AさんのHyper-G製作記④
Hyper-G基板完成したけどlofthonsenさん次どうするの?。 『「テスター使えれば十分です」って書いてあるけど、動作確認方法どこにもないぞ。 最後まで面倒見てくれないと『作れますよ!』なんて言えないよ!』って注文付けて待つしかなかった。
【『AさんのHyper-G製作記①』より転載】
そしたら『Hyper-Gテスター動作確認法』が公開された、言ってみるもんだね。
9.動作確認
9-1.非通電試験
持ってるのはコレ、10年前にホームセンターで買った千円チョイのポケットテスター、レール通電試験で何回か使った程度、これでホントに動作確認できるのかな? プローブをワニ口クリップコードで咥えると使い易いね。
この記事通りにやってみよう。 先に端子にピンを6本立てた、部品面から試験できて楽だからね。 テスター電池が生きてて良かった、動作確認問題なし。
最初は電源とGNDの抵抗値測定、結果は21.75kΩ、記事より少し高いけど約22kΩだからOK。 その後のGND・電源導通試験も全部クリア、第一関門突破~。
9-2.通電試験
【『Hyper-Gテスター動作確認法①』より転載】
部品ストック調べたら③と④はあるけど、太いビニール被覆線なんて普段は使わないから持ってない。 でも2CHだと電源入力は容量2.5A以上って書いてある。
で、近くのホームセンターにこんなのあった。 1mあれば足りるけど、制御パネルから遠いフィーダーまでの配線にも使えそうだから買ってきた、¥800也。
DCジャック構造を良く見てセンタープラスで2本半田付け、センターピン咥えるの難しいからマイナス側を小型ワニ口クリップコードで咥えて導通試験、バッチリOK。
恐る恐る電源をDCジャック挿入、そっか~、逆だとIC壊れるから先に配線の確認が必要だったんだ。 電源電圧12.26V、矩形波出力電圧は6.23V、ホントだ電源電圧の半分より少し高くなってる、不良だと11V以上か1V以下って書いてあるからここまで合格!。
ここからはこの記事だね、次は三角波出力電圧の確認だ。
最初にオペアンプ7番ピンのジャンパー線、いいね矩形波出力電圧より少し低い5.75V、コンパレータ2番6番ピンも同じ電圧、半田付けのウデは鈍ってないぞ。
ホント言うと回路図見ると頭痛するし、ボリュームってツマミの事だと思ってた。 コレどうすりゃ良いんだか解らなかった。
【『Hyper-Gテスター動作確認法②』より転載】
だからこの写真あって助かったよ、理屈解らなくても形が見えれば作れるからね。
写真通り配線して、確認の抵抗値測定もOKだった。 でもね、この配線したら回路図になるのって今一つ良く解らない・・・。
ボリューム配線半田付けしてB CHから確認、ツマミ回したら、アリャリャ出力電圧0Vのまま、チェックポイント電圧も変化しない、変だなあ~。 裏返して関係する場所調べたらリード線が曲がってショートしてた、半田OKでもリードカットは要注意だね。
他の所も余分なリード線をニッパーでカットして再試験、今度は大丈夫、0Vから12.26Vまで連続可変した。 続いてVcompを付け替えA CHを確認、こっちも同じ様に出力電圧が変化した。 これで出力回路動作確認完了だね。
エート次は速度調整回路か、ボリューム電源側とGND側をA CH端子ピンに付け替え動作確認とゼロ調整だ。 そんなにセッカチじゃないから常点灯目盛1.3、40度くらい回して調整した。 常点灯ボリューム最大は3.47V、これだけ調整範囲あれば十分だ。
最後にB CH確認とゼロ調整で動作確認完了って思ったら調整できない。 常点灯ボリュームと速度調整ボリューム回しても出力電圧12.26Vのまま、出力回路動作OKだったのに何でこうなるの?、こりゃおかしいぞ。
で、裏面をも一度良~く見たら抵抗の足がイモ半田になってた、同じラインにまだ付ける部品あるから、穴埋まらない様に半田少なくしたのが原因だね。 コレ考えると部品種類ごとじゃなくて、ラインごとに部品付けて半田付けした方が良さそうだぞ。 ココに半田流したら正常動作、ゼロ調整して動作確認完了~。[続く]
★筆者註
最後の半田付け不良は筆者が実際に犯したミスです。 部品毎、ライン毎、前者は誤挿入防止優先、後者は半田付け不良防止優先です。 やり易い方法を選択してください。
ではまた。