Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

北基台北西ユニットの製作 その2

今回は百均での買い出しからです。

8個入り30mmキューブ材を3セット、爪楊枝200本入り2パック1セット、〆て¥440のお買い物です。

30mmキューブ材を3個ボンド接着すると高さ90mmの柱ができます。

これを延長区間風景基準板と台座接続板上に置くと背骨30mm角材と同じ高さになり、板紙を貼ればコンクリート擁壁部の様に風景製作ベースになります。 30mm角材から切り出すより、安い・早い・正確です。

【カラマツ人工林】・・・林野庁HPより
爪楊枝は植林針葉樹林に使います。 このユニットの線路から上は国有林の想定です。
間伐されてるので密度が自然林より低い。
下枝を枝打ちしてるので枝葉があるのは上部1/3程度。
手入れされており下草は生えても藪状に植物が密生してない。
以上3条件全て製作の手抜きに好都合です(笑) 紅葉しませんが整然とした森林も美しい物です。 地面製作前に小物を製作します。

GMトンネルポータルの使わない袖石垣で小さな擁壁を作ります。
2個セットになってる山型部分をカットします。
直角の基部を斜めにヤスリ落とします。
自立する擁壁面ができます、設置するのはR718曲線区間なので手を加えます。

両端を台形にヤスリ落とした5mmプラ角棒中央に角ヤスリで斜めに3mm幅の溝を掘り、3mmプラ角棒を接着します、角度約75度、突出量1.5mmです。
擁壁中央を3mmプラ角棒に接着し、両側は撓ませて5mmプラ角棒に瞬着接着すると弧を描いた擁壁になります。
板紙とプラ角棒で天面積石ベース兼稜線取付板を作り、
直角に補強板紙付けて接着しました。

板紙製天面積石接着すれば形状完成です。

どうもレイアウトルーム昼白色LED照明では写真のホワイトバランスが崩れ目で見た色と変わってしまいます 側溝オーシャングレーより明るい色を吹きました。 こんな具合に設置します、湾曲により中央がわずかに浮いてますが側溝間地面で隠れます。

前回地面製作整合性の為延長したコンクリート擁壁接合部に色を塗り、5.5mm材木っ端で床を付けました。 側溝脇地面はフラットアース塗装しました。

R718型紙で切り出したコルクシートを側溝山側に貼りフラットアース塗装しました。

30mmキューブ材の足を立て風景製作用天板を貼りました、右側は構想が固まってないので天板は広く、足は接着してません。

カーブが膨らんだ位置に小型擁壁を接着、ボンドまだ乾いてません。 鉄道敷設は真っ直ぐ平坦が理想、それを許さない自然と折り合う為に曲線・勾配・築堤・鉄橋・トンネルが設置されます。 この位置には意味があります。

レイアウトは逆の順番、まず線形から決めるので自然の方を合わせなくてはなりません、ここに小さな尾根があり乗り越えて先へ進む必要から擁壁が設置されました。 従って擁壁上部に小さなピークがあり、ここが延長部風景基準板の最高点になります。

左端の雪崩覆い複雑形状コンクリート擁壁地表下地製作は、まず余分な地表面をカットしました。
擁壁裏に取り付けた5mmプラ角棒を利用し0.4tキット箱紙から現物合わせで切り出し、擁壁と完成した地表面を接続接着しました。
同じ箱紙で線路脇地面・擁壁接触面・②で貼った地表面糊代の部材を作り設計位置に接着しました。 厚紙は平面組合せになりますが、この様な造形に便利な素材です。
稜線板2枚を取り付けて左端の地形骨格は完了です。

両擁壁間はなだらかな地形なので下段は0.4t、中段/上段は植樹強度を考慮し大型キット箱紙(推定0.6t)で最低部スペーサー接着で省力化しました。

さて困ったのが右端、小さな沢でトラフガーダー橋下の流れを作成するのですがアイディアが浮かびません。 とりあえず風景製作天板を線路Rに合わせカットしましたが、足の固定もできずしばし考えました。

ここは削り出ししかないと腹を決め、天板カットし足を接着固定しました。
5.5mm130mm幅材から澤ブロックベース(赤フチドリ)を切り出し、この位置に取り付けます。
ベースに断熱工事で余材30mmスタイロフォームを縦3列接着しました。
ユニット背骨角材上に30mm前後2個(背骨角材に接着せず)、川下側に天井断熱余材40mm厚を接着しました。

固着した沢ブロックをユニットから取り外し流れの位置をケガいてイメージトレーニング、複雑地形削り出しは初体験なので重要なステップです。

削り過ぎはやり直しできない、彫刻刀は全く役立たず大型カッターで削り出し、2時間で仮完成しました。

定位置にセットしたユニットに置いて見ました、骨組完成稜部線ラインをカットしましたが自然に繋がりそうで、少し修正すれば削り出し成功になりそうです。


ではまた。

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