Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

生野街歩き-9 県営住宅

建設中住宅の隣は県営住宅です、ジオコレ集合住宅(木造長屋)を使っています。

戦後の住宅需要で、昭和20年代に建設された木造平屋公営住宅は、昭和40年代にはありふれた存在でした。 筆者が諏訪に転居した昭和50年代末に、当地にもまだ残っていましたが、平成に入る頃には取り壊され、再開発されたり建て替えられたりした様です。 築20年程度の想定なので、それなりにくたびれた様子にウェザリングしてあります。

全部屋点灯の不自然さと明る過ぎる光漏れを避け、夜景はこんな具合にしてあります。 内部に3225チップLED2灯直列照明を設置し、建築中住宅へ子亀式で給電しています。 裏側開口部は目張りをして、背景が照らされない様にしています。

自宅近くにある昭和40年代に建設された県営住宅です、木造がモルタルになり、2階建てで奥行きが短くなりましたが、機能や雰囲気は基本的に同じです。 築40年を越えて県は建て替えを計画していますが、2-3倍に跳ね上がる家賃がネックになり、市内の県営住宅建て替えは半分も進んでいません。 高齢化が進み、子供の数が減っています。

キットを組んだ状態はアッサリし過ぎて生活感が希薄なので、ゴチャゴチャした雰囲気を演出する為、全戸にプロパンボンベ、奥から洗濯機、よしず、スクーター、灯油貯蔵ドラム缶、ほうき(超オーバーサイズ)を追加配置しました。 北国なので雪かき道具を置きたいところですが、工作力と相談して今のところ見合わせています。

建設中住宅前で向きを変えた道路は線路から離れ、駅敷地間に三角形のスペースができています。 写真左下が踏切、わずかな土地でも耕すのが、日本の農村の伝統で、冬野菜を植えた畑にしました。 右側に駐車スペースと堆肥置場があります。

畑素材はピッチが狭い緩衝材です、素材色のまま使い野菜苗を濃緑色で描いています。 細筆で丁寧に書いたつもりでも拡大すればこの程度、老眼の限界です。

生野駅上り方踏切脇から駅構内方向の眺めです。 道路の曲がり具合や傾斜、建物角度などが解る構図です、造り酒屋倉庫から写真手前まで11mm下っています。

反対側の北町商店街に比べ淋しい夜景です。 一番明るいのはホームと書道教室の看板、ヤード塔・街灯の照明範囲と、建物から漏れる光を除けばほとんど真っ暗です。 夜景を楽しむには物足りない部分がありますが、地方駅の夜はこんな物だったと思っています。


ではまた。

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