Nゲージレイアウト国鉄露太本線建設記

運転よりシナリー重視コンセプトで、昭和40年代後半の風景再現を目指しレイアウトを製作中です。映像・画像を交えながら、製作記に加え、随想や旅行記も発信します。2016年9月より延伸線建設に着手しました。

ローカル駅舎⑬照明組込み 後編

ローカル駅舎照明組込みの続きです。 まず壁すき間の3.2mm穴から電源線を引き出して照明基板を仮置きし、常時点灯系に給電して様子を見ました。

昼間の室内見え方マル、夜景の漏光なしでした。 駅務室は電球色LEDですが蛍光灯より白く見えます、県道沿いの民家BではOKでしたが、室内壁の仕様差で見え方が異なる様です。 駅務室窓の影が複数灯でクロスした面白い形になりました。

子基板を外して駅務室LEDにクリアイエローを少し差しました。 間仕切り壁ホルダーに両面テープで照明基板を固定、差し掛け照明ワイヤーを半田付けして全点灯しました。 駅長室はマル、差し掛け灯は室内光に負けて暗いので、抵抗10kΩを3kΩに交換し1mA仕様にしました。 電流3.3倍、輝度調整は何%でなく何倍何分の一の世界です。

差し掛け下がグンと明るくなり、室内とのバランスも良くなりました。 ただ遮光材を貼ったにも係らず、一番左LED部差し掛け屋根がわずかに漏光しています。 明るさを落とせば改善しますが、程度が軽いのでこのまま許容する事にしました。

照明基板と入口灯光ファイバー位置関係はこんな具合です。 基板上の屋根裏スペースは一番高い部分で5mm弱、その中に子基板LEDを組み込まなくてはなりません。

2mm厚2.8mmx4mmプラ板、と言うよりプラ片に0.3tプラ板を鉢巻き状に接着し、中心に0.8mm穴を空けた入口灯用部品を作りました。 0.3tプラ板は糊しろです。

0.8mm穴が子基板LED電極中心に合う様に位置決めし、糊しろを現物合わせで1mm強に切って瞬着でチョン止めします。 これだけでは強度不足なので、黒い瞬着でモールドし、硬化剤を吹いて固着しました。 0.8mm穴から光ファイバーへ導光します。

照明基板に子基板を再び取り付けました、照明基板中央の0.8mm真鍮線が結果的に邪魔になっています。 駅舎屋根の棟が入口側へ張り出しているので、真鍮線右側スペースに子基板を収容するのが良さそうです。

位置合わせして光ファイバーをニッパーで切ります、端面をサンドペーパーで磨けば輝度アップしますが、折るリスクが高いのでそのまま使います。 光ファイバーを0.8mm穴へ挿入し瞬着で固着します。

遮光用黒色絶縁テープに切れ目を入れて光ファイバーを跨がせ、子基板配線を照明基板に沿わせて仮止めします。 子基板は乗っているだけで固定していません。

屋根を乗せてみると、子基板が干渉せずに収まりました、何とか難問クリアです。 入口正面からの夜景です、もう少し駅名板が読み易ければ申し分ないのですが、光ファイバーの特性上これで良しとするしかありません。 駅舎照明組込みが完了しました。


ではまた。

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