Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

諏訪大社御柱祭 会場の様子

来週末から諏訪大社御柱祭山出し祭が、4/2(土)-4/4(月)の日程で開催されます。
そのハイライトが「木落し」と「川越し」、準備がほぼ終った会場の様子を紹介します。

木落し坂全景です、八ヶ岳山麓から10km以上の道のりを、それぞれ千五百人~二千人に曳行された8本の御柱がこの坂を下ります。 普段は木落し坂公園になっています。

横から見ると傾斜の様子が解ります。 最大斜度約30度、長さ100m弱の急坂です。

木落し坂上からの眺望です。 坂下を中央東線が横切っており、その向こう側には仮設の観覧席が民家の屋根上も含めて数多く設置されています。 2層構造もあり、正面から木落しが見られる特等席です。

東側にも観覧席が設置されています。 氏子の祭が次第に観光資源化され、今回の御柱祭は時間厳守を強く求められています。 御柱1本毎に桟敷席の観客は入れ替わり、ツアーに組み込まれているからです。 「誰のための祭りだ?」という声も聞かれます。

西側、川の向こう側にも観覧席があります、右へ寄るほど角度が浅く、曳き綱や曳き子の影に隠れて坂を下る御柱が見えるかどうか・・・。

木落し坂から1.5km離れた川越し会場です、堤間で約30mの川幅です。 この川を御柱が氏子に曳かれて渡ります。 現在の水深は20cmほどですが、川下を堰き止めて腰から胸の深さにして川越しが行われます。

ここにも観覧席が設置されています、左は2層、右は3層です。

対岸は普段は石垣の堤防です。 この堤防をどう乗り越えるかが、御柱曳行担当者の腕の見せ処でした。 一方で予定時間が遅れる要因にもなっており、前回最後の御柱は日没順延で4日目午前に川越しする異例の事態になりました。 今回は予定通りに進行する為、スロープを作ってあります、これも賛否が分かれるところです。 右端に見える重機は堰き止め用堤を作っている様です。 7年(目)に一度の御柱祭が間もなく始まります。


ではまた。

消防屯所と火の見櫓の再製作ー2

火の見櫓の工作が続きます。 筆者はなまじ電気系技術者出身なので、ポリウレタン線の絶縁や強度に信を置けません。 他に手段がない場所限定使用で、生野駅ホーム上屋、跨線橋に続く3例目です、配線材は0.3mm真鍮線を使います。

望楼床面高に余裕を加えた、長さ100mmで2本切断し、先端約4mmを直角に曲げます。

ところで、皆さんは真鍮線切断をどうされているでしょうか? 当初はニッパーで切っていましたが、切り口が潰れヤスリで仕上げるのも困難です。 当社では0.8t板紙加工用カッターの交換刃を使っています。 刃を軽く押し当て転がすと0.8mmでも簡単に綺麗に切れます。 内径1mmパイプもこの方法で切り、ドリルとヤスリで仕上げています。

ポリウレタン線を真鍮線を曲げた角にからげて半田付けし、L字部を約2mm残してニッパーで切り落します。 ポリウレタン線と真鍮線を赤鉄で塗装します、カムフラージュです。 面相筆の筆塗りですので、ピカピカ感をなくす程度と言うことで・・・。

望楼屋根内側に両面テープを貼り、LEDを位置決め仮固定します。

そして最終点灯試験、瞬着固定へ進む時に悲劇が起きました。 鰐口クリップを外す真鍮線テンションで、ポリウレタン線がLED半田付け部でプチッと切れました、撮影ストレスで強度劣化していたようです。 LED再半田付けは信頼性を保てないのでオシャカにし、だからポリウレタン線は嫌いなんだと毒づきながら、もう一度やり直しました。

できました、真鍮線をテープで止めてストレスを加えないようにして撮影しました。

櫓を組み立て望楼を嵌め込んでから、2本の真鍮線を望楼ハシゴ側の櫓柱穴に通し、L字部がかかるまで引き、櫓柱、望楼と一緒に瞬着で固着します。 次に望楼屋根をボンドで固着します、途中工程を写真撮影すると悲劇再発可能性があったので一気に組みました。

櫓基台です、新品コンクリートではらしくないのでお化粧をします。

①フラットアース薄め液、②フラットブラック薄め液+拭き取り、③ダークグリーン薄め液、④もう一度フラットアース薄め液を重ね塗りしてから、ハシゴ側基台脇に真鍮線を通す0.7mm穴(老眼対策です)を空けます。

真鍮線を穴に通し、櫓を基台に瞬着で固着します。

望楼柱に爪楊枝でボンドをサッと塗り、ピンセットでポリウレタン線を沿わせます。

そして緊張の一瞬、点灯試験、点きました、ヤレヤレです。

暗くして撮影用に電源電圧を13Vに上げ、順電流1mAで点灯させました、色味はOKですが、これでは明る過ぎます、やはり0.3-0.6mA程度が良さそうです。


ではまた、次回へ続きます。

消防屯所と火の見櫓の再製作ー1

再製作の方針が固まったので、いよいよ着工します。 下手は下手なりの工作記ですが、筆者の失敗や工夫が何かの参考になればと考え紹介します。

最初は火の見櫓の改造と照明組込みからです。 櫓本体・望楼の包装状態です。

櫓の下側3スパン、上側4スパン、望楼を取り出します、ここで気になる部分を先に加工します。 ほとんどの鉄骨クロス交点穴が貫通していません、塗装で埋まりそうです。

強度を落さないよう穴径を広げず、0.7mmドリルで貫通させました、少しでもスリムに見えればという期待です。 それでは、上側4スパンの高さを低くする作業開始です。

鉄骨クロス部を切り取る計画でしたが、現物確認すると、望楼を通す櫓柱加工リスクが高そうなので、望楼下と3スパン上部で櫓をカットし、切断面をヤスリで仕上げました。 事前に工程設計しますが、危なかったらすぐ方向転換する、いつものやり方です。

切断面同志を瞬着で固着し、下側3スパン、望楼と共に塗装します。 前回はシルバー光沢が目立ち、組立後に黒鉄色で塗装しましたが、鉄骨裏側塗装が難しく、結果的に厚塗りでボテっとしてしまいました。 その教訓から、赤鉄色を薄めてテカリ消し目的でサッと塗り、乾く前に表面をティッシュで拭き取って、シルバーが透けて残るようにしました。

小物を袋から取り出します、望楼屋根、サイレン、風見、スピーカー2個、半鐘です。

サイレンとスピーカー2個を望楼へ取り付けます、風見と半鐘は後工程です。 望楼入口柱内側床面に、それぞれ0.5mmの配線孔を空けます、写真左側は上手くできましたが、右側は位置出しをミスってメクレてしまいました。 貫通して機能上は問題ないのでヨシとします。 また、望楼屋根裏を遮光するためフラットブラックで塗装しました。

さてここで老眼には厳しいチップLED半田付けです。 1608イエローの予定でしたが、3014が入るので楽な選択をしました、増量販売で¥10/個の格安品です。 両面テープにLEDと半田上げしたポリウレタン線を位置決め固定し、短時間でサッと半田を流します。

早速点灯試験、10KΩ・9V、順電流0.6mA駆動です、裏返し状態で点灯しました。 

そっと表向きにし、再度点灯試験、白色LEDですが実際は青白色です。

暗くすると色味が良く解ります、0.6mAでは輝度が高すぎるかもしれません。

LED発光面に薄く溶いたオレンジで色差しをします。 色差しは点灯状態で行った方が色味調整が容易です。 なお、点灯中のLEDをショートさせても破損しません。

暗くしてみます、色味はほぼ狙い通りになりました、輝度は1/10程度に低下しています。

最終的な輝度調整は組み込んでから周囲とのバランスで行います。 このまま点灯状態で30分ほど放置します、自らの発熱で色が定着します。(焼付け塗装?)

最初の点灯試験でLED裏側の光漏れが大きかったので、念の為フラットブラックを塗り、点灯乾燥させます。 これで望楼屋根から光漏れすることはなさそうです。


ではまた、次回に続きます。