わらぶき農家の風景確認
今回は完成したわらぶき農家を夕景・夜景を交えて紹介します。
正面昼景です、照明点灯していないと家の中は暗いです。 生垣の切れた場所が間口1.8mの門、門柱や扉はありません。 車出入の前提はまだなく、鍵をかけずに野良仕事へ出るのが普通の時代でした。 最後に追加した庭石が良い味を出してくれました。
山の向うへ陽が沈み照明が灯りました。
奥座敷の障子が隣室の灯りで明るんでいます。 出入口から漏れる厨房照明が少し長過ぎたかもしれません、不自然ならLED位置変更で修正します。
自家水田に続く防風林を立てると、木の間越しにしか見えなくなる裏面です。
夕陽を浴びるとわらぶき屋根の印象も変わります。
裏面の夜景は淋しいです。
築堤上の本線・引上げ線から見下ろしたアングルです、生垣手前が田舎道になります。
晩秋のこの時期には閉められている厨房格子窓から、夜は中の灯りが漏れ出ます。 棟の煙出しは、室内光の照り返しでほのかに明るくなっています。
生垣・庭木・庭石・花壇など、小物追加とウェザリングでそれらしいたたずまいになってくれました。 物置き壁は強く蹴ったらバリッと割れそうな古びた風情になりました。
出入口周辺です、小物類の集中配置で人が住む家らしさが出てきたと思います。 色差しでテカテカになった井戸はウェザリングで落ち着いてくれました。 薪束とわら束がほとんど見えない差し掛けは、温かくなってから作り直そうと思います。
《お正月も終り》
正月の松が取れ、我家も松飾りを外し1/14どんど焼きでお焚き上げします。
この松飾り、実は筆者の手作りです。
3年前から地区有志10人ほどが12月中旬公民館へ集まり、自宅・家族・公民館・独居老人宅用松飾りを作る会が開かれ、筆者も参加しています、写真は80代の住民講師です。 その年に収穫した稲ワラ打ちから始め、3時間ほどで完成させました。
参加3年目にしてようやく満足できる松飾りを作れる様になりました。
ではまた。