ドライブインの製作⑥食堂部品加工
シリーズ6回目は住居組立完了以降の作業です。 明日左目4回目の注射手術です、何だか低下する視力と競争で工作してるみたいです(苦笑)
【旧客列車後方展望】・・・最後尾に乗って良くやりました。
3-3.ウェザリングと渡り廊下製作
ドライブイン食堂・住居土台塗装のジャーマングレイは、倉元駅舎土台使用時の好印象で選択しましたが、今回の吹付塗装では光沢が非常に気になりました。
そこでまず土台をウェザリングしてテカリを消しました。 ついでに住宅屋根と建物下部に軽く行いました。 当社標準技法、フラットアース・ダークグリーン・NATOブラック薄め液による方法です。
①玄関脇室内ユニット奥行を18mmにすると奥部屋まで出っ張るので、この時点で窓を潰し食堂渡り廊下にすると決めました、邪魔になる窓庇両側を切ってます。
②渡り廊下柱2mmプラ角棒4本を5mm空けて各2本仮止めします。
③構造材として7㎜長5㎜プラ角棒を接着します。
④反対側に残る2本を接着して7x9㎜4本足渡り廊下の骨格にします。
渡り廊下屋根は住居・食堂庇と同じ波板の片流れトタン屋根にしますが、壁は更にピッチが狭い波板を使います。
渡り廊下骨格はマホガニー、現物合わせ用に長めの壁はダークイエローを吹きました。
食堂屋根と干渉しない様に寸法を決め組立、ウェザリングして渡り廊下完成です。 屋根はレッドブラウンの筆塗りです。
位置決めして土台に接着し、住居・食堂間通路ができました。
第四章:食堂の製作
4-1.壁変形矯正
食堂壁部品は土台側に3㎜プラ角棒、屋根側に2㎜プラ角棒補強材を接着して反りを矯正してます。 窓のある3面は使えるレベルになりましたが、住居側壁は反りが酷く、土台側補強材3㎜プラ角棒を押し曲げ、奥行き方向±1.5㎜、高さ方向1㎜強反ってました、窓がないムクの壁は反りが極端に出る様です。
①役割を果たせない3㎜プラ角棒を剥がし、5㎜プラ角棒を半分近くまで接着しました、太い分だけ効果が見られますが不十分、未接着反対側は2㎜近く浮いてます。
②5㎜プラ角棒を全長に接着し、屋根リブと干渉しない高さにもう1本接着しました。
③これで奥行き方向の反りは1㎜以内に収まり、何とか使える目途が立ちました。
④高さ方向の反りも1/3程度に改善され許容レベルクリアです、ダメなら1.2tプラ板から自作するしかないと考えてました。
4-2.店名決定とシール作成
看板やのれん作るには未定だった店名を決めなくてはなりません。 のれんに店名入れたいので三文字の条件で『峠茶屋』としました。
正面と横屋根看板、のれん、立看板、左下は県道沿いに建てる照明入りサインボード表裏用です。 スペア込みの画像データを作成しました。
表札など解像度が必要な部分には写真製版を使ってきましたが、のれんをフォトマット紙で作る訳にゆかず普通紙です、何とかのれん文字が読める程度に仕上がりました。 青線四角はカッティングガイドで、内側で切るので看板には残りません。
4-3.前面壁の部品加工
食堂入口には店名を染め抜いたのれんを掛け、それを照らす照明付き庇を取り付けます、工程設計をキチンとしないと後でアチャーッが起きます(笑)
【『ドライブインその後①』より転載】
3D設計データにはのれん掛けの穴があります、この穴径を確認しないと工作を進められません、現物確認します。
遮光と仕上げ2階の塗装で埋まり気味でしたが、0.5㎜ドリル刃が貫通しました、のれんの軸棒は0.5㎜真鍮線を使えそうです。
照明付き庇LED接着部と干渉する前面壁庇をヤスリで削り落しました、充分注意したのに写真で見ると扉下部にヤスリが触れたのが解ります。 扉と庇の間からLED配線を通す0.6㎜穴を2ヶ所室内に貫通させました。
前写真では解らないので室内側から、屋根側補強材のすぐ下です。
①シールからのれんを1枚切り出します、長方形でなく上部にテーパーを付けて少し幅を狭くしてます。
②ピンセットで整形し、1/4W 抵抗リード線を軸に折り返し接着して袋にする当初計画でしたが、接着ラインが見えるので折り返し部をボンドで固める方法にしました。
③ボンド乾燥待ち状態です、リード線に固着しないよう位置をずらしており、元位置のリード線はボンドで汚れてます。
④乾燥してのれんの形状が固まりました。
のれん軸は1/4W 抵抗リード線を使う事にしました、0.4㎜と細く柔らかで扱い易いし、ツルピカ真鍮線より後処理が楽だからです。 真っ直ぐな素性の良い抵抗を選んでのれんを通し、両端をゼリー状瞬着でチョン止めしました。
前面壁の部品加工はまだ続きますか、今回はここまでにします。
ではまた。