Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

採石場ホッパーの製作➍

【摂津鉄道採石場】・・・製作シリーズ表紙

◆照明用LED
ホッパー底に照明LED6灯を設置します。

【3528チップLED電球色】
当社ではこのLEDをストラクチャ照明標準光源として採用してます。 給水塔電柱照明や建物門灯など小型が必要な場所は秋月1608リード線付きを使用してますが、他はコレです。 サイズは大き目ですが電極剥離強度が強く、ワフ29500点灯化にも使用しました。

http://www.temkon.com/led/led-5/led-5.htm#002
これまで調達先を開示してなかったので添付します。 100個単位で調達し常に在庫を持つ様にしてます。 仕様20mAですが、ディレーティングして11mA以下で100灯以上設置し、不良ゼロの高信頼性です。 半値角120度で1608チップLEDと同じですが、電極面積が広いので配光特性が良く、倉元駅舎、機関庫、詰所、信号扱所すべてに使ってます。

アノードとかカソードと電極名記すより、どの方向に電流流せば点灯するか示した方が解り易いと思います、切り込みのある側がマイナスです。


◆照明ユニット製作と取付
LEDは約3Vの損失があるので、12V電源で点灯する場合は3灯直列が最も効率が良く、ホッパー照明も3灯直列2組にします。 ホッパー本体乗せるだけ構造を考えてたので、ワイヤー配線で3mm厚に抑える方法もありますが、信頼性重視で基板を使う事にしました。

➊小型ユニバーサル基板から約8mmx48mm3枚切り出しました。
➋部品面6ヶ所に電極が付きました。
➌パターン面から見ると電極は10kΩ抵抗リード線と解ります、ただし一番右側だけは10kΩリード線を折り返しショートしてあります。
➍ショート部が+12V端子、両側に10kΩとLED2本直列基板を接続して2回路、その両端がGND端子でLED電流は0.3mAになります。

6ヶ所の電極とLED電極に半田上げし、指定方向に半田付けしました。

半田付けしてない電極側にリード線を挿して曲げ、LED電極に密着させてから手早く半田付けしました、モタモタしてると熱が回り反対電極の半田付けが外れてしまいます。

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6灯の電極半田付け終わったら配線し点灯試験、3灯x2回路6灯全て同期度で点灯しました。 眼が悪く自分の半田付け信じられないので、ピンセットで軽く引っ張り半田付け不良がない事を確認しました、ヤレヤレです。

このままホッパー底に組むとLEDが建築限界内に飛び出しますし、発光面が見えるのは味気ないので、1.2tプラ板をスペーサーとして貼付しました。 またLED発光面に当社標準仕様マスキングテープを貼って色味調整してます。 建設初期はクリアオレンジ色差しで色味調整してましたが、電球色LED発光色を白熱球色に見せるにはこの方法が安定します。

LED穴位置をヤスリで微修正し6灯を取り付けました、スペーサー1.2tプラ板をホッパー底に瞬着固定、配線も数ヶ所位置決め固定しました。 なおホッパー底取付前にφ1.0穴に通した給電線は給電方法変更の為、長い配線に交換(穴通すのに一苦労・・・)してあります。

スペーサーを入れたのでLED発光面は狙い通りホッパー底板とほぼ同一面になってます。

その代わり照明基板部は長手梁より上へ飛び出しており、ホッパー本体は乗せるだけ構造を変更し底の逃げが必要になりました。

実際には有り得ない角度ですが点灯状態を確認します。 6灯全て同期度同色味で点灯しておりOKです。 明るさは機関庫より1ランク明るくしてます、機関庫は足元を照らし作業はカンテラかヘッドランプに対し、ホッパー下はこの照明だけで作業する想定だからです。

完成時見えなくなる場所で照明配線処理を行いました。

早速夜景確認しました、レールとホッパー高さ関係は完成時と同じです。 夜間残業があったかは別にして、作業可能なイメージ通りの明るさになりました。 縦柱の影が生む明暗の縞は予想してなかった光景です。 なお上方光漏れはホッパー本体でカットされます。

昼間の風景も様子見しました。 貨車が黒く確認し難いですが点灯してるのが解ります。

貨車をなくすと点灯が良く解ります、コンクリート壁の替わりに30mm角材を置いてますが、この様な角度で見ると奥にも柱を立てて良かったと思います。 切りの良い処で。


ではまた。

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