Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

諏訪大社御柱祭 神意は・・・

2月14日の抽籤祈願御祈祷最終日の様子をお伝えしたので、結果について簡単にご報告。

2月15日抽籤式は午前10時半から、8時半に諏訪大社上社に到着した時、すでに千人近い氏子が集まっていました。 前日から一変、小雪が舞い寒風が身に凍みる気候でした。 9時過ぎには「抽籤結果は如何?」と、参道を次々に氏子が詰めかけてきます。

抽籤会場に入れるのは地区代表者のみ、抽籤の様子はTV実況中継され、パブリックビュー画面が設置されています。 NHK長野を含め地元メディア各社が取材に来ています。

籤を引く8名の抽籤総代が紹介され、抽籤式が始まります。 籤は3回、最初の籤で昇殿順番が決まります、どの地区が上座に着座するか公平を期すための知恵と思われます。 2度目で籤を引く順番を決め、最後が本抽籤です。 筆者の所属地区は4番目でした。
3番籤が終了しても、各地区が希望する上社正面左右に建つ本宮一と本宮二は出ません、当地区の順番、残り籤5本中の2本と地区の期待が大きく膨らみます。
諏訪大社2016.2.15A

抽籤結果発表時の様子です。 落胆の声を上げる氏子、絶句して目が点になった氏子も多かった様です。 結果は『前宮四』、8本中一番最後に曳行される一番小さい御柱です。
(とは言っても、太さ90cm、長さ17-18m、推定重量7-8tの大木です)
諏訪大社2016.2.15B

本宮一は6番籤までに出ず、7番籤の抽籤総代が残り2本から見事に引当ました、その時の様子です。 翌日朝刊に凱旋将軍の様に担ぎ上げられた抽籤総代の姿が載っていました。


地区・部落それぞれで直会(なおらい)がありました、皆さんの感想は以下の通りです。
◎神様が決めたこと、不平不満を言ってはいけない。
◎先頭の3本は二日で山出し祭が終るが、最後の柱は三日間目一杯、一番長く楽しめる。
◎何事も最後が肝心、地区が祭りのトリを務める。
現実を受け入れ、納得し、前向きにスタートする為の儀式のようでした・・・。
曳行担当御柱が決まると日程が明確になり、参加者送迎場所・部落休憩所設営場所検討などなど、本番まで1ヶ月半、慌ただしく準備作業が動き始めます。


ではまた。

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