Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

チョッと高い買物をしました

拙ブログ掲載写真撮影カメラはRICOH GX200、いわゆるコンデジです。 レイアウト製作着手時にスナップ用所有のSONYサイバーショットでは役不足と解り、レイアウト撮影用に購入しました。 絶版機種で中古『良』で1.2万円でした、以来10年で現在4代目です。 

【筆者愛用カメラGX200】
2回は落下衝撃で破損、1回はハズレを引いた様で機能不全、4代目は4年前から元気に働いてます。 一番程度の良い『中』評価で0.9万円に下がってました。 レイアウト撮影ポイントをGX200に合わせて製作したので、新型コンデジに変更できなかったのです。


GX200の動画はNGレベルの品質、光学+電子ズームも解像度が落ちるので使いません。 もっぱら絞り優先AモードF2.5のマクロ、スポットフォーカス、測光のみ場合によりマクロ/中央/スポットを使い分け、三脚でセルフタイマー撮影してます。 ブログ掲載画像は圧縮するので4Kx3K元画像からトリミングすれば、一番良好な画像が得られる方法です。

【昨年11月四国旅行の失敗作-1】
何て偉そうに書いてますが写真は素人で経験智に過ぎません。 旅行もGX200使ってますが、レイアウト撮影の癖が抜けず何度も失敗してます。 カメラお任せモード画像に満足できず、これも絞り優先Aモード、絞れば被写界深度深くなるがシャッター遅くなり移動する列車にどうか?等と悩み、肝心の測光をマクロに切り替えず露出オーバー失敗作です。

【昨年11月四国旅行の失敗作-2】
コレは写真として失敗作ですが、筆者ミスでなくカメラ性能の限界です。 GX200にはシャッター速度優先Sモードがなく、夜景では絞りに無関係で1秒になります。 その外にも遠距離や近景の遠近感圧縮した望遠レンズ撮影にも挑戦したくなり今回決断しました。

9月1日午前9時半、amazonから発注した荷物が届きました。

早速開梱すると個装箱が出てきました、カメラです。

発注したのはコレ、オリンパスのミラーレス一眼カメラPEN E PL-10EZ、先の見えてる高齢初心者に高級一眼レフカメラ何て勿体ない、交換望遠レンズ入れたら20万円コースです。 色々調べたらレンズ2本付きで1桁万円の何とか手が届きそうなカメラがありました。 

新品で9万円弱(人気薄ホワイトなら8万円弱)、新品同様中古品で7万円強から中古品を選びました。 カメラボディ・標準レンズ・望遠レンズ・バッテリー・充電器セットで、ストラップは筆者が装着しました。

SDカードは付属品でないので買わなくちゃと思ったら64GBが入ってました。 結果的には中古品が2万円お得でした。

で、ビックリしたのがサイズ、何と縦横ほぼGX200と同じで2-3mm厚いだけです。  旅行用に買ったつもりでしたが、これならレイアウト撮影にも使えそうです。 今まで撮れなかった当社点景集なんて面白そうと夢が膨らみました。 安い買物になるかもしれません。

【3代目GX200】
実は初代GX200は購入1年で公民館に出掛けた際携行し、帰りの出入り口で床から30cm下のコンクリート三和土にコツンと落しただけで昇天、2代目は3年使いレイアウトルームで三脚から外す際に手を滑らせ、梯子で2回バウンドして3m下の廊下へダイブでした。


3代目は2年後にモード切替ダイアルがダルになり、意図せぬ結果にイライラするくらいならと買い替えた物で、バックアップに保管してます。 生来の粗忽者ですから新カメラを裸で持ち歩く何て危険極まりません。 それに交換用レンズ収納もありますしね。

どこかて『カメラのきたむら』の看板見たと出掛けると諏訪IC通りにありました。 必要にしてコンパクトの条件でコレ選びました。 可動式間仕切りで両側に望遠レンズと充電器、中央にカメラ本体(標準レンズ着脱可)、サイドポケットにマニュアル類が入ります。


午後4時前、天気は良いし早速試したい、差を見るにはゴチャゴチャした街並見降ろしポイントが一番と、マニュアル斜め読みして市街地を見下ろせる場所へ向かいました。

GX200 F5.7 ズームなし】
差を見るには試験条件を揃えないと意味がありません。 市街地のヤマダ電気看板を目標に定め、全て絞りF=5.6または5.7固定、測光マルチの試験条件で、三脚を使いセルフタイマー撮影です。 なお掲載画像は1024x768に圧縮してますが、差は十分解ります。


最初はGX200のズームなしです。 専門的な事は解りませんが、レンズが少し広角になってる様で広い範囲が撮影され、目標のヤマダ電気看板は小さくポツンと見えてます。

【GX20000 F5.7 光学ズームMAX】
次に光学ズームMAXで撮影しました、中央のヤマダ電気看板が視認できる様になりました。 ここでレイアウト撮影のいつもの方法、ズームなし撮影画像をトリミングし、1024x768に圧縮して比較します。 GX200のズームによるレンズ性能変化の確認が目的です。

【GX200 ズームなしからトリミング】
自動設定シャッター速度がワンランク違い少し明るいだけで解像度差はなしです。 つまりGX200のレンズ性能は問題なしと解りました。 ズームなしF値2.5がズームすると4.4になる分だけ解像度低下するので、レイアウト撮影にズーム使ってないのは正解です。

【GX200 F5.7 光学ズーム+電子ズムMAX】
最後に光学ズーム+電子ズームMAXで撮影しました、元画像もボケっぽく、電子ズーム時のオートフォーカス性能が良くないのかもしれません。 おまけ機能に過ぎない様です。


◆真打登場
さて新カメラに替えて撮影です、F=5.6固定で標準レンズ装着です。

【PEN E PL-10 F5.6 標準レンズ】
カメラ方向がヤマダ電気看板から少しズレてしまいましたが、撮影範囲はGX200よりかなり狭く、GX200光学ズームMAXと同じか少し広い程度です、改めてGX200が広角気味と確認できただけで、この写真からはそれ以上の事は解りません。

【PEN E PL-10 F5.6 望遠レンズワイド端】
電源オフして望遠レンズに交換、ワイド端にして撮影しました、撮影範囲はGX200電子ズームMAXより少し広い程度です。 『YAMADA』文字のクッキリ感が高性能振りを予感させるだけでそれ以上は解りません。

【PEN E PL-10 F5.6 望遠レンズテレ端】
望遠レンズの筒先を伸ばしテレ端にして撮影しました。 ヤマダ電気小看板文字がハッキリ読めます。 その奥を左右に走るビーナスライン沿い日産ディーラー看板も読め交差点信号も信号待ちしてる車も識別できます。 さすがに信号表示は多分赤までしか解りません。 

【GX20000 光学ズームMAXからトリミング】・・・画素数1/4
さてGX200とどう比較するか頭を捻り、光学ズームMAX画像トリミングを試みました。 しかし1024x768サイズでは撮影範囲が広くNG、画素数1/4弱の500x375までトリミングして同じ撮影範囲になり、それを1024x768にリサイズしたのがこの画像です。 従って同条件の比較ではありませんが、望遠レンズ撮影の優位性を十分感じさせてくれます。

【GX200 光学ズーム+電子ズムMAXからトリミング】
使った事も興味もなかった電子ズームは、4Kx3K画素の中央部を電気的に拡大し、2Kx1.5Kの様な出力と推定してましたが、今回撮影元画像は4Kx3K、電気的補完をしてる様です。 これなら1024x768の同条件比較が可能、結果は上記画像で画素数1/4の光学ズーム画像に若干劣ります。 GX200とPEN E PL-10には大きな性能差があり、価格差に納得です。

興味深い道具を手に入れて嬉しいのは3歳の幼児も70爺も同じです。 人生経験長短により違うのはどう使うか考える処です。 楽しければそれで良いの考え方もあり否定しませんが、レイアウトと同じで、ただ手持車輛走行場所確保では面白くなく、そこで何を表現し何を再現するのかにこだわる『コンセプト重視』が筆者のやり方であり生き方です。


レイアウトの軸は定まってます、俳句の軸も定まりつつあります。 新しいカメラを入手し、これまでブログ記事作成付帯業務に過ぎなかった写真撮影で、何を目指すのか?、これからの課題です。 新しい事はワクワクします、挑戦し続けてれば老けないですからね。


ではまた。

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