Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

築堤手前の風景製作

北基台中央部築堤の紙粘土は3日間でほぼ乾きました。

フラットアース下地塗装し表面植物貼れば部分完成しますが、神社境界を含め他にも紙粘土盛りする場所があるので、同じ工程は一度に進めます。

真上から見ると板紙ベースは平行四辺形で、民家Aは県道沿いのおおよそこの位置になります。 建物以外スペースの風景検討をします。

民家A裏にほぼ四角形、小さな流れ側に台形の畑を作る事にしました。 神社側には県道から畑に通じる農道を作ります。 農道入口を神社側に寄せ、その分民家Aも左に寄せて台形畑面積広くした方がバランス取れそうです。 この辺りは図面作図して解る事です。

築堤下の畑が始る地点の標高は基台上47-48mmです。 一方民家A敷地標高は、県道が基台上38mmなので約39mmです。 畑を水平に作ると民家A敷地と8-9mmの段差になるので、傾斜地畑にします。 段々畑は知ってるけど傾斜地畑は?と思った方は認識不足です。

【丘の頂上を走る農道両側は傾斜地畑】
日本人は農耕民族で、昔から水を引ける所は土地を平らにして畔を築き水田にして米を作ってきました。 従って大きな平野の真ん中でない限り、畑になってる場所は水田にできない場所、つまり水を引けない場所または平らにできない傾斜地が多かったのです。

【農作業に支障がなければ自然地形に合わせる】
この様に水を引けない丘の上は平らにする必要がなく傾斜地畑になってます。 この例では50mで約2m、平均4%の傾面になってます。 北海道富良野付近の大きくうねった大地を広大なジャガイモ畑やトウモロコシ畑にした画像をご覧になった方も多いと思います。

【水田と畑の境界】
前写真から少し登ると、丘の上でも水を引ける場所があり、水田3枚があります。 写真右が一番下の水田で当然水平です。 ここより左側には水を引けず畑になってます。 その境界を見れば、左の畑が写真撮影してる農道から奥へ傾斜してるのが良く解ります。

従来線には全部で畑が12ヶ所あります。 その内1ヶ所、写真中央鎮守様隣の畑だけ奥から手前に2-3mm傾いた傾斜地畑です。 他は全て水平、何と言っても作り易いのは水平だからです。 まっ、横から見てようやく解る程度では傾斜地畑と言えず自己満足ですが。

工事区間左端の神社境界部をどうするかと、築堤ピースBとC製作時のスタイロフォーム片を置いて見ると、コレを削れば何とかなりそうです。

築堤ピースCから切り出したスタイロ片の手前を神社敷地と県道角度に切り落とし、神社境界側に紙粘土を盛って整形する高さまで削り込みました。 築堤ピースBから切り出したスタイロ片を現物合わせで奥の隙間にピタリ収まる様にに削り出しました。

民家Aに下駄を履かせて標高を決めます。 裏側は敷地周囲縁で高さ出しする様になってますが幅が狭いので、その内側の突起が出てない面に5mmプラ角棒3本を接着しました。 

5mmプラ角棒の下駄を履かせた民家Aを板紙ベースに置くと、玄関式台が県道より約0.5mm高くなりました。 玄関前から緩和勾配が始ってるので、泥ハネ除けのある左端では県道と民家A敷地が同じ標高になります。

スタイロ片に県道から直角に分岐し途中から右にカーブして登る農道位置をケガきました。 民家A位置は12-13mm神社側に寄ってます。

ヤスリと大型カッターで農道路面と民家A側斜面を削り出しました。 この写真で民家Aとスタイロ片の間に隙間が空いており、紙粘土で埋める境界処理は難しそうです。

そこで7mm厚床マットを民家Aのスタイロフォーム片側に接着して、民家Aベースとの隙間がなくなる様にしました。

接着した床マット側を整形してスタイロ片2個を接着固定しました。 これで神社境界部の地面ベースが完成しました

完成した地面ベースに紙粘土を盛り地表面を作りました。また3-5日間乾燥待ちです、 最低気温が氷点下にならないので凍らないでしょう。


ではまた。

×

非ログインユーザーとして返信する