井手前の川奥信号所が土佐くろしお鉄道(旧中村線)との分岐点で、ここから時計回りループ線で標高を稼ぎ中村へ向かいます。

地図で見ると川奥信号所の予土線と土佐くろしお鉄道の位置関係はこの様になってます。

12:00若井着、予土線全線乗り鉄完了でトロッコ列車とお別れです。

昔の鉄道P誌に中村線開業時若井駅開催の記念式典写真が掲載されており、それなりの駅かと思いきや、交換施設のない無人駅でした。

【窪川発中村行普通列車】
予土線列車窪川着で発車した中村行が10分後にやってきました。 新造気動車で車内は小綺麗、液晶パネル表示もあり洗練された印象です。

【再び川奥信号所】
川奥信号所から予土線と別れ中村へ、同じく昔の鉄道P誌にループ線写真があったので、それと解る車窓風景を期待しましたがダメでした。

途中土佐佐賀で列車交換、予讃線アンパンマン列車といいド派手な車体塗装には馴染めません、当世風なのでしょうが古い人間には旅情を削がれる気がしてしまいます。 ここからしばらく海沿いを走り風光明媚、やがて内陸に入り1時間弱で中村に着きました。

中村駅は意外に立派で、跨線橋ホーム2本3線の国鉄時代の標準仕様とも言える駅でした。

【雨上がりの足摺岬】
中村でレンタカーピックアップ、小回りが利き乗り慣れて料金も安い軽自動車です。 足摺岬は車でなければアクセス困難な場所で、予土線撮り鉄も車がなければ無理、双方合わせて3日間レンタルしました。 足摺岬まで1時間弱14時半頃到着、薄日が差してました。

【足摺招き猫?】
★ハプニングその2
足摺岬は2度目の訪問、今回は海上観光を楽しみにしてました。 土佐清水市観光協会問い合わせで渡船業者を紹介され連絡、釣人を送った後の9時が定期、迎えに行った後の16時が不定期と聞き2週間前仮予約、他の予約が入り16時運行決定連絡が3日前にありました。


この日、若井乗換え待ち時に本日16時は天候が悪く波も少しあるので中止と電話連絡がありました。 歯切れの悪い口調で、最初に電話した時『1人では油代にもならないから出せない』と言ってたので、他の予約キャンセルで中止かなと思わせる雰囲気がありました。

【釣人を乗せ帰港した渡船】
宿泊先は渡船母港の伊佐港を足元に見る足摺国際ホテル、チェックイン後港に向かうと、朝送り届けた釣人の迎えから帰った処でした。 チャーター海上観光できないかと船頭さんに交渉しましたが、これから風が出るので無理と言われ断念するしかありませんでした。

客室から16時過ぎの眺めです、素人の筆者には波が荒いとは見えませんでしたが、この時間沖合から足摺岬灯台や洞門を眺めたらどんな景色だっただろうと思うと残念でした。

足摺岬は筆者居住地より700-800km西に位置するので、日没時間が20-30分遅くなる様です、17時半前後に日が暮れました。

今回旅行初の本格的海の幸づくし夕食でした。 国際ホテルと言っても客室は和室、館内浴衣・スリッパOKの和風旅館でしたが、さすがに土佐清水、海の幸を堪能できました。

唯一国際らしいのは食堂でテーブル毎が多い中で一人旅の筆者も個室椅子席で食事を楽しめた事と、宿泊客の中から中国語が聞こえた事でした。

旅の9泊中6泊が全国旅行支援対象プランで、割引総額は2万円強になります。 それと別に四国各県が『おもてなしクーポン』¥1,000または¥3,000発行してくれました。 ただし宿泊当日と翌日が有効期限、足摺岬でもらった¥1,000は軽くて小さい土産に化けました。


ではまた。

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