眼病のはなし
アラカン世代が集まると話題は孫と病気になると言われますが、アラコキ(古稀)世代が集まると孫は成長し病気の話が更に増えます(笑)
昨年末、細かな作業ができず外部委託した背景説明に、視力低下が進行し眼科受診したら白内障と診断されたと書きました。 私事で恐縮ですが今回はその続きのお話です。
【湖南工場へ入線整備委託したD51長野式集煙装置付】
HLに色差し予定ですが、視力低下と同時に遠近感も低下してるので先送りしてます。
【ひとごとではありません】
調べたら80歳以上発症率100%、つまり体より先に眼が寿命を迎える、いや眼がダメになってなお命が尽きないほど長生きになったと見るべきかもしれません。 この表からすると筆者の60代末発症は標準的、50代半ば過ぎたらご用心です。
高齢者クラブ先輩は白内障手術も先輩、3-6ヶ月待ちの地元でなく薦めに従い、松本市の専門病院紹介状を書いてもらい、先月末術前検診を受けました。
白内障は水晶体が濁り視力低下する病気です。 遺伝性角膜変性でレンズカバーにゴマを撒いた様な濁りがある筆者は、40過ぎから眼底写真が写らない状態でした。
【白内障手術内容】
白内障手術は確立された技術でわずか15分で済みます。 ただし上記角膜変性の影響で替わりに入れる眼内レンズ度数計測が困難な医者泣かせの眼だそうです。 手術3-6ヶ月後に安定してからメガネ作り直し、視力回復には時間とお金が掛かります。
診断技術の発達は著しく、角膜の濁りを避けた複数枚眼底写真から画像合成する診断機器を使った様で、思わぬ物が見つかりました。
★右目は黄斑上膜
25年振りの眼底写真、更に横断面画像を見せられ告げられた病名は黄斑上膜でした。
【黄斑上膜】・・・病院配布資料を読んだが良く解らん
視力低下にも黄斑上膜が関係するが深刻ではない、白内障手術して、黄斑上膜は当面経過観察と言われました。
★左目は黄斑変性
同じく横断面画像で告げられた左目病名は黄斑変性、視力低下主因はコレで白内障は従、でも良くなる事はないから一緒に手術しましょうと言われました。
【眼の構造と主な障害】
黄斑とは網膜の一番視感度が高い部分で、そこに障害が発生し、レンズが曇っては急速な視力低下も止むなし、原因がハッキリしてむしろホッとしました。
【黄斑変性解説】・・・老化ってこういう事なのね
つまりはアチコチ草臥れてガタがきたと言う事、上手に付き合うしかありません。
【ポイント①は早期発見】
ポイント①は早期発見、早期治療、まっ、早く見つかって良かったです。
【ポイント②③④】
角膜変性も光を散乱するのでサングラス常用ですが、禁煙はチョットね。
【チェック法】・・・カッティングマットではありません
片目つぶって中心点を見て、グリッドが歪む部分があれば要精密検査、筆者右目は微小ですが左目は何じゃこりゃと言うほど歪みます。 しかし日常生活では気付かない、両目で見ても脳が補正するから解らない、50代半ば以上の方はこの画面でお試しを!
★高い医療費
医療関係者の知人によると白内障手術は収益率が高いドル箱、15分手術の医療費約15万円、3割負担で4.5万円です。 更に黄斑変性進行防止治療注射は4万円/回で3回セット、両目手術なので4.5x2+4x3、総額21万円にもなります。
【医療保険パンフより】・・・白内障関連手術/入院保障はほとんどない
多くの方が退職を期に生命保険を軽く、医療保険を重く見直します。 でも、ほとんどの医療保険は白内障は対象外です、そりゃそうですね80歳で100%じゃ商売にならん。
【国民健康保険高額療養費制度】
そこは捨てる神あれば拾う神あり、国民健康保険には1ヶ月1医療機関当りの支払上限額を決めた高額療養費制度があります。
筆者の場合自己負担限度額は¥80,100です。 すると制度を上手く利用し左右同月手術が断然お得、今月両眼手術と1回目注射治療費計13万円が8万円になります。 それでも自己負担16万円、これは来年の確定申告医療費控除で少し取り戻すしかありません。
ただし、この制度適用を受けるには証明書が必要、市役所で貰ってきました。 今週末から2週連続手術、術後の視力回復は全く未知数、工作できるのか?、いやその前にPC画面見えるのかさえ不明、ブログどうなるかも解りませんので予めお知らせして置きます。
年寄り臭い話で失礼しました。
ではまた。