Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

畑の小物製作

紙粘土の乾燥を待つ間に畑周辺に設置する小物を製作しました。


◆堆肥置場
畑肥料堆肥の熟成貯蔵場所で、施肥する畑近くにある例が多いです。

延伸線農家5の庭畑(家庭菜園)に小型の堆肥置場(左下)を設置してあります 落葉や台所生ごみ、家畜の敷ワラや糞に土を加えて1-2年熟成すると堆肥が出来上がります。

【農家5設置堆肥置場】
現代の家庭菜園のコンポスターの役割をする物で小型サイズですが、今回は広い畑なので横長の大型にします。 この作は1mmプラ角棒製でゴツいので、もう少し華奢な外観にしたいと思います。 細かい工作で少し歪むでしょうが、人が住む家ではないので気楽です。

➊3mmプラ角棒6mm/9mm/12mmを0.3tプラ板に貼って台座を作ります、実際は大き目のプラ板に貼ってから余分を切り落としてます。
➋5mm幅0.3tプラ板に3mm幅STうウッドを貼り重ねます、これも長目にして後で余分切り落としです、端を揃えるの無理な視力です。
➌STウッドの上に、下のプラ板上下に合わせ1mmプラ角棒をを接着しました。 ここで1面分不足に気付き追加製作しました。
➍下側突出部分を切断し、上側も1.5mmほどに切り揃えました、これを切断して台座4面に貼って行きます。

➊背面の一番長いパーツを貼りました、余分は固着後カットです。
➋STウッド2枚の側面を貼りました。
➌追加製作パーツを含め全面貼り終えました、1mmプラ角棒は0.5tボール紙にした方が良かったと思いましたが、このまま進めます。
➍フラットアースを筆塗りしました、実物の最初は防腐剤含浸塗装で黒っぽい色ですが、数年経てばこんな色になるからです。

黒色系でウェザリングしました、搬出口0.3t、他は上げ底形状です。

堆肥素材はコーヒー滓です、湿ってると扱い難いので塗料皿に少量取り、ファンヒーター吹き出し口で急速乾燥しました。

コーヒー滓は粒が不揃いで大きい物は角のある石の様な形状なので、細かい網戸張替え材でフルイを掛け選別します。

フルイの目を通った細かい粒を堆肥素材に使います。 残りは次に別の用途があるので捨てずに保管して置きます。

フルイにかけた細かなコーヒー滓を堆肥置場に詰めてボンド水で固着しました。 熟成堆肥の色はコーナー滓に近いので着色しません。


◆石塚
堆肥置場製作素材の大粒コーヒー滓で石塚を作ります。

【水田畔の石塚】
農地は水田か畑かに係らず元は原野で、この辺りは八ヶ岳噴火の堆積物でできた土地です。 長年耕作してても春に耕すと土の中から石が出ます、これを積んだのが石塚です。 邪魔者の捨て場で田畑の脇にあります。 

【畑脇の石塚】
石塚は作物により耕す深さを変える畑脇に多く、石の大きさも塚サイズも様々です。 従来線で1ヶ所製作し、それらしく見えない失敗でした。

こちらがその失敗作、もろこし畑脇野小屋の前にあります。 細かな砂利素材は間違いではなかったのですが、三角形断面にしか積めず、台形断面でないと実感に乏しいのです。

大粒コーヒー滓を0.3tタミヤフプラ材台紙に盛り上げてボンド水固着し、石塚にしようとしました。 周辺を押し込んで盛り上げてます。

➊放置乾燥後粒同士の接着力が弱くボロボロ崩れ半分になりました。
➋コーヒー滓盛り上げできない事が原因と考え、0.3tプラ板をこんな形に切り出して。
➌断面形状台形に丸めて瞬着で固定。
➍この帽子を被せてコーヒー滓を盛り上げ、濃い目のボンド水をタップリ注ぎました。

固着後に台紙余分を切り取り、フラットアース塗装しました。 大粒コーヒー滓が畑から掘り出した様々な大きさ形の石を再現してくれました。

従来線中山平基台端の2枚の畑は水平で、農器具や肥料を収納する大き目の物置を左側に設置してます。 物置と畑の間の空いたスペースが石塚のありそうな場所です。

で、物置脇スペースに軽トラと石塚を置いて撮影すると良い雰囲気です。

素材が余っており簡単なので、追加で2個製作しました。


ではまた。

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