Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

コンデンサポイント切替電気講座 総集編①

8月8日から3ヶ月近く掛けて完結した標記電気講座、電気が苦手な読者向けに結論だけを解り易くまとめた方が良いのではとoomoriさんからコメントをいただき、その通りだと思いました。 部品選定の自由度も広げ、総集編としてまとめます。


1.最初に
1-1. 各社純正ポイント切替方式

各社専用ポイントスイッチでポイント切替を行いますが、仕様はそれぞれ異なります。
★TOMIX:12V、コンデンサ式、ポイントマシン内蔵、配線2本
★KATO:14V、瞬時ON式、ポイントマシン内蔵、配線2本
★Peco:16V、瞬時ON式、ポイントマシンPL-10外付け、配線3本


1-2. コンデンサポイント切替の総合評価
コンデンサポイント切替は、「制御盤組込と切替方向表示可能なトグルスイッチ使用可」及び「Pecoポイント配線2本化」のメリットがあります。 使用する際は「安全性」「信頼性(寿命)」「動作確実性」の観点から、当記事推奨回路採用をお薦めします。


2.全メーカー共通事項
2-1. 使用コンデンサ
ポイント切替に使用するアルミ電解コンデンサを2200μFに統一しています。

一般的なのはこの部品、すでに設置済または購入済の方はそのままで結構です。

これから購入される方は、コストを優先するなら前記部品でOKですが、寿命を優先するなら電源用高信頼性品の採用をお薦めします。


2-2. 保護素子
万一の場合、レイアウト設置済の高価なポイントや信号機を破損したり、最悪発熱・発煙事故防止の保険として、各メーカー推奨回路指定保護素子の使用をお薦めします。


2-3. 配線方向
運転終了時ポイント開通方向がコンデンサ放電側(コンデンサ両端電圧0V)となる様に配線して下さい。 充電側にすると自然放電し次回運転時に最初の1回ポイント切替不良になります、また安全性や寿命にも悪影響があると筆者は考えています。 悪影響はないという情報もありましたが、上記動作確実性により放電側統一をお薦めします。


3.TOMIX
3-1. TOMIXポイントの評価
TOMIXはダブルスリップ、三枝ポイント、カーブポイント等多彩なラインナップで様々なレイアウトプランに対応すると共に、誰でも簡単に使える電気設計コンセプトです。


しかしポイント内に12接点、2通電切替スイッチが内蔵され、設計技術貧弱さにより慢性的な通電不良・切替不良問題を抱えています。 レール塗装・バラスト撒布等レイアウト組込処理に対応できる品質に達していないと筆者は考えています。

判断の背景は上記記事をご参照下さい。 露太本線延伸線はファイントラックで基本設計を行いましたが、調達したポイント・クロッシング・レールは処分しました。 切替不良問題は当記事推奨回路で解消しますが、通電不良問題は改善しません。


3-2. 推奨回路

ポイント配線1組毎に上記回路が必要です。 ソレノイド(コイル)2個入り両渡り線やポイント2個を連動させる場合は、2回路トグルスイッチで同時切替ができます。

ポイント切替電源には15V/3.34Aアダプターと整流ダイオードを使用します。

ポイント連動切替を行わない場合は、15V/1.6Aアダプターが使用できます。 推奨整流ダイオード代替品を掲載しました、電源電圧が上昇しますが使用可能です、配線が長い(3-5m)場合にお薦めです。 TOMIXソレノイドは耐久性が低いので、15V直接駆動を避け、整流ダイオードで電圧を下げてご使用ください。

TOMIX制御機器ポイント切替不良対策として15Vアダプター使用可能と公開してますが、この場合のサイドコネクター出力電圧は、機器内の逆接防止・逆流防止ダイオードにより14.1Vであり、代替整流ダイオード使用時と同等になっています。

推奨回路の様に保護素子(ポリスイッチ)1個使用時は上記ABCいずれかを選択すれば、必要最小限の安全対策になります。 より安全性を高め故障ポイント発見を容易にするには、Dをポイント毎に設置します。 15V/1.6Aアダプター時もDをご使用下さい。


1回でまとめるのは難しいので、今回はここまでにします。


ではまた。

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