Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

『ぎっしゃ』さんからの届き物 前編

1.メール便
先週始めメール便が届きました、差出人は『ぎっしゃ』さんです。

暑さ2cmほど、ハハーンあれだな、もう来たのと思いました。

【拙ブログ2019.05.04更新】
『ぎっしゃ』さんから「何か困ってる事ありませんか?」の問いかけに、実は・・・とドライブイン壁の窓桟製作法の話をしたら、「3Dプリンターで作ってあげますよ」とありがたいお申し出があり、図々しく乗せていただいた話を上記更新に書きました。

【『ドライブインの設計』より転載】
どんな物を作りたいのか設計図がないと話が始まりません、頭の中にあったイメージから最初に内部設計図を作成しました。

【同上】

【同上】

【同上】
それを展開しブログ上で公表した上記3枚の壁図から3Dデータを作成し、3Dプリンターで出力したテストピースを送付していただいたのです。


2.3Dプリンターのお勉強
この話が出るまで筆者の3Dプリンター知識は表面的・一般的に過ぎませんでした。
3Dデータを元にインクジェット技術応用で立体造形物を作る機器。
高価で企業試作品に使われたが、基本特許切れ後に安価な製品が出て普及した。
米国で銃製作法が公開され、国内外で議論や関連する事件が発生した。

開封すると正面(南面)壁6種、側面(東面)壁1種、全部で7個のテストピースが入ってました。 ラベルに「サポートあり」「サポートなし」「縦積層」「横積層」初耳の言葉が次々出てきます。 困りました何が違うのか全く解りません。

同梱された解説とネット情報のにわか勉強で以下の事が解りました。
3Dプリンターは下層から上層へ樹脂を積層して造形する、層を薄くすれば精度が向上するが製作時間はそれに応じて長くなる。
使用樹脂は紫外線硬化、熱硬化、粉体+接着剤等様々なタイプがある、これは『ぎっしゃ』さん使用機器で決まるので筆者は知る必要がない。
サポートとはプラ部品ランナーの様な物で、付ける事で部品本体の仕上がり精度が向上するが切り離しとその部分を仕上げる手間がかかる。
サポートなしの場合は最初に積層する層のプラットフォーム定着度を確保する為、元データより厚くなる肥厚現象が発生する。
縦積層は壁の下部から上へ積層するので、一面でなく多面同時造形ができる。
横積層は壁の室内面から室外面に積層するので、壁単位の造形しかできない、一方細い窓桟造形には横積層が適している。


3.テストピースの確認
3-1.サポートなし縦積層

下から積層した縦積層テストピースです、サポートなしなので下部が土台の様に張り出してます。 確かにこの製法なら壁毎でなく複数壁同時造形可能な事が実感として解りますが、壁組立不要でも塗装・遮光・室内製作は逆に難しくなってしまいます。


『ぎっしゃ』さんは筆者が設計に書いた引き違い戸までデータ化してくれたので、奥まった窓桟厚が薄くなり細く見えてます。

KATO製民家を確認したところ、実際は引き違い戸をフラット表現してます、製法制約で細さが違って見えるより段差をなくした方が良いと考え、段差なし0.5mmでお願いする事にしました。


3-2.サポートなし横積層

この状態で下から積層するので壁毎部品になると良く理解できます。 手の触感で肥厚が解りますが、必要部分だけ削れば十分使えます。 何といっても細い窓桟表現が魅力で塗装すれば遮光も問題なくなると思います。


3-3.サポートあり

サポートありは壁下部形状がシャープですが窓桟にサポートが付いてるのを見た瞬間拒否反応(爆)、ウデと視力、特に遠近感が低下した現状では窓桟壊すの100%確実です。


その後『ぎっしゃ』さんとのQ&Aや仕様打合せ、更に図々しさついでのお願いなど、最終形に向けた話が進んでますが、それは後編に譲ります。


◆冬越し姿放置水田のその後

【冬越し姿のままの水田】・・・5/19撮影
2週間前苗受渡し所が開設され半分近い水田の田植えが終わった時に、まだ冬越し姿のままだった写真の4枚の水田、今年は耕作放棄?と様子を見に行きました。

【同上位置から】・・・6/3撮影
アララ田植え終ってます。 途中経過見てませんが、水入れて大型機械で田起こしとしろかき一気にやって、数日置いて田植えした様です。 昔ながらのやり方で手間ヒマかけた米作りする●●さんの水田と大違い、良し悪しでなく多様化なのでしょうね。


ではまた。

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