Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

よみうりランドモノレールの話

筆者にとってNHK全国俳句大会入選は大きな出来事でも、読者の皆さんには『どーでも良い事』と十分承知しており、この更新で週末中2日は無理と考えた臨時増刊小ネタです。


浜松町-羽田間の東京モノレール開業以降当り前の交通機関になりましたが、それ以前のモノレールは新幹線と並んで未来を感じさせる魅力的な乗物でした。 1957年に不忍池-上野動物園館0.3kmを結んだ懸垂式が初で、当時の乗物図鑑には必ず掲載されてました。

川崎市と稲城市にまたがる広大な多摩丘陵に建設されたよみうりランド開業に合わせ、園内循環モノレールが敷設され紹介されてます。 関東初の跨座式がキャッチフレーズです。

これだけ敷地面積の広い遊園地は国内初で、アナハイムディズニーランド園内周回鉄道を参考にしたと思われます。 夢を売る遊園地なので園内交通機関も夢のモノレールと言う発想だったと推定できます。

車体塗色はクリーム色に赤い帯と遊園地の明るい雰囲気に合わせた物です。 多摩丘陵の谷を渡る二つの橋梁があります。

海外メーカーから技術供与受けて製造された車両なので、運転席は右側です。 左にマスコンと思われる物、右にブレーキ装置、ハンドルを外した状態です。 メーターが並んでますが、速度計、電圧計、電流計など、風力計も装備されてたかもしれません。

3両が基本編成だった様ですが、この6両編成が営業運転か試験運転だったかは不明です。 小田急よみうりランド前駅まで延伸計画がありましたが、立ち消えになりました。

ボンネットバスの様な垢抜けないデザインとも、0系新幹線の影響を受けたとも言えるフロントデザインです。

鳴り物入りで登場したよみうりランドモノレールはすぐにお荷物になり、開業14年後に『さよならイベント』もなく姿を消しました。 跨座式国内初の犬山モノレールも、2年後登場の向ヶ丘遊園モノレールも、そしてコロナ禍で運転休止してた上野も昨年廃止されました。 レジャー施設とモノレールの相性は悪い様です。


ではまた。

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