Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

運材貨物列車を仕立てる

寒くても暖房の入った自室作業はできますので、小工作の話題を紹介します。 倉元採石場ホッパーは完成しましたが、砕石運搬貨車としてトラ55000を発注し、最終的にトラ45000に逆戻りしました。

【『採石場ホッパー設計準備』より転載】
トラ45000が入手難で入手可能なトラ55000必要数6両調達しましたが、全鋼製あおり戸でインレタ貼付不能、高い買物しトラ45000へ再変更、トラ55000 6両が余剰になりました。

ネットで売り捌く何て事は考えの外の世代です。 勿体ない精神で活かす方向で考えて運材列車を仕立てる事にしました。 更に2セット追加調達し、合わせて10両になりました。

【積荷カバー付きトラ45000】
無蓋車は濡れても大丈夫な積載物運搬用なので通常積荷カバーなしですが、一部の無蓋車にはカバーがありました。 ゴム引きか帆布製だったと思いますが、積荷は一体何だったのでしょう。 KATOの積荷カバー付属は、空車無蓋車の不自然さ隠し目的と思われます。

【運材加工したトラ45000】
積荷カバーの出来はそれらしく見えますが、プラ部品の悲しさでテカリがあり満足できないレベルです。 最初にトラ45000入手時に爪楊枝素材で木材運搬加工しましたが、非常に手間が掛かり1両で諦めた経緯があります、運材列車作るなら効率化しないと大変です。

【積荷の材木52本!】
写真拡大し前回加工仕様を確認しました。 まず爪楊枝がφ2.1mmで長さが不足し半分ずつ積んでます、最上段6本、その下7本で4段積み、1両に約22mm長52本も積んでます。 この仕様では大量生産できません、太くするのが一番ですが車体荷台幅の制約があります。

積載材木に使うのは百均の焼鳥串です。 中と長のセットで中を自作樹木に使い残ったまま数年眠ってた素材の有効活用です、φ2.4mm実寸換算直径36cmで丁度良い寸法ですし、6本並べて車体荷台幅になります。

➊トラ55000荷台に合わせ3mmスチレンボードを切り抜きます。
➋上げ底台座に荷台長に切断した焼鳥串6本を接着します。
➌2段目に5本ボンドで接着しました。
➍3段目4本接着して荷台に落し込むと若干高目の荷姿になります。

1両当たり15本、トラ55000は10両ですが12両分製作しました、180本ギコギコでした。 後で追加製作するの面倒ですし、12両+緩急車をD51が牽くと当社本線有効長930mm、10両+緩急車ならD51重連(大袈裟かも?)、決めかねての積載貨物12両分製作です。

塗装しました、塗色はマホガニー、塗料2対溶剤1対水1の混合比です。 木材地肌感を出す為に薄めましたが、水を混ぜたのは積み上げた裏側まで塗料を回す効果があるからです。

➊ここでワラボッチ/ハザカケ製作で使った百均木綿糸の登場です。
➋巻結びと一結びで2ヶ所を縛ります、糸は2本になります。
➌両側下2ヶ所をGボンドクリアで接着します。
➍接着剤乾く間に万一見えると不自然な木口塗料をヤスリで落します。

接着剤が乾き糸の接着確認してから下部で切断し裏側の糸をなくします。 トラ55000荷台仮固定用両面テープを貼ります。

【積載オーバー発覚】
早速トラ55000に積載し並べてみました、 アリャリャ積荷木材が太いのは当然としても、単体確認時より積荷が高く妻板から木口が見えてる状態は積載量オーバーでアウトです。 仮固定両面テープを外し積荷高妻板上限でスチレンボード削り込むと1.4mmでした。

【積荷高調整】
3mmスチレンボード削り8.8mm高にすると積載オーバー解消、トラ45000ともバランス取れました。 ノギス計測しながら残り11個を8.8mm高に仕上げると個体差があり串径バラツキが原因でした。 簡単に削れるスチレンボード使っていたのが不幸中の幸いでした。

視力低下前は何でもなかった巻結びが拡大鏡使っても中々できない作業になっており、切断までの仮止めなので両面テープに置き換えて残り11個のロープ掛け作業をしました。

レイアウト走行と撮影用に2両片側だけ当社標準KATOカプラーNに交換しました、中間の8両の細かな作業は先送りです。 今回はここまで、編成組んで撮影する屋根裏は超寒いので、気温の高い日に改めてです。


ではまた。

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