Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

建設中の露太本線⓱最終回

建設中の露太本線は今回が最終回になります。


6-3.中山平の街並み
まずはこじんまりよした中山平街並みストラクチャ紹介からです。

【便所と駐在所】
建コレ駅前セット付属品です、付属小物を配置し照明を組み込んだだけです。 駐在所パトライトは当然点灯式にしてあります。

【室内照明兼門灯】
駅舎の様に光ファイバーユニット組込みスペースがないので、白熱球を使って門灯を光ファイバーで導光してます。 小さい建物なので球切れ防止抵抗は68Ωを使いました。

【大衆食堂】
駅前の何でも食堂『鳴門屋』はKATO完成品で、照明を組込み裏庭に物置を増築してます。 2階照明は最悪切れても影響少ないので、LEDに換装したヤード灯から外した60年前の白熱球に33Ω球切れ防止抵抗付けて設置してます。 勿体ない精神行き過ぎかもしれません。

【病院】
大衆食堂隣は病院にしました、と言っても手に負えない患者は総合病院へ回す、内科/小児科の町医者です。 2階屋根裏高い位置に砲弾型LEDを設置し、光ファイバー導光で門灯を点灯させてます。 当時自家用車持つのは医者やお寺さんなど1-2割の普及率でした。

【タクシー営業所】
標準LEDの小電流多灯化前の建設初期は照明数を少なくする方針でした。 照明・信号機切替・ポイント切替(後に15V化)全てが12V/3A駆動で、ポイント切替時に照明が一瞬暗くなる現象が予想されたからです。


タクシー営業所は後年なら車庫内に別照明設置した処ですが、事務所に全方向発光する33Ω球切れ防止抵抗付き白熱球を設置し、壁に穴を空けて車庫に光が漏れ出る様にしてます。 

【建設中の中山平】
病院奥の角店単体写真有りませんが、駅舎南線路側ストラクチャ配置した状態です。 上中央に線路右側水田製作前の東基台が見えてます。 貨物側線が割り込んだ1番線ホーム端地面もまだ未製作です。

【郵便局・床屋・農業倉庫 夜景】
北側道路沿いストラクチャは全て建コレキットを組み立て、遮光して照明を組み込んだだけです。 どこにでもある郵便局と床屋にしました。

【郵便局・床屋・農業倉庫 夜景】
郵便局と床屋は市販砲弾型LEDを組込み、2棟直列接続で6mA、農業倉庫は光ファイバーユニットx2で22mAの消費電流です。

【洋館離れのある民家】
これも建コレキットを組み立て、遮光して照明を組み込んだだけです。 母屋は砲弾型LED11mA、洋館は大衆食堂2階と同じヤード灯から外した60年前の白熱球に33Ω球切れ防止抵抗付けて設置してます。

ここも奥から手前の製作で、単体紹介した農業倉庫は設置済みですが、郵便局・床屋・洋館離れのある民家はこれから線路手前安全側線両側に並べて設置しました。 地上給電用真鍮電極板が見えてます。

線路側は決まりましたが踏切を渡ったこの場所をどうするか、ここにも大峡谷と里山との風景端末処理がありました。 峡谷を手前まで延ばさなかったのはそれが理由でした。 東基台が白くなってるのは里山製作に使用したプラスタークロス石膏成分が流れ出た物です。

【製材所】
ここに建コレ製材所を設置しました。 照明は事務所と倉庫が標準LED、中間の作業場が1608LEDの3本直列で、LEDサイズ発光面積の違いにより明るさが違ってます。 小電流多灯化へ照明設計方針を変更するキッカケになったストラクチャ工作でした。

完成設置後はほとんど見えなくなりましたが、敷地内に原木や半製品を積んだり、ホーロー看板設置したりと手を加えてます。 どうしても欲しかったのがフォークリフトでした。

【自作フォークリフト】
市販品は現代の大型の物しかなく欲しいのは小型、ゼロから自作は無理なので市販品部品を使い小型化改造して製作しました。 軽トラより少し小型の物がそれらしくできました。

【製材所完成形】
製材所は笠松信号所から下ってきた道が踏切を渡った場所に里山を背に設置されてます。 小物としてのフォークリフトが良い味出してくれたと自己満足してます、「座る人」調達しましたが運転士未設置です。

郵便局隣の建物1軒分スペースは売地で、生野北町商店街藤和不動産の看板が立ってます。 手抜きした訳ではなく、ここにカメラ台設置して中山平到着/発車列車撮影が目的です。

【貨物ホーム付近完成形】
カメラ台カムフラージュ売地の先は駅構内敷地になります。 貨物上屋に加えKATO給炭台上屋流用の野積み上屋を追加設置しました。

KATOローカルホームより更に低い建コレ貨物ホーム接続部も、スロープで違和感なくまとめる事ができました。

【北側街並み完成形】
駅前から北側を眺めた風景です。 タクシー営業所は少し傾けた配置です。 踏切へ向け下ってるのは前に書きましたが、道は駅構内敷地の形状に合わせS字状に曲り、駅前付近地面を部分的に張り出してます。

【駅前完成系 夜景-1】
駅舎脇は車3台分の駐車場、結局減光し過ぎて電話ボックス照明は解らなくなりました。

【駅前完成系 夜景-2】
南側から駅舎付近を見ると、駐在所と大衆食堂2階の白熱球灯りの演色性の違い、他のLED照明では出せない風合いが良く解ります。

【対向ホームから駅舎】
屋根隙間から漏光が見えてボツにしてた未公開画像です。 低い位置から見ても見えない高い屋根裏に光ファイバーユニットを収納してます。

【南側の街並み完成形】
個別紹介した大衆食堂と病院の他に、角店のよろず屋、消防屯所、火の見櫓、倉庫を設置しました。 消防屯所前から張り出してるのが解ります。

【月夜の中山平】
満月の中山平です、郷愁を感じるのはアラ還世代以上かもしてませんね。 以上長々と未公開画像中心の従来線建設時代振り返りへのお付き合いありがとうございました。[完]


ではまた。

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