Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

新型コロナ先行きと困り事

連日各自治体の新型コロナ感染者数増加が報じられ、一時期首都圏・関西圏・北海道・福岡に限定されてた新規感染者地図が、岩手・島根など数県を除き全国へ広がってます。

【公開情報より】
一ヶ月近く新規感染者のなかった長野でも連日の発表、ほとんどが東京・大阪起点とその濃厚接触者、警戒レベルが引き上げられ多発地域への外出自粛要請も出ました。 それにしても第一波に対する人の接触機会削減方針と、それに従った国民の行動が米国や南欧の悲惨な結果を回避できたことがグラフから解ります。


6月19日の県境を越えた移動自粛要請解除2週間後の7月上旬から増加に転じ、特段の対策なしの一ヶ月経過で10倍になりました。 経済はこれ以上止められない、我慢を強いられた人達の解放感を責められません、今度の盆休みには渋滞が発生するでしょうね。 

【公開情報より】
政府は緊急事態宣言再発令する状況にないとコメントしてます。 その背景が死者数下げ止まり、つまり若年層中心の感染拡大で重症者が少なく医療体制逼迫に至ってないからです。(沖縄を除く) ただし今の数字は2週間前行動の結果と考える必要があります。 


都会では感染経路不明の市中感染段階にあり、数学モデル的には2週間後に3千人/日、盆休み移動の結果が出る月末から9月初旬に5千人/日を上回る結果が予想されます。 盆休み帰省自粛要請が出ても強制力罰則なしでは効果は限定的、一度緩めたタガを締め直すのは非常に困難です。 この状況推移に筆者は大変困ってます。

開催告知から楽しみにし、夏の終わりには東京行きが可能に落ち着いてるだろうと踏んでた『風太郎』さん写真展が東京緊急事態宣言の可能性が高い時期に重なるのです。 この予想当ったら、自分だけでなく家族や地域へのリスク回避で諦めるしかありません、先の状況が見通せず、高速バス予約もギャラリートーク申し込みもできず悶々としてます。


★写真展詳細はコチラをご参照ください。
https://fotopus.com/showroom/index/detail/c/2894


この写真展は2度のミャンマー詣でを材にしており、ご本人も書かれてますが鉄道と人々の暮らしが濃密な関係に現在もある、40-50年前の日本に通じる姿が、言葉・文化は異なれど色濃く流れてる魅力があります。 筆者には逞しいミャンマー女性達が、モンペに姉さん被りで大きな荷物を背負った行商の日本のお母さん達にダブって見えます。 

【拙ブログ2016.08.30更新】
4年前の写真展に訪問しお目にかかりました。 『風太郎』さん作品は鉄道写真でも鉄道車両写真ではありません、まず旅ありきで、旅先で出会った風物、自然や人々の暮らし、その移ろいが主題と感じてます。 鉄路のある風景をテーマにする筆者と相通じるコンセプトが熱烈なファンになった理由だと思います。


◆『風太郎』さんブログプロフィールより
1962年東京生まれ。1980年代、田舎列車で全国を旅する。その後長い空白期間を経て最近復活。撮りモノはローカル線一本槍、根っからの叙情派。鉄道車両が写っていなくとも、「旅」が写っていれば良しとする。「鉄」なのかそうでないのか。


ご本人も自己紹介でこの様に書かれてます、生まれも放浪旅時期も丁度一回り12年違います。 筆者が就職結婚で鉄から離れて蒸機の姿が消え、オイルショック、狂乱物価を経て日本が豊かになった激動の12年を経てなお、ローカル線沿線には筆者が体験した昭和の残滓が至る処に残っていたのだと教えられました。


懐古趣味と言われればそれまでですが、現在に比べれば不便でまだまだ貧しかった当時の日本、それを不満に思う者はなく明るいハズの未来を目指し希望を持って生きる事ができた時代の空気感は、作品と筆者体験のコラボ鑑賞なのかもしれません。


話を戻し困りました。 半年振り開催予定だった8月句会も昨今の情勢を受けメール句会に逆戻り、明るい兆しは見えません。 オンライン写真展とか、ギャラリートーク動画公開は我儘過ぎですね、本当に困りました。


ではまた。

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