湖南電源⑥仕様変えれば簡単に決まる
『がおう☆』さんに当社入線整備業務委託対価として納入予定の湖南電源は、レイアウト制御法開発優先順位が高いのを良い事に、メイン基板完成でほったらかしでした。 最後は昨年5月22日、丸1年の空白です。
【湖南電源メインボード】・・・9Vレギュレータ逆差し破損中(滝汗)
急ぎませんと言ってくれてますが、いつまで延ばす訳にもいきません。 できれば夏にの要望を伺ってますので、希望に沿える様、ネジを巻き直します。 今後延伸線建設と並行して電源製作を進め納期内に完成させる計画です。
◆最終仕様が決まらなかった本当の理由
湖南電源の電気的仕様は1年前に決定済みでした。
【『湖南電源①』より転載】・・・2019.04.10更新
ノッチ数と各ノッチ加速特性は以上の様に合意しました。 常用ノッチ1-4、ノッチ5は急加速及び公称12V電源としての予備的位置付けです。
【前加工完了で出番待ちの部品】
その仕様に従いマスコン用ロータリースイッチ、常点灯ボリューム、ブレーキボリューム前加工を行い、メインボード完成後に納入形態を打合せました。
【まとまらない完成仕様】
ディレクションスイッチを左右切替にするとか、湖南総合運転所社紋を入れるとか細部は決まりましたが、肝心のパネルサイズなど基本仕様が決まりません。 それは当社と湖南総合運転所の電源に対する要求仕様の違いが原因でした。
【露太本線仕様Hyper-G】
当社用Hyper-Gは写真電源ケースの中にボリューム速度制御高性能電源が内蔵され、補助電源として使います。 更にマスコンブレーキ制御高機能電源2CHも内蔵しており、6Pコネクタで操作部と接続する仕様で製作しました。
つまりHyper-G高機能制御操作ユニットが二つあり、これを制御盤に組み込めば、全体として高機能運転用2CH、高性能予備1CHの電源システムが完成する構成です。
従って制御盤に組み込めば問題のない高機能制御操作ユニット裏は部品剥き出しになってます。 一方『がおう☆』さんのレイアウトは建設途上、筆者がスーパーバイザーとして制御法開発してますが、制御盤仕様は決まってません。
筆者が製作した延伸線用3CH Hyper-Gは上図ですが、『がおう☆』さんが欲しい電源は図緑部分を一つにまとめ単独で使用可能なメインCH電源と、メインCHにコネクター接続で機能する図橙部分サブCH電源なのです。 苦手な箱作りをするしかありません。
◆湖南電源の仕様
自社用は予備電源なので百均収納ボックスで間に合わせましたが、巨大レイアウトメイン電源となるとそれではみすぼらしくていけません。 市販品並みは無理にしてもカッチリしたケースに収納しないと高級電源らしく見えません。
操作面仕様は以上の通りで110x180mmサイズ、社紋を印刷かシールかは未定です、図はメインCHでサブCHは左上パワースイッチとパイロットランプなしです。
Hyper-Gディレクションスイッチはコスト優先で秋月調達小型トグルスイッチ(中央)ですが、市販電源は大型スイッチを使ってます。 湖南電源には操作性・外観優先で電材屋調達の大型トグルスイッチ+防水カバー付きを採用する事にしました。
メインCHとサブCHは6Pコネクタで接続します。 電流容量2A以上で手頃なサイズの丸型がなく、ケース加工が面倒な角型を選択するしかありませんでした。 右がケース側でパッチン止めになります。
6P接続コード仕様は1.8m、電流容量からこれ2m買いましたが被覆が分厚く硬くて重い、芯線だけ使って熱収縮チューブで軽く扱い易くする必要がありそうです。
◆電源ケース①
電源ケースは2mmアクリル板で製作します、天面は速度計表示でクリア、ボディは黒またはライトグレーで黒を選択されたので黒アクリル板を調達しました。
使用経験から加工性が良くありません、固く切断が大変、プラ鋸で真っ直ぐ切るのも難しい、でも他に適当な素材がなく仕方ありません。 テカテカした表面は黒サフを吹いて艶消しにします。 高さ検討未なのでまず底板を作ります。
①原材1枚両端から106mm切り出します、天板110mmから前後面2mmを引いた寸法です、両面テープで2枚貼り合わせて切断面をヤスリ仕上げしました。
②剥がさなかった保護紙に20mm方眼をケガキます。
③インパクトレンチ最小仕様が3mmなので放熱吸気口3mm予定でしたが、2.5mmでも問題なくチャックできたのでコーナーを除き28個の2.5mm穴を空けました。
④コーナーにはゴム足を貼って滑り止めと吸気スペース確保します。
とりあえず今回はここまでです。
ではまた。