Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

御柱里曳き祭開幕

[お知らせ]拙ブログ5月5日更新記事を7月2日改訂再発行しました。(背景別途)


昨日更新でお知らせした御柱里曳き祭が開幕しました、3日、4日と快晴、5日も好天予報で天候に恵まれた祭りになりました。

【御柱屋敷に安置された御柱】・・・前回記事より転載
曳行開始は8時からですが、その前の神事や準備があり、早朝に集合して20人近い地区役員を出発点から300mの行ける場所まで送り届けました。 この20人近くが現場の実戦部隊、約半数の兵站部隊が送り届けてから休息所の設営、昼食・飲み物提供準備に掛かります。

【里曳き曳行前セレモニー】・・・茅野市広報より転載
参加者制限やマスク着用しても会場は立錐の余地がない超密状態、木遣りに加え太鼓・ラッパがが鳴り響き雰囲気を盛り上げます。

【曳綱の氏子達】・・・茅野市広報より転載
御柱1本に10本前後約200mの曳き綱2本に子綱を取付け、氏子700-800人が力を合わせて曳かないと柱は動きません。 木遣りに氏子が呼応し、ラッパが鳴り響き「ヨイサ」「ヨイサ」の掛け声で進みます。

【里曳き祭点描】・・・茅野市広報より転載
1回の移動距離は平均15-20m、乗ってる人を含めて10トン前後の柱の引き摺り移動なので、その程度が限界です。 特に里曳きは距離が短く、アトラクションをを楽しみながらの道中なので進行速度はゆっくりです。

【祭りの花形メド衆】・・・茅野市広報より転載
初日は人が減ったという印象ゼロのいつも通りの超密イベントでした。 ド派手な揃い法被を着たバスツアー観光客の姿がないのと、マスク・マスク・マスクだけが相違点です。

【地区揃いのマスク】・・・茅野市広報より転載
そのマスクも祭ファッションの一部、地区名を染め抜いたマスク着用者が大勢居ました。 筆者地区でも作り2枚組¥1,000で買わされました。


ところで中止された山出し祭の諏訪エリア観光業界の逸失利益はかなりの額になります。 特に観覧券付き宿泊プランを用意してた旅館・ホテルには大打撃で試算してみました。

前々回から地域伝統文化継承と共に観光資源価値が重視され、観覧席が柱毎に分割販売されました。 前回時間制約のある観覧席購入者から苦情が出ない様に時間厳守が徹底され、氏子から『誰の為の祭だ』と苦情が出ましたが、今回はその心配ありません。 山出し祭中止決定後キャンセルに追われる温泉旅館ニュースが流れました、逃がした魚は大魚です。

【茅野市広報より転載】
長野県内は善光寺御開帳も大賑わいです。 触るだけで御利益があると言われる回向柱抗菌処理や、境内入場者数制限の感染対策が取られてますが、マスク除けばコロナ前GW風景と何も変わりません。 高速渋滞ニュースも昔通り、小仏渋滞は30km越えるでしょうね。


ではまた。

3月中旬のギアチェンジに想う

[お知らせ]7/2一部改訂しました


4月4日更新拙ブログでお知らせした様に、諏訪の伝統行事、上社4月初旬、下社4月中旬開催予定だった御柱祭山出し祭が中止されました。 中止決定の2月末は蔓延防止等重点措置が延長され第6波がいつ収まるとも知れぬ状況、県感染警戒レベルは上から2番目の5で、それまで4以上で全ての会議・イベント中止だったので致し方のない決定と納得できました。

【トレーラー搬送される上社8本の柱】・・・4/4更新記事より
感染者増加が続く中で病床使用率低下を根拠に蔓延防止等重点措置が解除された直後に空気が一変しました。 4月初旬の長野はマラソン3年振りの開催、昨年延期された善光寺御開帳の4月からの開催が決定しました。


病床使用率低下は基準変更で自宅療養者が増えただけで、蔓延防止等重点措置が2月20日で延長なし解除だったら、開催判断を半月遅らす事ができたら山出し祭は多分開催されてたと思います。 準備時間が掛かり最悪タイミングの判断で貧乏籤を引いた形になりました。


その流れを受け上社5月3-5日、下社5月中旬の里曳き祭開催が決まりました、開催決定通知は4月16日でした。 参加者は地元氏子のみ、他地域に住む家族や親戚参加自粛要請と参加者名簿作成、個人的見学は拒否できませんが、観光ツアー受け入れ中止での開催です。

【御柱屋敷に安置された御柱】・・・茅野市広報より転載
開催決定時は県内感染者過去最高800人超えの時期で、4月20日には病床使用率25%超えで県内医療警報が発令されました。 しかし開催疑問視や準備期間不足への苦情は聞こえず、里曳き祭開催の喜びが幾層倍も大きいからと思いますが、豹変振りには???です。


6年前は前四で実質2日、事務局を務めた筆者は楽でしたが今回は本三、3日目一杯です。 当地区から前回小学生、今回高校生の若者2人がデビューします、年明けから練習用メド製作やメド乗り練習、地区名を染め抜いた祭り装束(全身約10万円)を纏っての参加です。


次回彼等は大学生か社会人、地元に居る可能性は10%程度です。 この地に定住する者にも巣立つ者にも7年(目)に一度の御柱祭は人生の節目として体内時計に組み込まれてます。


連休前の報道を見てると『3年振りの行動規制がないGW』論調一色で、第6波が4月下旬から減少基調に転じたから良い様な物の、自粛要請で巣ごもり推奨してた政府が、掌を返した様に『外出してお金を遣い経済を活性化しましょう』と言ってる様に聞こえます。

【店舗アクセスマップより】
白樺湖/蓼科方面ビーナスライン沿いショッピングモールは蓼科別荘族が食糧・資材調達に使う店で、駐車場のナンバーから人の動きが実感できます。 通常平日午後は地元『諏訪』ナンバー8割、週末は7割、それがコロナ前のGW/盆/紅葉シーズン連休には5割に落ちてました、入り込み県外客増加と地元民が混雑を避けて連休前に買物を済ますからです。


5/2の買物ついでに20分ほど調べてみました、やはり『諏訪』ナンバーは6割ほど、近場観光のご近所さん『松本』『長野』『山梨』加えても7割に届くかどうか、実に1/3が県外遠距離からの入り込み客でした。

県外車で一番多いのはいつも東京ナンバーです、蓼科は都民にとって距離・気候・観光的にも軽井沢より少し庶民的な別荘地だからと思えます。 特に選んだ訳ではありませんがメルセデス、アウディ、BMW、レクサスの高額車が並び7/9が3ナンバーでした。

首都圏では地理的に神奈川ナンバーが多いです、いつもは『大宮』『熊谷』の埼玉ナンバーを見掛けますが、この日は居ませんでした。 『習志野』含めた千葉ナンバーも結構多く、逆に茨城/栃木ナンバーはほとんど見ません、信州より北方向観光地なのだと思います。

諏訪は中央道東京-名古屋間の少し名古屋寄りに位置し、距離的にも渋滞が少ない事も含め中京圏の心理的距離は東京より近いのです。 静岡/愛知/岐阜ナンバー揃い踏みです。

関西圏は高速で400kmとかなりの距離ですが、連休には必ず数台見掛けます、この他には『和歌山』『和泉』『京都』等です。 今回調査の遠距離チャンピョンは『鳥取』でした、4月29日に買物に行った嫁さんは『帯広』ナンバーを目撃したそうです、日本海フェリーを利用すればそれほど無理なドライブではありません、筆者も2度北海道へ行ってます。


◆それにしても
周囲の様子を見て一斉に右へ倣えするのは日本人の特質ですが、第6波収束傾向が見えない中での大幅移動制限緩和は、ワクチン接種率が高くなったとは言え危うさを感じます。

【長野県庁HPより】
5月2日佐久圏域警戒レベルが5から4に引き下げられましたが、他圏域は5のままで毎日複数の集団感染が報告されてます。 第7波が来て重症化リスク・致死率が高く、再び行動制限伴う発令をしても一度緩めたたずなを引き締めるのはまず無理ではないかと思います。


ではまた。

Hyper-G Evo➎メイン基板製作 その2

サッパリ人気ありませんが、Hyper-G Evoメイン基板の製作を続けます。

前回その1に恥かしくて書けませんでしたが、様々な製作容易化手段を実施してなお、コテ先当ててもリード線がない部品挿し間違えが発生し、細かな作業の限界を感じてます。


3-3.ラッチ回路の部品実装(cont.)
発注した不足部品が到着したので、ラッチ回路を完成させます。

➊ラッチ回路コンデンサ1μFを電源入力側(写真左)+で、抵抗2本も一緒に挿します。
➋半田付け余分カット、パターン半田濡らしで、黄丸抵抗2本電源側は足曲げだけです。

➊ショットキーダイオードリード線は1.2mmで基板穴に挿せません。
➋基板穴を1.3mmに広げると、穴径拡大でランドはほぼ消失します。
➌パワートランジスタ高さを超えない様に基板から浮かせ、極性に注意して挿します。
➍裏から見て右側は足曲げしてあったポリスイッチと抵抗リード線を使い半田付けし容量強化します、左側はリードカットだけです。


3-4.8ピンICx2個と下側の部品実装
コンパレータ/オペアンプICと周辺回路の実装です。

右下部33kΩとジャンパー線2本は出力回路で実装済みです。

➊コンパレータICを挿しました、写真右奥が1番ピン、ポツマークのある方向注意です。
➋ジャンパー線/33kΩ足曲げしてあったのを8/7番ピンへ、4番ピンも半田付けしました。
➌5番ピンVcompラインへ104Zと半田付け用電極を挿します。
➍104ZのGND側を足曲げしてポリスイッチまで容量強化します。

➊黄丸ジャンパー線2本と103Z/10kΩを挿します。
➋コンパレータIC 5/6番ピンラインを半田付けしました。
➌黄丸ジャンパー線3本と100μFアルミ電解コンデンサをを挿します。
➍足曲げしないで半田付け余分カット、パターン半田濡らしです。

ここでオペアンプICを挿して半田付けします、写真右上が1番ピンポツマークはコンパレータICと同じです、回路基板らしくなってきました。

実の処、現在へ並行して進めてる給水塔の物作りは楽しいですが、Hyper-G Evoメイン基板製作は苦痛です、ミス連発で衰えを実感させられるからです。 でも完成の喜びを味わうのに避けられないプロセスでここは我慢です、嫌な事は早く済ませたい、先に進めます。


3-5.IC上側の部品実装
次にIC上部の部品をラッチ回路側から実装します。

右がピークホールドコンパレータ式保護回路、左が三角波発生回路です。

➊コンパレータIC 2番ピンの2.7kΩ、3番ピンの103X、4番ピンのジャンパー線を挿します。
➋2.7kΩ電源側と103Z GND側は足曲げして容量強化です。
➌保護回路基準電圧作成BAT43を挿し、3番ピンに被覆線ジャンパー線を挿し、、コンパレータIC全ピンラインを半田付けします。
➍ジャンパー線を基板反対側、足に電極加工した電源出力⊖BAT43に半田付けします、これで新たに追加したラッチ回路、ピークホールドコンパレータ式保護回路実装完了です。

➊矩形波/三角波発生回路右側から実装です、2.7kΩ3本とジャンパー線を挿しました。
➋足曲げしないで半田付け余分カット、パターン半田濡らしです、実態は盛ってます。
➌33kΩ3本挿しました、ここは選別不要です。
➍足曲げしないで半田付け余分カット、パターン半田濡らし、電源ラインだけ足曲げして容量強化です、リード線あれば半田盛り不要です。

➊103ZとGNDジャンパー線3本を挿します。
➋ここは足曲げして半田付けし容量強化します。

Hyper-G Evoメイン基板2枚が8割方完成しました。 平均すると中2日更新1回分に充てる時間は1-1.5日ですが、この基板製作はやり直し含めると2.5-3日必要な自転車操業です。


ではまた。