Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

『ぎっしゃ』さんからの届き物 後編

◆昨夜の独り言
古い記事が注目され直し1位に返り咲いたのやら、●●●ング操作技術マスターすればできない事は何もないのやら、信用穢されっぱなしのブグ村事務局に動きはない・・・。

【生野駅を離れる下り急行】
前回の続編です、サポート付きは筆者のウデと視力ではとても無理と拒否反応でしたが、せっかく作っていただいたテストピースを活かし学ばないと『ぎっしゃ』さんに申し訳けありません。 そこでテストピースの細部調査を行い仕様を詰めました。


4.テストピースの細部調査
4-1.恐るべしサポート
前号に「サポートとはプラ部品ランナーの様な物」と書き誤解を与えたかもしれません、機能はその通りなのですが形状はそんな生易しい物ではありません。

サポート付きテストピースを横から覗き込むと、使用する南面壁を林立するサポート足が支持してます、半端な数ではありません。

裏から見るとサポート足が丸ポツに見えます、数えると69本でした。

しかも拡大すると窓桟の細い部分ににもサポート足があります。


4-2.サポートを外す
テストピースの気楽さと『ぎっしゃ』さんのお薦めもあり、サポートを外しました。

カッターで全面一気に切りましたが想像以上の抵抗で5ヶ所にクラックが入りました。
中央サポート足残り最小切断部にクラックや窓桟折れがなく、部品近くで切断しても部品ストレスは大きくない。 周囲から順次足残り最小切断が良いと思われる。
両端サポート足残り最長切断部もクラック発生ないが、切断必要力が大きい。
結果的にサポート足斜め切りになった部分にクラックが集中発生しており、ストレスが大きかったと思われる。

そこでもう一つのサポート付きテストピースを周囲から順次足残り最小切断したところ、クラック発生なし段差付き細い窓桟破損なしで分離できました。 サポート切断カッター刃はこの状態、綺麗な仕上げには一切り毎に刃を折り取る必要がありそうです。


4-3.肥厚現象の影響
サポート付きは肥厚現象がないメリットがあるハズです、肉眼では解らないのでカメラの目で差を見ました。

右がサポート付き引き違い戸窓枠段差表現で壁厚1.5mm、断面形状はシャープです。 左がサポートなし横積層、壁厚1.1mm、断面触感はボテッとしておりノギスで計ると1.2mmでした、でも実用上は問題になりません。

ところがサポートなし横積層窓枠部分を拡大するとこの通り、プラットフォームに接する室内側が肥え太り窓ガラスコーナーが鈍ってます、「こんにちは肥厚現象」です(笑)、昼景で気にならなくても夜景で問題になり修正が必要です。

角ヤスリでひと舐めしては写真撮影確認作業になりますが、十分修正可能です。

一方サポート付きは窓ガラスコーナーがキチンと出てます。 その替わり窓桟部サポート跡修正が、ガラス密着度含め3軸必要で高難易度作業になります。 『ぎっしゃ』さんは「たいした手間じゃないから双方」と言ってくれてますがサポートなしで決まりです。


5.図々しい依頼とありがたいご提案
5-1.側面壁に屋根妻面一体化
7個のテストピースにイメージ確認用東面壁が含まれてました。

縦積層、引き違い戸表現は最終仕様と異なりますがイメージはピッタリ、後工程を考えて気付いた事があります。

屋根を乗せる妻面(オレンジ部)が側面壁と一体化すると非常に好都合です。 更に西面は住居部と接し壁不要ですが、側面壁が2枚あると屋根設置・遮光に便利です、図々しくお願いし作っていただけることになりました。


5-2.『ぎっしゃ』さんご提案
ストラクチャ製作のキモをご存知だからこそのありがたい提案をいただきました。
壁接合面45度カット
突き合わせてアングル材または角棒で外観がスッキリ仕上がります。
成形樹脂グレー化
遮光性が大きく向上します、遮光材要否を製作時確認します。
トタン屋根部品製作
自作予定でしたが屋根部品まで作っていただけるとの事で、GM未塗装組立キットと同じレベルでドライブインを製作できる様になります。 それに瓦屋根材は各種ありますが、安普請のこの建物には錆び止め塗装したトタン屋根の方が似合います。

筆者提出追加情報は、本線築堤崖下に位置し、車窓からしか見る事ができない北面壁図面だけです。 仕様が固まりましたので、お忙しい『ぎっしゃ』さんの都合に合わせ、3Dデータ作成、検図、部品作成、ドライブイン製作とゆっくりしたペースで進みます。


◆ブロ友はありがたい
ブログやってなかったら『ぎっしゃ』さんの知己を得る事もなく、今回の様にお助けいただく機会もなかったでしょう。 世代・コンセプト・得意分野やレベルを超えたブログを通じた交流は大きなメリットだと思います。 筆者も恩返ししなくちゃね。


ではまた。

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