Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

給水塔基台の製作 その3

給水塔基台製作3回目は土台を設計製作し基台骨格を固定します。

【トンネルは近い ブオッ、ブオーーッ】


8.土台の設計製作
設計変更した給水塔土台(基礎)は給水塔本体に加え作業足場とポンプ小屋一体型で製作します。 まずは寸法確認からです。

線路沿い長手方向は作業足場とポンプ小屋を含めて63.5mm、片側2mm(30cm)余裕で67.5mm幅になりました。

【『給水塔の設計』より転載】
設計時の側面図が間違ってました、これでは基台足8本、6本に修正しました。

基台足6本の正確な図面はこうなります、 足場を含めた奥行き幅39mm、片側2mm(30cm)余裕で43mm幅になります。

並んで建つ詰所土台幅計測結果は36.8mmでした。 材料費より人件費が安い時代の設備です、線路側基準で土台幅を揃え、給水塔奥を台形状に6.2mm張り出す形状が良さそうです。 これで給水塔土台サイズは67.5mm、奥行き最大43mmと決まりました。

0.8t板紙の完成時裏面にケガキます。 板紙端から25.5mm基準ラインと36.8mm及び43mm土台端ラインを引きます。
基準ラインに半径17mmの円を画き、基準ライン交点から半円を画いて最初の円との交点が基台足位置になります。
6ヶ所の基台足位置に3x3mm角穴をカッターで空けます。
基台中心にΦ3mmの給水パイプ用穴を百均調達手芸用ポンチで空けます。

外形ラインと必要部分に1x2mmプラ材を貼ります。
プラ材をガイド替わりに板紙をカットします。
プラ材にボンド塗って裏返し板紙にペタッ。
再度プラ材をガイド替わりに板紙をカットすれば2.6mm厚土台の外形完成です。


9.基台骨格を治具から外す
最初は基台骨格を治具から外す作業です。

治具とスペーサーを固定してる両面テープ部にカッター刃を入れます。

接着面を切る様に下まで両面テープを剥がし、6本の足全ての治具仮止めを外します。

補強材で剛性が出てるのでそのまま上へ引き抜けました。 6本足内側に貼り付けた0.8t板紙スペーサーをカッター刃で1本づつ、治具から外す時の要領で切り外します。

土台なし形状固定した基台ができました。 天面横柱高さが写真奥2本が0.5mm程度低いです、キューブ材治具で高さが正確に出なかったのが見えなかった様です。 現在の当社工作精度と諦め目立たない背面に使うかと考えて気付きました。


コレ3mmプラ角棒縦横柱各6本と補強材2本だけ、治具で簡単に切り出せます、土台穴に縦柱差して横柱取り付ければもっと精度良く作れないか?、試す価値がありそうです。 コレを使うのはソレが上手く行かず失敗してからでも遅くありません。


10.方針大転換トライ
という事で急遽路線変更と言うか追加実験、上手く行ったら今までのは何だったんだ?になりますが、同時進行ブログの右往左往プロセスとご容赦ください(滝汗)

縦柱6本切り出し中柱位置マーキング、上下間違い防止下側マークも追加。
横柱6本を治具で切り出し。
土台に黒色サーフェーサーを一吹き、横柱取付時にコントラストを向上させる視力と遠近感低下対策です。
土台角穴に縦柱を差しました、差しただけでは真っ直ぐ立ちません、さてどうするかです、キューブ材治具は土台段差と高さ違いで使えず何らかの工夫が必要です。

不要になったキューブ材治具天面を黒く塗り9mm幅にスライスしました。
縦柱が土台に沈む1.8mm低くしないと高さが合いません。
粗目ヤスリで削り、中目で仕上げ、28.2mmにしました。
コレを縦柱間に置いて横柱を乗せて取付治具にする算段です。

やってみると具合が良い、高さは治具で出るし水平方向は背景黒で良く見える、横柱2本付け終り3本目付けてるところです。 この様子だとタミヤセメントフタの治具組立法はアイディア倒れ、シリーズ最初に書いた通り材料代は安い大失敗になりそうです。

天面横柱取付完了、補強材なしでも大丈夫ですが、タンク保持構造材の役割があり、剛性高くて困りません。 コチラ採用を決め土台に瞬着固定しました、左の労作はゴミ箱行きになりました(涙) 工作上手な方は工法発見も上手いのだと思います。


11.中柱取付
2mmプラ角棒で製作した中柱を取り付けます。

実際は基台構造材ですが、この工作では飾りなので、高さ・曲がり・出っ張りに注意して接着します。

紆余曲折の末、倉元機関車駐泊所給水塔基台が完成しました。 とは言え形だけ。未塗装だし細かな部材で製作する足場も白紙、道はまだ長いです。


ではまた。

×

非ログインユーザーとして返信する