Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

東北の旅 最終回

書き始めた旅行記を完結させないと通常営業に戻れません。 5日目6月13日(火)の昼まで、米坂線越後片貝駅に向かう処からです。 米坂線乗車経験はありますが飯豊連峰縦走夏合宿帰路で記憶は残ってません。 越後片貝駅は越後平野から山に分け入った場所です。

【越後片貝坂町方鉄橋】
坂町行14:06、米沢行14:29越後片貝発のダイヤです。 13:30過ぎに少し手前の鉄橋に到着しました、米沢行の列車撮影に良さそうです。

【越後片貝坂町方鉄橋】
鉄橋反対側は左右反転アングル、この時日が陰っており、撮影時に光線の具合で選べば良さそうです。 先に来る坂町行の撮影ポイント探しです。

【越後片貝米沢方陸橋】
越後片貝米沢方は線路と国道が並走しており使えるかと思ってましたが、草が生い茂ってNG、国道を米沢方へ1kmほど走ると陸橋がありました。 大型トラックがビュンビュン通る路肩に駐車し陸橋から眺めると良い撮影ポイントになりそうです。

【撮影するハズだったアングル】
通行障害になる路肩駐車できないので、200mほど戻った駐車スペース『もしもしエリア』に駐車し陸橋定位置に着いたのが2時前、数分で坂町行が姿を現すタイミングです。 その待ち時間にレールの錆が気になりました。 案の定14:15になっても列車は来ません。

【越後片貝駅舎】
通過した越後片貝駅に引き返しました、御覧の様に立派な駅舎です。 でも駅舎内ホーム側壁が定位置の発車時刻表がありません。 トイレ付き無人駅なのに入口に使用中止表示があり閉鎖されてます。 どう見ても列車は運行されてません、ホームに出て確信しました。

【越後片貝駅ホーム米沢方】
駅舎は立派なのにホームは仮設乗降場の様な狭い板張りです。 草刈りをした様子がなく、線路をを覆ってます。 陸橋上からこの風景だったらすぐ解ったと思います。

【越後片貝駅ホーム坂町方】
坂町方は草が線路を覆い隠してました。 これは10日や20日でなく少なくても数ヶ月列車が走ってない状態です。 米坂線廃線は聞いてないし、ホテルで調べるしかありません。

16時過ぎホテル到着、米坂線不通で検索すると昨年8月の豪雨災害で今泉-坂町間全線の2/3以上が被災し運休中と解りました。 別の情報ではJR東日本単独での復旧は無理の見解で、新潟・山形両県及び沿線自治体と協議に入ったとありました。

民営化されたとは言えJR各社は交通インフラを担う公的企業、国道は国の予算で復旧するのに、鉄道は事業者と受益者の地元で何とかしろでは片手落ちの気がします。 このままだと日高本線の様に被災区間は廃止されバス代替輸送になる可能性が極めて高くなります。


6日目6月14日(水)は雨天なら北陸道・上信越道・長野道・中央道で直帰予定でしたが、朝には雨が上がっており、北陸道から関越道越後川口ICから飯山線沿線へ向かいました。 十日町で朝の渋滞に巻き込まれ、市街地を抜けた場所で右手の細道陸橋を見つけまた。

【十日町飯山方】
車1台がやっとの道幅で、駐車可能場所を探して停め陸橋に引き返すと、遠くにHLが見えました。 十日町8:25発の下り列車に間に合いました。 その前が6:23、次が12:23ですから乗客多そうな物ですが単行運転です、高校生は十日町6:23の列車で通学かもしれません。

【越後田沢】
ナビ目的地は十日町と津南間のローカル駅越後田沢に設定してありました。 上り列車8:45発、その次は11:59なので逃す訳にはいきません。 ところが越後田沢駅周辺は家が建て込んでて良い場所がなく、また少し先を右折して陸橋へ、ギリギリ間に合いました。


さて3時間以上列車は来ません、日本一の豪雪駅森宮野原駅に目的地設定し、行ってから3時間待つかどうか決める事にしました。 『間もなく目的地周辺です』のアナウンス、目の前の森宮野原駅に越後田沢で撮影した列車が到着するところでした、追い越したのです。

【森宮野原-戸狩野沢温泉間-1】
そう言えば撮り鉄さんブログで『追っ掛け』と称して先回りして、複数回撮影する手法があったと思い出しやってみました。 信濃川流域の谷に飯山線と国道が並行して走ってるので容易に可能です。 10分ほど走った場所で待ち受けると7-8分も余裕がありました。

【森宮野原-戸狩野沢温泉間-2】
戸狩野沢温泉が近くなると飯山線と国道が信濃川対岸になるので、橋を渡り狭い旧道から3回目の撮影です。 飯山線より列車本数が少なく表定速度が低い昨年の予土線では『追っ掛け』が十分可能でした。 予土線は四万十川と支流見川に沿って走ってますから。

【戸狩野沢温泉駅】
3回目の撮影地から5分少々で戸狩野沢温泉駅で、ここから善光寺平の平野部に出ます。 追っ掛け列車が停車中なので、駅前通過するとその先の踏切警報機が鳴り始めました。

【戸狩野沢温泉駅飯山方踏切】
路肩に車を停め踏切で撮影、すると塗色の異なる2両編成に化けてました、???です。

【戸狩野沢温泉駅構内】
戸狩野沢温泉駅に謎解きに戻りました、無人駅で入場券不要、ホームから降りてくる運転士とすれ違いました。 追っ掛け列車は戸狩野沢温泉駅終着、当駅9:50始発長野行に接続してたのです。 時刻表によると日に数本このパターンがあります、乗客密度調整です。

【戸狩野沢温泉駅構内越後川口方】
幅の狭い島式ホームに上下本線、側線1本ありますが事業用車両停車中、終着列車と始発列車接続駅としては簡素な構内線路配置ですが、運転本数が少なく問題ないのでしょう。

【戸狩野沢温泉駅前】
ところで側線停車中のこの事業用車両は何なのでしょうか?、場所柄からすると冬季使用する除雪車両が一番似つかわしいのですが、外観からは判断できませんでした、JR車両には興味ありませんので。 2時間後の下り列車待つ気はなく飯山ICから帰路につきました。

【茅野市内20号線】
中央道諏訪ICを正午前に降り自宅へ、諏訪も薄日が射し雨はホテル就寝中だけの天候に恵まれた旅でした。 視力低下影響は100m以上先の視認性が落ちており、注意して走行しました。 特に気を遣ったのがトンネル内で、漠然と見てれば自動操縦モードだった昔と異なり、天井灯とセンターラインで進路確認が必要でした。 また遠出したいと思います。


ではまた。

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