Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

昭和40年春全国鉄の話題

8月28日はビックリ、中2日更新記事が9と8見間違えて公開されてました、1日損しました。 以降の公開予定も1日前倒しです。


古い話で恐縮ですがお付き合いください。 1965年、昭和40年春の『鉄の話題』を全国から拾いました。 東京五輪の余韻が残り大阪万博へ向け急成長の時代です。 最初は東北から仙石線の話題です。

【昭和40年1月 宮城野原付近】
仙台・塩釜・石巻に工場進出が進み、3市相互間通勤通学客により朝のラッシュ時乗車率が300%を越えたそうですから山手線並みです。 その混雑緩和に5連運転開始のニュースです。 狭窓の古臭い電車ですね。

その仙石線苦竹(にがtけ)駅踏切ではラッシュ時に2kmもの車の列ができる事から、前年9月に高架化工事が始まってます。

コチラがその苦竹駅立体交差予想看板、しかし2kmの車の列は凄いですね、サニー/カローラ発売でマイカーブーム元年は翌年です。

【昭和40年2月 両国駅】
続いて首都圏から、当時は都内に蒸機列車が走ってました、124レ牽引のC57 125です。

【昭和40年1月 上野駅】
上野始発我孫子経由成田行き列車牽引のC57 114です。 筆者も初詣で乗車経験りますが、牽引機はC58でした。

【昭和40年1月 御茶ノ水付近】
中央線に新宿発成田行き初詣臨時列車がEF58牽引で運て円されました。 当時でも珍しい出来事でトピックになってます。

【昭和40年2月 目黒架道橋】
東京鉄道管理局では赤外線センサーを使った過積載高さオーバートラックに赤色灯で橋梁下通過不可を報せる装置を試験導入し上々の結果だとか、トラックが渋いですね。

【昭和40年2月 田町電車区】
161系で運転されてた上越特急『とき』置換用の181系完成のニュースです、151系/161系共に181系に改修されました。

【昭和400年2月 京急川崎駅】
仙石線の交通渋滞緩和高架工事を紹介しましたが首都圏でも、京浜急行川崎駅高架化工事進展のトピックです。 写真撮影場所が旧線線路撤去跡、300m迂回させて高架化し、完成は2年後予定と書かれてます。

【昭和40年1月 拝島駅】
17m国電天国だった青梅線/五日市線に73系/79系20m国電が続々登場とあります。 103系の山手線/中央線投入で101系が総武線緩行/赤羽線へ、そこで働いてた車両押し出されてきた訳です。 では青梅線/五日市線の17m国電は何処へ?、飯田線や身延線へ流れました。

【昭和40年2月 大船駅】
茶一色からブルーとクリーム色の塗装に変更されたEF58です、続いて中部エリアです。

【昭和40年1月 来宮】
間もなくEF65にブルトレ牽引の任を引き渡すEF60が牽く特急『富士』最後の姿です。

【昭和40年2月 東京機関区】
EF60からバトンを受ける新製EF65配備が始っています。

【昭和40年2月】
1年半目に運用終了したアプト式電機ED42 2号機が軽井沢町へ無償譲渡される事が決定し回送されました。 粘着運転に変った碓氷峠が廃線になってもう何年経つのでしょうか。  調べると一時はボロボロ状態だった車体が再塗装され良好な状態で保存されてました。

【昭和40年2月 親不知トンネル貫通】
北陸本線難所の一つ海岸沿いの親不知をバイパスするトンネルが貫通してます。 供用開始はこの年10月の富山-糸魚川間電化からです。

【昭和40年2月 上諏訪】
松本っ電化に先立ち甲府-上諏訪間電化が完成し、EF60による慣熟運転が開始されてます、芯電化区間慣熟運転にはバックアップ蒸機が連結されておりEF60次位はD51です。

【昭和40年1月 高岡駅】
北陸にもキハ35系投入、氷見線、城端線で4両運用が始まりました。

【昭和40年2月 名古屋】
名古屋では近鉄名古屋駅の地下化工事が始まってます、経済の急発展や自動車急増に伴い至る処で大規模工事が行われてました。 東海道本線の80系電車が懐かしいです。

【昭和40年1月 近鉄名古屋駅】
地下化工事により手小荷物取扱所が一時閉鎖されました。 私鉄でも手小荷物扱いしてた事が解ります。 近鉄は国鉄競合だったのでサービスも同等にしてたと思われます。

【昭和40年2月 岐阜駅】
高山線準急『ひだ』は2月の土日に編成をキハ252連からキハ25+キハユニ26に変更して運転、理由はスキー客の利便を図る為、荷物室にスキー板を手荷物預かりした様です。

【昭和40年2月 岐阜駅】
電源開発の特大変圧器を運搬するシキ列車が岐阜に現れました。

【昭和38年9月 亀山機関区】
亀山機関区で休車なってたC51225(右)が昭和40年2月開催お別れ会の後、鷹取工場で解体スクラップされる事が決定したと報告されてます。

【昭和40年2月 宮原機関区】
関西からはEF61塗装変更の話題、大船駅撮影のEF58と同じくこの時期に国鉄大型電機のブルーとクリーム色への塗装変更が順次行われた様です。

【昭和40年2月 門司機関区】
いきなり飛んで九州から、この年10月の博多-熊本間電化に備え、福島区から借り入れのED75が九州に到着したトピックです。 中部の項の富山-糸魚川間電化を含め、幹線電化が急速に進んだ時代でした。

【昭和40年2月 東唐津駅】
九州初のキハ35系2両が筑肥線に混雑緩和目的で配属されました。 既電化または間もなく電化される幹線中核都市から分岐する電化計画のない支線の通勤通学混雑緩和がキハ35系の配備方針だった事が解ります。


ではまた。

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