もう一つの御柱祭 木造り
5/20付け記事で紹介した各部落の御柱祭、「小宮祭」の木造りが6/5に行われました。
御用材です、木造りに備えて神社用4本、道祖神用4本を調達し安置してありました。 真っ直ぐなカラ松材で、一の御柱用は直径40cm強、長さ10m以上あります。
午前9時、神社に参拝し祭りの安全祈願をしてから作業開始、最初は皮むきです。 バールやナタを使って樹皮を剥がして白い地肌を出し、鎌で残った薄皮を削り落します。
道祖神用の御柱も皮むきを行います、力仕事で体力を消耗します。
皮むきが終ったところで昼休みです。
午後は一の御柱とメドの加工が行われました。 寸法取りして決まったメド取り付け穴に、氏子総代が最初の斧を入れます。
昔は???ですが、現在は長尺チェーンソウでメド穴を空けます。 V字型に取り付けるので、左右の穴がオフセットしています、諏訪大社御柱と同じ構造です。
若者達が御柱に差し入れるメド先端加工を、指導を受けらがら行っています。
削っては仮組して修正箇所を確認し、また削る作業が繰り返されます。 小宮祭では一の御柱にメドを取り付け、部落内を曳行します。
若者がメド加工している間、熟年組は最後の仕上げに余念がありません。 鎌で薄皮を削ぎ落し、荒縄で擦ってツルツルに仕上げます。
将来を背負って立つ中学生(次回御柱祭の6年後は成人した若者)も参加し、おそらく始めて持つノミを使ってメド加工をしました。
2本目のメド加工も終盤に近づきました。 この後、後部に取り付ける後メド加工、曳行綱を取り付ける「わなぐり」加工を行い、午後4時過ぎ木造りが終了しました。 今後、メド造り、メド乗り練習等々、祭りの準備が続きます。
ではまた。