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機関庫の置くだけ給電方式は、ユニトラックとPecoフレキ混在の路盤構造や、機関庫設置高さが決まらないと決定できません。 先にKATO車止照明の合わせ込みを行います。
◆KATO車止照明の合わせ込み
以前ユニトラック端数レール調達のついでに入手したKATO照明付き車止を使います。
ヤグラタイプ車止後方に点灯式停止標識が立つ構成です。
台紙裏の説明書によるとレール給電で消費電流は15mA/12Vです。 停止標識は都会終端駅設置にも十分な高輝度で、ローカル駅には低輝度化が必須です。 またポイント開通時しか点灯しないのは製品性格上仕方ありません、これを12V給電時点灯式で使用します。
早速機関庫と点灯試験しました。 予想通りの高輝度で矢羽がが識別できないほど光り輝き、前面を照らし出す明るさです。 違和感がない様に機関庫内明るさより少し明るい詰所並みを狙い値にします。 ザッと15mAを1/3~1/5にする必要がありそうです。
分解すると室内灯ユニットに似た構成で、ブリッジダイオードで両極性対応し、CRDにより約5V以上輝度一定です。 わずかな電流なので、1A以上流れるポイントやクロスレールにTOMIXが使ってるコイルバネ使用でもOKですが、真面目なKATOはポツ付きリン青銅バネを奢ってます。 12V電源化で不要になるこのバネを機関庫置くだけ給電に流用します。
12V給電ならブリッジダイオード不要ですが外すと面倒なのでそのままにします。 点灯時各部電圧を当ると、ブリッジダイオードとCRD間にチップジャンパーが入ってました。
まず分解しました、パチン止めなので簡単に外れます。 道床不要部、基板がない先端スロープ10.5mmを切除しました。
反対側の道床はユニジョイナー部分をハイパーカットソーでレールごと切除しました、車止は通電不要なのでジョイナー使いません。 ジョイナー部の枕木切れ込みやジョイナー自体ない方が見た目もスッキリします。
車止レール両側の道床/レール切断で66mm製品が49.4mmに短くなりました。 この効果は同じ加工で使う構内1/2番線では有効長にダイレクトに効くので非常に大きくなります。
さて本題に戻りLED低輝度化です。 CRDを5/3mAに変更するのが王道ですが部品調達面倒です。 次にCRD抵抗置き換え法がありますが、筆者手持ちは電流1/5の2.7kΩリード抵抗しかなく、確実に道床内干渉回避するには3216チップ抵抗が必要で100個単位販売です。
以上使用部品都合もありますが何より小さな部品を付け替え最終仕様決定の半田付けが億劫で、変更容易な物理的手段を採用します。 県道洞門照明をグレーサフ吹いたLEDのマスキングテープ外しを忘れて組立完了し、電流増で対処した失敗経験が背景になってます。
【先行試験画像を使用してます、最終仕様同等です】
➊案ずるより産むが易し、Hyper-D15V PWM電源電圧2Vのオリジナル輝度計測です。
➋グレーサフをムラ吹きでなくサッと全面吹きしたマスキングテープをLED発光面にに貼りました。 過去の経験智に照らして明るさが約1/5に減り、マスキングテープで赤味が少し増えました。 恐らく狙い値近くになっており、これで組み上げ確認します。
バネを外して電極に給電線を半田付けし、左側の穴から裏へ逃がします。
[重要なご注意]黒配線半田付けバネ基板ランドは1個ですが、赤配線半田付けバネ基板ランドは左右2個に別れており、双方に半田付けしないと点灯しません、半日悩みました。
参考に非点灯状態画像も掲載します。 輝度管理可能な電子部品による電流変更に比較すると再現性に難点がありますが、感覚重視の簡便法として十分実用になると思います。
基板を嵌め込んた裏側はこんな具合、目一杯全長短縮したのが解ります。
ビフォア・アフターで差が歴然としてます、矢羽根が判別可能で前方も照らしてません。 ほぼ狙い値に収まりました。
機関庫を通して見ると少し明るく感じますが違和感を覚えるほどではありません。 マスキングテープで増えた赤味もローカル線っぽくていい味出してます。 まっ、最終的に明るさ下げたければ、蓋開けてグレーサフ筆塗りチョイチョイです。 今回はここまでです。
ではまた。