雪崩覆いの製作⑤クロス材取付
今回は64本のクロス材取付、どんどん数が増えます(汗) 図面からクロス材寸法を追えますが、現物合わせが一番確実です。 失敗しても目立たない山側からです。
1mmプラ丸棒で現物合わせしました。 1.2mmH材溝幅では全く無理と考えてましたが、若干タイコが気になるものの、このまま行くかと思わすほど馴染んでます。
クロス材が入るエリアは平行四辺形なので2本の長さが微妙に異なります。
長い方が26.5mm。
短い方が26.3mm、0.2mm差でした。 クロス材に使用する0.8mm真鍮線はプラ棒基準で切ります、寸法計測は材料取りの検討目的です。
クロス材組込みは継板のない内側から行います。 0.8mm真鍮線を入れました、寸法的には片側0.2mmタイコになりますが、目視では全く気にならずこれで決定です。
上下関係が一定になる様に右上から左下を先に組みます、曲げ癖が付かない範囲で撓ませパチンと入る長さです。 次に左上から右下を組み、土台部分で瞬着固定します。 最後に継板を接着して下段完成です。 本来上部にもある継板は組立都合で省略します。
谷側も現物合わせします。
そしてひたすら同じ作業を繰り返し、継板を貼って谷側下段が完成しました。 クロス材32本を取り付けながら考えました、上段もまた同じ事やるのかって。 窮すれば通ず、突然閃いた横柱に穴開けて上から通す工法、クリア材だから可能な事で、災い転じて福となすになりました。 ただしH材溝幅1.2mmなので適用可能は18/32本です。
0.9mm穴を斜めに空け、真鍮線を通し写真状態から1.5mm引き戻してカット、再セットして瞬着で横柱側を固定すればOKです、18/32に使えれば大成功です。
横柱に穴を空け上から18本のクロス材を取り付けました、大きな工数削減でした。
残り14本は下段と同じ工法、山側の現物合わせです。 線径0.2mm差は拡大して見ると解るけど完成したらわずかな違い、プラ棒なら1/5の手間で済んだなどとグダグダ考えながら山谷各7本のクロス材を取り付けました
切断面ヤスリがけやピンセットで摘み下地処理のサーフェーサーを剥がしてしまった部分もありますが、難物のクロス材と継板取付が完了し両側面が完成しました。
再び勾配を付けて並べ眺めてみます。 山側がコンクリート壁の実例も多く、従来線落石止めもそうしましたが、倍の手間をかけてもこの方が見栄えがすると満足してます。
ではまた。