Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

EF55人気に想う

KATOのEF55発売予告を見た時、『何考えてるんだ?』と思いました。 国鉄電機の中では最も地味な存在で華々しい活躍してません。 従ってこれは一部のコレクターズアイテムに過ぎず、商売として失敗するだろうと思いました。 ところが、発売されると『EF55入線』記事が鉄道ブログ注目記事TOP20に7件もあり、またヨドバシ通販サイトを覗くと『予定数の販売終了しました』、これには驚かされました。

【KATO EF55】・・・製品紹介ページより
無煙化48年後でも蒸機ラインナップ充実の現状や、筆者8歳の時に最晩年の姿を見た青大将『つばめ』が商品として成立するのは解ります。 その時代経験はなくても、『昭和への憧れ』で時代の看板列車を所有したい、走らせたいという気持ちに共感できるからです。


でもEF55の人気振りは筆者の理解を超えてます。 車両収集マニアは思ったより多い?、後で欲しくなっても買えないから入手?、昭和時代車両中心の鉄道オーナーならまだ理解の範囲内ですが、JR新型車入線記事を発表されてる鉄道オーナーとなると???です。

【1965難7月青梅で解体を待つEF55】
友人に誘われ切手収集してすぐ飽きた筆者には、収集家の気持ちは理解できない様です。 何百万何千万と注ぎ込む骨董品収集は、財力に加え目利き力や知識習得必須で、趣味(道楽?)として社会認知を受けてます。 でも小金持ちなら誰でもできる鉄道模型収集は、『ご趣味は?』と聞かれて胸を張って答えられる社会認知を受けてないのは確かです。


さて、EF55に何を牽かせてどんな列車と一緒に運転するのでしょう?、本人が楽しければ良い世界なので、筆者にはどーでも良い事ですが、半世紀の時間差で自然は変わらなくとも線路脇ストラクチャは様変わりしてます。 レイアウトは車両走行場所に過ぎず、車両引き立て役風景の実在感は二の次三の次の方が多く、筆者は少数派だと改めて実感します。

【C63設計図】
前にも一度書きましたが、EF55が採算ベースに乗るなら『幻の蒸機C63』も売れそうです、牽かせる車両は旧客が似合うでしょうね。

【カツミ16番 C53】
カツミが30年前に姿を消したC53発売した時『何考えてるんだ?』と思いましたが、これも行けそうです、何たって特急牽引の実在蒸機、国産唯一の3気筒蒸機ですから。 こうして見ると昔も今も様々な嗜好の鉄道模型マニアが鉄道模型界を支えてると解ります。 まっ、昭和のローカル線一本槍、新幹線やJR車両に興味ゼロの筆者には無関係な事ですけどね。


ではまた。

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