Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ブログ開設6周年&1年の計ならず

◆ブログ開設6周年
本日で拙ブログは開設6周年を迎えました、ご愛読に感謝申し上げます。

開設時に期間いつまでと決める方はまず居ないと思います。 拙ブログも何となく始め、面白くなって嵌り、読者が付きアクセス数が伸びると更新義務感の様なプレッシャーを感じ、生活リズムの基軸になりました。 10年以上継続されてる方のパワーには脱帽です。

始めた頃は各種ランキング上昇が嬉しく、最初の1年は200回以上更新してます。 2-4年目は隔日更新ペース、新たな趣味俳句の時間捻出の為2019年11月から中2日更新へ移行、6年目は125回更新でほぼ中2日です。


開設したのは寅年申年に開催される御柱祭準備開始の頃でした。 氏子総代兼実行委員長を務め、名前は偉そうでも前線部隊送迎手配、休息所確保/設営/飲食手配など裏方仕事の事務局長で、1月2日からの抽選祈願に始まり小宮祭終了の8月まで多忙な日々が続きました。

【過去記事より転載】
何でこんな最悪タイミングでブログ開設したのかと後悔しましたが、地域業務と趣味は別物とやり通しました。 来年2022年は御柱年です、新型コロナの影響で実施要項決定が遅れ、一定以上の感染警戒レベル発令時はトラック曳行、無観客の異例の御柱祭になります。


7年(目)に1度の開催は人生の節目感があり、地元の人は『■■年の御柱の時は・・・』という話を良くします。 御柱大好き人間も居ますが、多くは千年続く地域文化の継承義務感に基づく奉仕活動と考えており、筆者もその一人です。 今回は実行委員会相談役なので負荷は軽そうです、次回2028年は生きてれば78歳ですから、実質来年が最後になるでしょう。


◆一年の計ならず
今年も残りわずか、年初に何を計画したか振り返ってみました。 『さて今年の目標ですが、レイアウト建設関連は延伸線北基台西端の雪崩覆い/県道トンネルから時計回りに風景製作を進め、最低北基台完成、東基台可能な範囲での製作進捗です。』と書いてます。

【延伸線北基台西部】
計画の1/3でも進捗してれば最初に着工する北基台西部は風景完成してるハズですが、綺麗サッパリ何も進んでません、計画達成度0%で、健康寿命内完成に黄信号が灯りました。 製作意欲は多少落ちてますが失った訳ではありません、ボチボチ進めたいです。

【2021.03.16更新】
延伸線建設関連記事は、風景製作に必要な樹木の大量生産を3月に実施してます。

【2021.04.12更新】
4月には新素材使った樹木試作を行い、一部を従来線に増殖してます。 こんなペースでは20年掛けても完成しない停滞した1年でした。 次回2021年を総括します。


ではまた。

従来線フィーダー改修➍

前回の続き、今回で改修完了です。

【C57の牽く夕焼け列車】


4-1.生野-笠松間FXc設置(cont.)
左右上下共に狭い場所で肘が高架ループ線線路に当り壊し兼ねない難工事になりました。

難しかったのが3本の線を撚り上げる事で、広い場所なら簡単な作業です。 最終的に切断したFXb2本を先に撚って半田付けし、FXc配線被覆を長く剥いて軽く半田上げして巻き付けて半田付けする方法で結線しました。 数枚撮影してコレが一番まともな画質でした。

半田付け箇所を絶縁処理し、O字金具にクランプしました。

基台端から基台上に引き出した配線を両面テープで固定して、生野-笠松間補助フィーダー設置工事完了です。 フィーダー設置は最初に良く考えないと大変という事例ですね。


4-2.中山平-笠松間FYc設置
次に中山平-笠松間の補助フィーダー設置工事です。 こちらは逆方向からの着工です。

というのは東基台台枠裏にターミナルがあるからです。 手元にあったターミナル板を利用し、将来の信号機増設やストラクチャ照明追加に備え、照明12Vと12V電源、FXbと中山平構内線フィーダーを中継してます。 フィーダーは長い配線中継目的しかありませんでしたが、コレにより補助フィーダー追加が簡単に行えます、全く何が幸いするか解りません。

補助フィーダー配線をFYbターミナルに半田付けしました。 実はここも狭いんです、東基台この部分は風景製作の為400mm高、台枠下の潜り込み口は280mm高、作業する天板裏まで380mm、仰向け半田付け作業です。 閉所恐怖症だったらできない作業かもです。

ターミナルからFYc配線を既設配線と一緒に3ヶ所クランプしました。 基台桟もあり目視確認できない指先感覚頼りの配線結束作業です、見えても当てにならん目玉ですがね。

基台下収納ダンボール箱をあちこちに移動しまくって更に3ヶ所クランプ、東基台と南基台接点部からFYc配線を分岐させます。

両面テープ固定で東基台裏を横断します。

採寸せず基台裏配線処理都合優先で引き回しました。 大体この辺りの見当は外れておらず、延伸線側に回って見ると補助フィーダー設置予定R381/30度の位置に出てました。

給電レール長計算位置R381/30度右側に半田付けしました。 元々基準内で限界値を目標値に収める補助フィーダーなので左側でも実レール長0.15m違うだけですが設計優先です。


◆届いた荷物
筆者通販購入品はほとんどがメール便か小さな箱です、12月20日大きな箱が届きました。

比較に置いたTMSでサイズが解ると思います、幅と高さ同サイズの大きな梱包箱です。

カード情報記入ミスで8月にキャンセルされ、フィーダーコード手配で11月2日に再発注し、『暫くお待ち下さい』メール2回で納期連絡なかったLED照明付き拡大鏡スタンドでした。 ¥4000弱の価格からこんなに大きくて立派な製品とは思ってませんでした。

製品仕様の細かな文字読むのが面倒で、この程度の価格ならハズレ止むなし発注してます、AC電源仕様も助かり読書スタンドにも使えそうです。 いよいよこの入手待ちを言い訳に放置してきた湖南電源安全性保証回路仕上げと納品の逃げ場がなくなりました(滝汗)


ではまた。

従来線フィーダー改修➌

それでは従来線フィーダー改修工事に着工します。

【C57の牽く夕焼け列車】


4.フィーダー改修工事
4-1.生野-笠松間FXC設置

給電レール長が9mを超え、補助フィーダー設置を決定した生野-笠松間の工事からです。

レール外側の側面を磨いて半田を乗せ、3A容量線を半田付けしました。 レール-枕木間に配線通せると処理楽ですが太くて無理、高架路盤下を通し両万テープで仮押さえ、更に隙間に瞬着流し込んで完全固着です。

 

その先は高架路盤線路脇に10-15cm間隔で両面テープ仮押さえと瞬着流し込みで固着、このまま高架路盤上から峡谷背景裏が最短ルートなのですが、狭くて配線固定作業不能です。

そこで10mmコンパネ基台に配線がギリギリ通る3.2mm穴を空けて基台裏へ逃がしました、穴部分も瞬着固定です。 基台のラインは線路敷設のケガキ、高架線はこの通り敷設、地上線は大工さんが4000mmを4200mmに延長製作してくれたので200mm奥へ移動してます。

【当社標準配線固定法】
当社標準配線処理はO字金具を台枠にネジ込み、通過配線をクランパーで束ねる方式です。 配線追加や変更対応が容易な為で、今回は1経路独自ルートなので固着法採用です。

基台裏に出た補助フィーダー配線を両面テープ仮止め瞬着固着で固定します。 上に見えてるのがメンテ用に追加した穴です。

メンテ時に引っ掛けない様に基台桟を乗り越し裏側に固定しました。 これで750mm幅東基台横断完了、次は峡谷を越え西基台に向かいます。

峡谷下の床にカメラを置き天井を見上げたアングルです。 左縦に見えるのが東基台台枠、右が西基台台枠で、上に見える9mmコンパネを両台枠底にネジ止めして峡谷底基台にしてます。 その基台沿いに両面テープで止めました、仰向け近接作業なので瞬着なしです。

基台下には普段工具箱などを収納してます、それを移動し今度は西基台ループトンネル下に潜り込んでの作業です。 ループトンネル点検口迂回の為に配線をクランクさせます。

コレも床置きカメラ画像です、ループトンネル点検口枠下に沿わせて固定しました。 O字金具は峡谷奥補助照明電源線クランプ用で、外して補助照明で撮影してます。 天井に貼った合板は、屋根下地板から突出したビスで何度か怪我し追加した頭を守る保護板です。

ループトンネル内のFXbです、S62Fフィーダーコードを約15cmで切り延長配線で基台裏に引き出してます。 絶縁テープ剥がしてFXcからの配線を半田付けできれば良いのですが、穴部を瞬着固定してありできません。 寸法余裕あるので切って接続の方法にします。

クランパーを外してフィーダーコード切断し2線に分けてワイヤーストリッパーで被覆を剥きました、右が西基台西端から基台面に引き出したFXcからの配線です。 狭い場所で手足が自由に動かせない上に遠近感狂いの眼病、この作業だけで2時間以上要しました(涙)


切った2本とFXcを半田付けして絶縁処理、クランプしてFXc配線を基台上に固定すれば作業完了ですが、今しかできない確認作業があります。

切ったFXbとFXc配線間の導通確認を兼ねた抵抗値計測です。 片側レール往路と3A容量線復路の抵抗値は、最小桁が安定せず手持ちの山勘撮影で画質悪いですが約0.95Ωでした。 これまでの計測結果と整合性が取れてるかの確認で、やって置かないと安心できません。

これまでのレール/配線抵抗値計測は全て往復なので1/2にして加算すると1.15Ω、計測結果は0.2Ω/17%低い値でした。 まっ、飛んでもない違いはなく補助フィーダーで確実に改善する事が確認できたのでヨシとします。 今回ここまでで時間切れです、ご容赦。


ではまた。